男の終い仕度 [ 安藤昇 ] (JUGEMレビュー ») 生きるもひとり 死ぬもひとり 世間体だの、健康だの、命だの、といったことにとらわれず、もっともっと生きたいように生きるべきではないか 人生は「見切り」ではないかと思うようになってきた。
振り返ってみれば、いいこともあったし、楽しいこともあった。
悲しいことも、つらいことも、理不尽なこともあった。
人生の不条理を前にして憤ることもあった。
だが、それらは渾然一体となって滔々と流れゆく大河のようなもので、一喜一憂することの愚かしさや無意味さが、少しはわかってきたように思う。安藤昇