第206回・記者クラブ楽屋裏座談会

第206回・記者クラブ楽屋裏座談会


A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


ご祝儀代わりとはいえ新生・菅内閣の支持率が軒並み60%超。一部には、デタラメ三昧だった安倍政権の退陣に対する“歓迎の声”が加算されたのでは?という声もあるが、それはともかく、まずは順調な滑り出しである。
とはいえ、新内閣の顔ぶれを見るに、閣僚の大半は留任か、横滑りの居抜き。おまけに幹事長以下、党の主要ポストの平均年齢は昭和時代を彷彿させる70歳超。もっとも「安倍路線の継続」を基本方針に掲げた以上、それもやむを得ないのだろうが、日本をどんな国にしたいのか、国家観が聞かれなかったことで、イマイチ、ピンと来ない気がするのは筆者だけではあるまい。

菅首相が就任早々、高らかに宣言したのが「国民のためになる政治」である。そしてそのための政策として羅列したのが、眼前のコロナ対策を筆頭に、規制改革、ふるさと創生、縦割り行政の打破による経済再興で、具体的には、デジタル庁の新設、不妊治療の助成、携帯電話料金の値下げ、地銀再編、ハンコ行政の是正、そして「経済を回すため」という掛け声による、先発のGO TO トラベル キャンペーンに続く、GO TO イート〜、GO TO イベント〜、GO TO 商店街〜の各イベントである。

いずれも嘘と隠蔽を駆使して大言壮語したものの、結局は風呂敷を拡げっ放しにしたままで政権を放り出した安倍政権と比べれば、分かり易く、スピード感に溢れているように見えるが、4種類のキャンペーン以外は、言うは易し、行うは難し、早急な成果を望めないものばかり。穿った見方をすれば、各キャンペーンは、目くらましのための“コマセ”であって、それ以外は「やります感」を印象付けるため、或いは「自助・共助・公助」の言葉の裏に隠された「別の恐ろしい政策」を隠すためのメニューを並べただけではないのか。

隠された別の恐ろしい政策とは何か?――それは小泉、安倍政権の経済政策の根幹だった格差拡大を促進野放しにする新自由主義の継続である。そして、菅総理の“指南役”として采配を奮うのが、パソナグループ会長の他、オリックス社外取締役、SBI ホールディングス社外取締役の竹中平蔵元総務相である。
過去の「正社員はいらない」発言に見られるように、同氏が信奉する格差拡大主義は徹底しており、今回も早々に「ベーシックインカムの導入」とその財源として「年金と生活保護の廃止」を提言している。
大多数の国民を奴隷化し、その上に少数の富む者が君臨する!――竹中氏が、国賊と呼ばれるのも無理からぬ恐るべき主張である。

これが「国民のための政治」なのか。――菅総理が、竹中氏を重用する限り、「国民」の2文字が「大尽」に置き換えられるのは必至であろう。


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「今日はCさんが、連載記事の取材で、つくば市に取材で不在ですので、助っ人としてCさんの大先輩のYさんに参加をお願いしました。テーマは分野問わずです。どうかよろしくお願いします」

「よう、久しぶり。大阪地検事件以来だから10年ぶりかな」

(握手)

「そうですね。こちらこそご無沙汰しまして。――ボチボチと言いたいが、サッパリ。面白くなくなった今のテレビ業界は昔日の面影ナシ。“午後4時30分”の夕日状態ですよ(苦笑)」

「言葉はキツイが、テレビなんて、良くも悪くもハチャメチャが命の“電波芸者”に世間の常識を求めるのは持ち味を殺すようなもの。気の抜けたコーラと同じだよ(笑)」

「コロナ自粛期間中に、ずっとテレビを観ていたのですが、どのチャンネルも工夫が感じられない安直な番組ばかり。著しい変質ぶりにガッカリの連続でした」

「新聞も同様だが、顕著なのはスポンサーの質が格段に落ちたことだ。昔ならこちらが上から目線で選んでいたのに立場が逆転。今じゃサラ金なんか上得意、欠陥住宅を売る不動産会社やインチキ工事で大枚をふんだくる外壁工事業者など、以前なら審査でハネられていた企業でも大幅な値引きを条件に『お願いします』状態だ」

「貧すれば鈍する――テレビならではの良質な番組は皆無。どのチャンネルを回しても、似たり寄ったりの企画ばかり。暇つぶしにもならないワイドショーをはじめ、ドラマだって再放送、再々放送だらけ。その合間にBS放送が定番だった通販番組が急増。これじゃあ、若年層のテレビ離れに歯止めが掛かるはずもないし、まともなスポンサーが付くはずないわな」

「それにグルメ店めぐり、旅行紹介など事実上の“広告番組”の急増も、番組の劣化に拍車をかけています」

「話は逸れますが、そうした番組の裏金的な“宣伝費”はどんな形で処理されるのですか?」

「表向きはテレビ局本体は、金銭を徴収することはないことになっているが、下請けの制作会社が、タイアップだ、ヘチマだと名目をつけて、しっかり徴収、それを担当者にキックバックするという構図になっているよ」

「テレビ局は自分の手を汚すことなく、ピンハネというか上納させるなんて汚いヤリ方ですねえ」

「上納といえば、芸能人を売り出す場合、カネだけでなく、男女を問わず“枕”まで用意させるという話をよく耳にしますが…」

「全国ネットの某局の歌謡番組に新人歌手を出場させる場合、2000万円の裏金が必要だと言われて断念したという話を聞いたことがあります」

「芸能界なんて魑魅魍魎、百鬼夜行の世界だ。そんな恐ろしい業界でのしあがろうと思えば、『カネと枕』は常識。倫理だ、道徳だなんて二の次、三の次だよwww」

「ウチも例外ではないのだが、今や新聞社・テレビ局は、報道機関というより、お上から払い下げられた土地に商業ビルを建てて大家さんになったり、“忖度”と引き換えに税金によるお上御用の事業やイベントに首を突っ込んで糊口をしのぐ状態だ(笑)」

「民放の雄といわれたTBSも、今や“TBS不動産”なんて揶揄されていますよ(笑)」

「報道の自由を盾に、社会の公器を自称するテレビ局の怖いところは、ネットに押されているとはいえ、スイッチを入れれば、どこでも簡単に観られる“最強の洗脳機関”という点だ。これは権力サイドにしてみれば、民放各局の芳しくない経営は、統制下に置く絶好のチャンス。それに電波法を盾にした締め付けを加えれば、NHKと共に民放までも簡単に“令和の大本営”になってしまうことだな」

「歴史は繰り返す――テレビ局は社会の“凶器”になる前に、いっそのこと“娯楽番組専門局”に衣替えした方が、羊頭狗肉でなくていいんじゃないですかね(笑)」

「テレビ業界の実態暴露はこれぐらいにして、小さいけどこの座談会にふさわしい土産話をひとつ。――“コマシの誠ちゃん”、“婆ァコロガシ”の仇名で知られる三木誠爺(旧姓・篠原)が、お務めを終えて出所。“官立職業訓練所”で練りに練った“事業計画”を実行に移すべく早速、活動を開始。あちこちに電話を架けまくっているらしいぞ」

「いやはや詐欺業界のレジェンドとはいえ、傘寿を迎えた“妖刀村正”の切れ味は如何にだな(笑)」

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最後にゲストのYさんから興味深い土産話まで頂戴、ありがとうございました。それでは本日はこれにて。








第205回・記者クラブ楽屋裏座談会

第205回・記者クラブ楽屋裏座談会


A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


筆者が現役バリバリの昭和の時代、ある事件の取材を機に親しくなった警視庁元マルB担当の警部ドノの快気祝いを兼ねて暑気払い。現役時代は「4課にAあり!」と謳われた辣腕ぶりは今でも語り草になっているが、退職後は「今まで悪党を退治してきて、辞めた途端に今度は“善人面した悪党”の用心棒をするのは如何なものか」と天下りの誘いを一切断り、趣味の釣りと囲碁、書道の毎日。まさに「警察官の鑑」というべき稀有な御仁である。

(前回の続き)

 ――この連載もいよいよ最後となりましたので、今回は聞きにくいこと、答えづらいことをズバッとお聞きしたいと思います。

「退職したとはいえ、警察一家の一員。パワハラ、モラハラみたいな質問は止めてくれよ(笑)」

――お言葉ですが、それこそが当欄の狙いです。容赦は致しません(笑)。まず、在職中に一番、良くも悪くも心に残る上役、同僚は誰ですか。

「う〜ん。ひと癖もふた癖もある奴ばっかりだったがなあ(笑)一番はやっぱり、世間では“落としの神様”と言われたH氏だな。最初に配属されたO暑でのことだが、顔合わせ早々言われたのが、『新兵にボーナスなんてあると思うなよ』だ」

――どういう意味ですか?

「ボーナス貰ったら“上等兵殿”にしっかり貢げよということだ。俺はH氏のオンナにステレオ一式を買わされちゃったよ(笑)」

――軍隊みたいですね。

「当時はまるっきりの体育会系だったな。部下を恐喝するんだから、えげつないわな」

――それに対して不平を言ったらどうなるんですか?

「翌日から茶の淹れ方が悪いとか、茶碗が違うとか、とにかくしょうもないことにイチャモンを付けられて、毎日が苛めだよ」

――ムリ偏にゲンコツですね(笑)。

「最近は警察学校でちょっとばかり厳しく指導しようものなら、翌日、母親から苦情電話があるというんだから…(苦笑)」

――ところで、上層部からの圧力で事件が潰れるということはあるのですか?

「ないことはないな。“組織捜査”だからな(笑)」

――逆らうとどうなるのですか?

「上意下達、問答無用。――組織の正義に異を唱えると冷や飯喰いになるのは、警察に限らず何処も同じだよ(笑)」

――翌日執行するために机に入れておいた逮捕状が紛失することがあると聞いたのですが…。

「よく知ってるなあ。――それもないことはないわな(笑)」

――Aさんは、スパイ、いわゆるSはいたのですか?

「いたよ。何事も持ちつ持たれつ、貸し借りがあっての情報提供だからな。Sがいないのは、仕事が出来ないヤツだよ。但し、それにもコツがあって、厄ネタみたいな野郎をSにしたり、一線を越えてズルズルになったりすると、ミイラ取りがミイラになってドボチン。S選びは難しいんだぞ(笑)」

――証拠を捏造するなんてことはありました?

「それもないことはないわな(笑)。俺の相棒は、他の事件のガサ入れの際に、シャブのパケがあった場合に、それを1袋失敬して、本件のガサ入れの時にそれを“転用”して、とにかく逮捕に持って行ってたな」

――酷いなあ。

「小さい悪で大きい悪をパクる。相手が相手だから、これぐらいは許されるだろう(笑)」

――昔と違って、街には到る処に防犯カメラ、盗聴なんか朝飯前、顔認証装置もバッチリ。ガサ入れでパソコンとスマホを押さえれば、ほぼ一件落着なんじゃないですか?

「便利にはなったが、敵もサルもの引っ掻くもの、『ほぼ落着』は言い過ぎだ。相手も人間、やはり最後は『人間力』だと思うがなあ」

――裏の世界でも格差が拡がっていると聞きますが…?

「悲しいかな、今は仁義よりも『カネと知恵』。富む者はさらに富み、貧しい者はより貧しくの構図は、表の世界と同じだよ」

――最後に近々、ハジけそうな事件について、ヒントでもいいですから教えてください。

「色々、教えてやりたいが、最近モノ覚えが悪くて、すまんなあ(笑)」

――ケチ!

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「どう贔屓目に見ても『功3分に罪7分』 。安倍政権の“御庭番”として活躍した功績を評価されてキャプテンの座を射止めた菅船長が操舵する『日本丸』が船出しました。岸壁を離れたばかりですが、“祝辞”代わりに新内閣の感想をお願いします」

「留任、横すべりがほとんどの居抜き内閣に、党の役職者は昭和を彷彿とさせるタヌキ爺ばかり。――国民のために働く内閣を目指すとヤル気満々だが、新内閣は、応援派閥に配慮した“安倍政治の焼き回し”というか、華なし、国家観なしのつまらない内閣だな」

「てっきりお役御免と思っていた今井秘書官も官房参与として残るし、お側用人として権力を欲しいままにしてきた杉田官房副長官や、北村NSS局長、さらにコネクティング・ルーム不倫の和泉補佐官など“官邸官僚”が全員留任とは、もうこれだけで菅内閣の“正体”が分かるというものだ」

「およそ『総合力の持ち主』とは思えませんが、“37・5度、4日間”発言を誤解の2文字で切って捨て加藤厚労相が、ご飯論法による“はぐらかし術”の腕を買われ、横滑りで官房長官に就任。また眠たいコメントを聞かされそうです(笑)」

E「留任の麻生財務相、死刑執行専門の上川法相の再任、敵基地攻撃の願いを託した岸防衛相、スタンドプレーが過ぎる河野行政・規制改革相、ワニ動画の平井デジタル相、餞別組の平沢復興相、論外の坂本1億総活躍相、井上万博相。期待薄の一語に尽きる内閣です」

「気心知れた同期の桜組、縁故組、仲間たちばかりを掻き集めた華のない内閣ですが、最悪なのは“板橋育ちの八紘一宇女史”を厚労副大臣に就任させたことです」

「みなさん、辛口評ですが、『早く仕事をしたい』との意気込みに期待したのか、なんと内閣支持率はご祝儀含みとはいえ軒並み60%以上。果たして、PR通りの『国民全体のために働く内閣』になれるのかどうか、それとも前政権に引き続き『一部の国民だけに恩恵をもたらす歪な内閣』になるのか。その一発目の試金石になると見られているのが、ジャパンライフ詐欺事件で再燃気配の『桜を観る会疑惑』。そして政商・竹中某、地銀再編のプロモーター・北尾某、携帯電話料金値下げの三木谷某らとの密接すぎる関係です。――月に叢雲花に風、お手並みを拝見したいと思います!」

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連休中ですので、今日は予定を切り上げて、この辺で終了したいと思います。ありがとうございました。


第204回・記者クラブ楽屋裏座談会

第204回・記者クラブ楽屋裏座談会
 

A:全国紙記者   B:週刊誌記者    C:民放TV記者
D:フリー記者   E:風俗誌記者    W:証券会社OB


筆者が現役バリバリの昭和の時代、ある事件の取材を機に親しくなった警視庁元マルB担当の警部ドノの快気祝いを兼ねて暑気払い。現役時代は「4課にAあり!」と謳われた辣腕ぶりは今でも語り草になっているが、退職後は「今まで悪党を退治してきて、辞めた途端に今度は“善人面した悪党”の用心棒をするのは如何なものか」と天下りの誘いを一切断り、趣味の釣りと囲碁、書道の毎日。まさに「警察官の鑑」というべき稀有な御仁である。

(前回の続き)

――前回のマスコミ批判は、なぜか“評判”が良かったみたいで、喜ぶべきか、悲しむべきか、複雑な気持ちです。

「理由は明瞭。図星だからだろう(笑)」

――返す言葉がないのが悔しいですが、今のデスククラスと現場の記者の間に仕事に対する意気込みに大きなギャップがあるのは事実です。

「意気込み云々以前に、第一に勉強不足だな。この前も義理のある人間の紹介で已む無く大手新聞の若手記者と茶を飲んだのだが、まるっきり話が噛み合わんのだから参ったよ」

――はあ(´;ω;`)

「何十年も前の事件ならいざ知らず、事件記者なら常識の数年前の事件ですら、『そんな事件があったんですか?』だもの。話にならなかったよ」

――面目在りませんが、確かにわたしも時代は変わったなあ、と思うことは再々です。ちょっと叱っただけでも、パワハラだと大騒ぎするし、泣きながら便所に立て籠もったり、ひどい場合は、母親から『ウチの子どもを虐めるな』とクレーム電話が來るし、取材より、そっちの方がストレスになります」

「記者なんて、本質はヤクザ稼業なのに自分たちは一段高い職業と勘違いしてるんだな(笑)」

――昭和の記者倶楽部なんて、煙モウモウの麻雀部屋、それもサンマ―の鉄火場だったという嘘みたいな話を聞いたことがあります。

「俺は麻雀はやらなかったが、同僚のなかには、記者たちに混じってチー、ポンやっていたのもいたよ(笑)」

――もっと遡れば、警視庁の風呂場で事件担当官の背中を流しながら“取材”した猛者もいたとか。

「それが今はブンヤたちと酒を飲むこともアウトだし、課長に取材できるのはキャップ限定とか。これじゃあ定時の発表をメモするだけのブロイラーばっかりで事が足りるわな(笑)」

――新入社員は大体、地方の支局に配属されるのですが、そこで当局に従順な記者になるよう型に嵌められてしまうのですが、それが習い性になるのかもしれません。

「お前の話は言い訳ばっかりだな(笑)――ということは、今の取材体制では、精々が当局専属広報部。特ダネなんて夢のまた夢だな」

――二の句を告げることができません(*_*)

「オッ、やるじゃないか!と目を見張るような記事がないんだもの、部数が激減するのも当然。行き着く先は、木鐸どころか、国家に都合の良い世論を形成するお抱え報道機関になっておこぼれを頂戴するか、安く払い下げた土地にビルを建てて不動産屋になるか。情けない限りだ」

――今日もボロクソですね(´;ω;`)

「海岸淵にあるTV局の敷地なんか、取得時の経緯を知れば、マジに国賊。モリカケ事件を偉そうに取材する資格なんかないわな(笑)」 (続く)

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「明日は自民党総裁選。大方の予想では菅氏が総裁の座に就くことが確実視されています。それに先立って行われた合同演説会では、私の勝手な評価では、普段はムッツリなんとかで言葉は少ない石破氏が、いささか上から目線ながら迫力ある演説で△20円だったのに引き換え、はぐらかし論法連発の菅氏と、見てくれはいいが抽象論の羅列で心に響く言葉が少なかった岸田氏は夫々▲10円、▲15円です」

「菅氏は、例によって苦労物語に始まって、迎賓館開放、治水対策、ふるさと納税 インバウンド、有効求人倍率の上昇など過去の成果を縷々並べ、地銀再編、携帯電話料金の値下げ、デジタル庁の新設に言及するなど各論を開陳、仕事のできる総理であることをアピール。残念なことに演説の拙さも相俟って冷酷、陰湿なイメージを与えたが、隠忍自重、8年近くも“わがまま坊ちゃん”に仕えたことによる人間識別眼は侮るべからず。(笑)。一部にはワンポイント的な見方もあるが、ドッコイ、一回選挙の洗礼を受ければ、案外な長期政権になるようなきがするなあ」

「菅氏は、もっと喋りが上手いと思っていたが、イマイチだったなあ。人間世界は優勝劣敗。菅氏が掲げた『自助・共助・公助』には甘えを許さない彼らしい政治姿勢が表れているよ。就任後の組閣は支持派閥に対する“恩返し”で棚卸人事になるかもしれんが、総選挙後の第2次内閣は目的のためにはシャラップ、相当強引な、たとえば金持ちと貧乏人の格差がさらに拡がる政権運営をするんじゃないかな。岸田氏は相変わらず上品すぎるから、それはそれで長所なんだろうが、必死さが伝わって来ないし、平時にはともかく混乱の時代を任せられるタマではないわな」

「顔で判断しちゃイケナイのは分かりますが、辛気臭い表情は番頭の顔です。安倍政治の踏襲を掲げていることでも分かるように、悪くなることはあっても、良くなることはないと思います」

「今までは安倍総理の火消し役でしたが、これからは自らのスキャンダルも出て来るでしょうし、果たして今までのような木で鼻を括ったような答弁で切りぬけられるかどうか。神輿の担ぎ手が派閥連合だけに、いくらガンコでも、八方美人にならざるを得ず、ちょっとしたことで安定感を欠く政権運営になるのではと危惧しています」

「菅政権は、ソツはないが、華もありませんが、官房長官として、ごまかしと“やってる感”だけの前総理に8年近くも仕えてきた忍耐力を考えれば、この手の政権は『柳に雪折れなし』。案外、長持ちするような気がします」

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今週は、市長後援会長の立場を利用した、茨城・つくば市の“陰の市長”と言われるT商事・H会長の『市役所職員情実採用レポート』は取材記者の都合でお休みさせて戴きます。悪しからずご了承ください。 以上




 

第203回・記者クラブ楽屋裏座談会

第203回・記者クラブ楽屋裏座談会
 

A:全国紙記者   B:週刊誌記者    C:民放TV記者
D:フリー記者   E:風俗誌記者    W:証券会社OB


筆者が現役バリバリの昭和の時代、ある事件の取材を機に親しくなった警視庁元マルB担当の警部ドノの快気祝いを兼ねて暑気払い。現役時代は「4課にAあり!」と謳われた辣腕ぶりは今でも語り草になっているが、退職後は「今まで悪党を退治してきて、辞めた途端に今度は“善人面した悪党”の用心棒をするのは如何なものか」と天下りの誘いを一切断り、趣味の釣りと囲碁、書道の毎日。まさに「警察官の鑑」というべき稀有な御仁である。

(前回の続き)

「今日は少しばかり趣向を変えて、覇気のなくなったマスコミを俎上にあげようかな(笑)」

――お手柔らかにお願いします(笑)

「俺たちの時代には、捜査に支障をきたすような腕ききの記者がいたが、今はブロイラー記者ばかり。定時に発表されるニュースを喜々として報道するだけ。♪楽なもんだよ お富さん♪だな(笑)」

――ご指摘の通りで面目ありません(苦笑)。OBたちにも、よく「喝」を入れられますが、今時の記者は笛吹けども踊らず。お手上げです。

「たまにシャープなネタを取ってきたと思えば、暴力団の車購入に名義を貸したり、取材相手と賭け麻雀。いじましすぎるだろう」

――お言葉ですが、Aさんの時代には無礼な夜討ち朝駆けも、酒食を共にして親交を深めるのも問題なかったのに、現在はそんなことをすると即、上からイエローカードですから、勢い姑息な手段に走らざるを得ないんです。

「何をグダグダ御託を並べとるんや。デカもブンヤも世間様から嫌われることはあっても歓迎されることはない“ヤクザ稼業”なのに体裁ばっかり気にしやがって、良い仕事ができるはずがないじゃないか(笑)」

――言い訳になりますが、ちょっと叱ればパワハラ、残業がどうのこうのと理屈をこねるし、遊軍記者に異動した途端に産休。真っ当な取材なんか無理の三乗なんですよ。

「それは堅気の発想だよ。ヤクザが堅気の真似をしてどないなるんや(笑)」

――((´Д⊂グスン)

「勝手に堅気の仕事と称しているが、『銀行・証券・ブンヤ』の本質はデカ同様、いずれもヤクザ稼業だと、俺は確信してるよ(笑)」

――反論の余地はありません(´;ω;`)

「江戸の昔風にいえば、俺たちが十手持ちなら、銀行は高利の金貸し・証券会社はバクチ場の胴元・マスコミは瓦版屋だ。マスコミなんて、社会の木鐸という旗を掲げてはいるが、人の不幸や弱み、欲に付け込む賤しい稼業に労基法もヘチマもあるかい」

――(;´д`)トホホ!――そんな賤業の中にも昔は、例外的に洞察力とヒュミント・インテリジェンスに長けた『侍』もいましたが、そんなナイスガイは、ほとんどがドサ回りなんですから…。

「劣化が著しいデカには、コンピューター、防犯カメラという強力な“味方”ができたが、君たちには“援軍”はあるのかい?」

――う〜ん。読者提供のスマホ画像とネットサーフィンによるネタ探しですね(苦笑)

「俺たちいずれも他力本願組。まあ仲良くしようぜ(ヒヒヒ)」

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『老醜が 挙って担ぐ 泥エビス』――来週15日に、ずっとタヌキ寝入りを決め込んでいた“令和おじさん”が、第98代総理大臣に就任します。総理の器じゃない、派閥政治の復活だ、痰壺が香炉になったなど、批判的な意見も聞かれますが、今回の菅総理誕生について、皆さんに一刀両断のコメントをお願いします」

『疑惑つぶし内閣』――二階幹事長と気脈を通じ、最後まで立候補声明を出さず、周囲に押される形で手を挙げるという狡猾な作戦でも分かるように、かなり陰湿な政権になりそうだが、前任が前任だし(笑)、加えて野党が輪をかけてバカだから、気は楽だろう。組閣早々、思い切った解散を打って、総選挙で勝利すれば案外、長期政権になるかもしれないぞ」

『やはり野に置けレンゲ草内閣』――番頭風情が、昨日まで仕えていた親分に代わってボスの椅子に座るのは日本人の心情には馴染まないが、Aさんが言うように安倍政権を反面教師にした政権運用を心がければ、イメージ的に故田中角栄元首相のような熱狂的な支持は期待できなくても、乱世向きの政治家として評価されるかもしれんが、如何せん人相が…」

『宦官内閣』――ご両名が指摘されたように、安倍政権と比べたら、何をやっても及第点だと思います(笑)。『総理の顔は時代の顔』――華のない辛気臭い時代になりそうですね」

『呉越同舟内閣』――野党がメタメタなので、誰が総理になっても期待することはできりません。但し、アキレス腱は、今回の立役者である幹事長だと思います。以上!」

『貧乏神内閣』――巧言令色鮮仁タイプではなさそうですが、『安倍政権を踏襲する』のひと言でガッカリ。違いといえば、安倍首相が陽気な神輿なら、菅首相は陰気な神輿ということぐらいです」

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「さて、五十嵐つくば市長の後援会会長の威光を背に、“つくばのフィクサー”を自称するT商事・H氏について引き続き議論を始めたいと思います」

「T商事の現在の代表はS社長ですが、H氏はT商事のどういうポジションに在るのですか?」

「H氏は創業者で、現在も事実上の差配者だが、対外的には『会長』を名乗っており、S社長は前妻との間にできた子供だ」

「そんな使い分けをするのは、やはり過去の“足跡”を隠したいからなのだろうな」

「そりゃあ、そうだろう。故郷から流れ流れて、何の人脈もないつくば市でひと旗上げるために地元のヤクザを後ろ盾にするなど他人には言えない泥水をたらふく飲んで来たんだもの、隠したい気持ちになるのは当たり前だろう」

「徒手空拳で成り上がるためには、それも仕方がないことでしょうが、だからと言って、市長の後援会長だなんて、市長のワキの甘さも問題だが、ちょっと厚かまし過ぎると思いますよ」

「負けて元々、そこが流れ者の強みと言えばそれまでだが…(笑)」

「例の消防士採用で口利きしたまではいいが、その消防士が強盗犯で逮捕されたことで、さすがに拙いと思ったのか、こっそり後援会長を辞任。その辺りの体の躱し方は世馴れていますが、さすがは“けもの道”を歩いてきた経験が為せる技ですね」

「つくばエキスプレスが出来たことで、秋葉原まで1時間。つくば市は今や東京のベッドタウン。手頃な価格で戸建てが買えるとあって不動産屋が乱立、ミニバブルの状態だ」

「市長の後援会のメンバーには新興不動産屋が多いが、彼らがアテにするのが、『市長は俺の言うことは何でも聞いてくれる。俺に任せれば、地目変更など一発だよ』が口癖のHだ」

「市長支持派の中には、『反社とのつながりだけでなく、Hは叩けば埃の出る身。そのうち市政を巻き込んだ“事件”になるよ』と案ずるムキも少なくないんだが、今秋の市長選では早々と反対陣営が出馬を断念。ややこしい輩に担がれた五十嵐市長の無投票当選になるというんだから、つくば市民もだらしないよな」 (続く)

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さすがにコロナ騒動に飽きたのか、替わってマスコミが横一線になって狂奔しているのが、総理大臣選びと台風。彼らの飽きっぽさと、新物喰いは不治の病です。――以上、本日はこれにて。






 

第202回・記者クラブ楽屋裏座談会

第202回・記者クラブ楽屋裏座談会
 

A:全国紙記者   B:週刊誌記者    C:民放TV記者
D:フリー記者   E:風俗誌記者    W:証券会社OB


筆者が現役バリバリの昭和の時代、ある事件の取材を機に親しくなった警視庁元マルB担当の警部ドノの快気祝いを兼ねて暑気払い。現役時代は「4課にAあり!」と謳われた辣腕ぶりは今でも語り草になっているが、退職後は「今まで悪党を退治してきて、辞めた途端に今度は“善人面した悪党”の用心棒をするのは如何なものか」と天下りの誘いを一切断り、趣味の釣りと囲碁、書道の毎日。まさに「警察官の鑑」というべき稀有な御仁である。

(前回の続き)

――警部の現役時代と違って、最近の事件は取材し甲斐のある事件が少なくなりました。

「裏社会からスターの要素を持ったフィクサーと呼ばれる大物、たとえばK、O、I、Sなど頭脳と腕力を兼ね備えた『顔役』がいなくなったことで、闇社会の秩序が崩壊。従来の闇勢力に加え、新顔のIT長者や不動産屋、金融・証券マンらが参入してきたことで、業界がボーダーレス化。ヤクザと堅気の区別がつかなくなってきたからだろう」

――不動産バブル、ITバブルが多くのスターを輩出しましたが、やはり大きなカネが動かないことが、事件自体がスケール・ダウンする原因でしょうね。

「ITバブルの先鞭をつけたリキッドオーディオジャパンを皮切りに、クレイフイッシュ、サイバーエージェ、ライブドアなど懐かしい名前だなあ」

――時代と共に社会も変わるのは当然ですが、裏社会には裏社会なりの凛としたルール、掟がありました。しかし、今ではそれがグジャグジャ。とにもかくにもカネ、カネ、カネの狂騒曲状態です。

「カネ至上主義になった現在では、高学歴の金融・証券エリートたちが、弁護士・公認会計士などとタッグを組んで、堂々と犯罪を“業”として営むんだから呆れてしまうよ」

――従来の主役たちは、彼らに資金を提供するなど側面からの援護に徹し、表に名前を出さなくなったことで、ますます“見えない事件”が多くなりました。

「昔のヤクザのシノギといえば、バクチ、興行、売春、露店商だったが、それが土建になり、不動産の地上げ、仕手筋として株価操作、そして法律の締め付けが厳しくなるに従って、企業舎弟も格段に“進化”、今ではホームレスを集めて生活保護費の上前をはねる『福祉舎弟』、病院を売買したり、経営する『病院舎弟』、老人施設を経営する『介護舎弟』、さらにはデタラメ坊主が経営する寺院を乗っ取って、脱税に利用するのは序の口で、仏像を売却したり、インチキ仏具を販売、果ては寺の敷地を売り払う『寺院舎弟』など、止まるところを知らない快進撃ぶりだ」

――しかし、よくもまあ、次から次に知恵が回るのには感心します。(続く)


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「続投か、辞任か、かねてより噂されていた安倍首相が、ついに辞任を表明しました。――お一人づつ手短にコメントをお願いします」

「2度目も持病を理由とは!――病人に鞭打つのは本意ではないが、強かったのは選挙だけの無駄に長かったチャランポラン内閣だったな」

「在任記録を更新するのを待って放り出すとは、いかにも安倍首相らしい女々しい決断だ(笑)。辞任はストレスによる病状悪化ということだが、モリカケ、桜疑惑をはじめ、防衛省の日報改竄、厚労省のデータ捏造などの不祥事の他、公約とした北方領土返還、拉致問題解決、憲法改正も、ポーズをとっただけで、すべてが不首尾ではさもありなん。正直言って自業自得だろう。前回同様、病気による遁走政権と批判されるのを避けるために用意周到に病状の深刻さを喧伝、同情を集めて辞任も已む無しというムードを演出した幕引きだけは見事だったが…(笑)」

「ポスト安倍を見渡しても、およそリーダーにふさわしくない面々ばかりです。誰がなろうと“サンドバッグ”が居なくなってしまっては、安倍一強のもと、これまでカラ神輿を担ぐことでお相伴に与ってきた“ビン詰め君たち”では、荷が重いのは歴然。強いて挙げれば、期待はできないが、両院協議会によって“ハマの苦労人”が選ばれるんでしょうねえ」

「『体調が思わしくないので、満足な判断が出来ない』というのが辞任の理由でしたが、裏を返せば、次から次に繰り出された実りなき政策の数々は、体調が十分だった時の判断ということになりますよ(笑)。誰が後任になろうと、これ以上の底はなし、少しはマシになるんじゃないですかね」

「『募集』と『募る』は違うと言い張ったことでも分かるように、無知無能を恥じることのなかった“わがまま坊ちゃん内閣”が8年近くも続いたこと自体、不思議と言うほかありません!」

「さて、前回触れた『つくば市・新入り強盗消防士事件』については、打てば響くの如く、読者から多くの声が寄せられました。」

「事件当時の地元新聞を繰ってみましたが、五月雨式に複数の犯人が逮捕されているものの、Sが未成年だったせいでしょうが、Cさんが指摘するような新入り消防士云々はもとより、五十嵐市長の後援会長(事件後に退任)・Hの関与などはまったく報道されずじまいです」

「『少年法の壁』で名前を伏せたのは分かるが、Sの職業まで触れていないのはどうかと思うが、そこはローカル新聞の限界だろう」

「田舎になればなるほど、市長は“王様”ですからね、よほどのことがない限り、忖度に忖度を重ねるんでしょう(笑)」

「本来ならば懲戒免職が当然の凶悪犯罪ですが、当のSの処分はどうなったのですか?」

「それが面妖なことに、Sが逮捕された後、消防署内で同僚の財布から金品を盗んだことが発覚したことで、本人が辞表を提出、市の処分が出される前に退職。結局、市の職員としての身分を失ったので懲戒免職は免れてしまったんだ」

「先手を打って、つくば市の『現職消防士』という身分を『元職員』にすり替えるなんて、法律的にはアリなんだろうが、姑息このうえないやり方だな」

「ところで、後援会長だったHですが、この前の話では、地元暴力団と密接な関係にあったということですが、具体的には…」

「広域暴力団が縄張りとする土浦市の歓楽街に風俗店(ソープランド)が入るビルを所有していることで癒着関係になったんだろうな。地元関係者の間では、ビルだけでなく、複数の風俗店も経営しているという?噂もあったのだが、あの手の店は、経営者として当局に届け出されている人物は大抵がダミー。何かあった時の“逮捕要員”だから、残念ながらHが関与しているという確証は得られなかったんだ」

「そういう点は抜け目ないんですね。ところで、Hは地元・茨城の出身なんですか?」

「生まれは九州らしいんだが、その後、大阪を経由して、つくば市に辿りついた流れ者だ。根っこがないから、自分を大きく見せるために、行く先々で誰かを後ろ盾にするハッタリ癖がついたんだろうな。かつてT商事と取引したことのある不動産業者によれば、とにかく虎の威を借るキツネとしての腕前は一級品で、暗に『俺の後ろには○○が付いている、と思わせる術は大したもんだ』と感心していたよ(笑)」

「その後ろ盾が、ある時は暴力団で、またある時は市長。多羅尾坂内も顔負けなんですね」 (以下次号)

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9月になろうというのに、残暑どころか、猛暑の第二波の真っ只中。何はさておき、特にご老体は、日中の不要不急の外出はお控えください。――本日はこれにて。







 

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