【敬天新聞社より】
このコーナーでは、各方面で活躍されておりますジャーナリストや情報通の方々に、座談会形式で好きなように語って頂きます。
何かの理由でお蔵入りになった話などを好き勝手に語って頂き、「社会正義の実現 」に貢献できればと考えております。

【A:全国紙記者  B:週刊誌記者  C:民放TV記者  D: フリー記者】代表挨拶
―『敬天新聞』の軒下三寸借り受けまして新しいブログを開設することになりました。「夜討ち朝駆け」の毎日、ご多忙中とは存じますが、諸般の事情で書けなかった記事、既に報道された記事の裏話、あるいは陽の目を見ることなく埋もれてしまった事件など、タブーに臆することなく談論風発、大いに内幕を暴露して戴きたいと思います。
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第152回・記者クラブ楽屋裏座談会

第152回・記者クラブ楽屋裏座談会
 

A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


事件は世相を映す鏡――あまりの暑さで脳みそが沸いたのか、それとも精神に異常をきたしているのか。今や社会面を賑わせるのは、永田町から下々まで、「ややこしい人たち」が惹き起こす事件ばかり。年寄りの繰り言と笑われるやもしれないが、昭和の時代には、良いこと、悪いことを問わず、もう少し立場をわきまえた「節度」があったのではないか。今さらながら人間の劣化を嘆いても詮無いことだが、その原因のひとつが、「今だけ、カネだけ、自分だけ」という餓鬼道まっしぐらの利己主義の蔓延。先般以来、大騒ぎのかんぽ生命の不適切販売事件然り。どうせ保険なんて他人の不幸を煽ってメシを食う虚業。何処の保険会社も似たり寄ったり。かんぽ生命以外の保険会社が真っ当とは思わないが、今回の事件で情が悪いのは、都会から田舎まで、全国24000店の「みなさまの郵便局」に対する信頼感を逆手にとった点。“横文字生命”が氾濫する昨今、昭和世代を生きた高齢者にとっては「郵便局」のブランド力は、「間違いない」、「インチキなんかするはずない」の代名詞。嗚呼それなのに、それなのに……いくらノルマをこなすためとはいえ、振り込め詐欺にも似た卑劣な手段で契約者をペテンにかけるとは、一体、大騒ぎした郵政民営化とは何だったのか。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。これも、できちゃった婚で話題を呼んだプリンスの父君の“負の遺産”のひとつと決めつけるのは言い過ぎか(笑)――そういえば最近はあふれんばかりの笑顔で郵便局の宣伝をしていたV6井ノ原快彦クンのテレビCMをトンと見かけないが、イノッチに片棒担ぎの責任はないのかしらん?(笑)

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「空には北朝鮮のミサイルがブンブン飛び、地上では日韓問題がエスカレートしているというのに、テレビを先頭に大マスコミは相変わらず東京五輪音頭で乱痴気騒ぎ。節度を忘れた過剰報道にはウンザリです」

「オリンピックもニュースには違いありませんが、報道すべきこと、国民の生活に影響を及ぼす大事なことをスルーした報道姿勢は、クレイジーの一語に尽きますね」

「テレビ局で禄を食む俺が言うのも変だが、その通りだ。今や社内はオリンピック一色。他の部署の記者まで駆り出して、まさに臨戦態勢。昭和の時代はまだ報道機関の片鱗があったが、現在は朝から晩まで、どうでもいいようなネタばかり。完全に大本営的な興行会社だ」

「テレビを観るとバカになる!」

「くやしいが、Aさんの言う通りだよ。第一、俺たちですらオンエアされた自社の番組をまともに観たことないもん(笑)」

「『お利口さんが創ってバカが観る』から、『バカが創って大バカが観る』ですね」

「しかし、よくよく考えれば、テレビが劣化した原因は、それを観る国民に在ると言えるんじゃないですか。愚劣な番組なら観なきゃいいのに、バカバカしいと思いながらもついつい観てしまうから“洗脳”されて、バカの仲間入りしてしまうんですよ。かく言う私も、ついつい時計代わりに点けちゃうんですが…(笑)」

「そうなんだよな。新聞や雑誌は、読みたけりゃカネを払わなきゃいけないんだが、テレビは(NHKの受信料は別にして)タダだもんな」

「タダほど怖いものはないんですよ、皆さん!(笑)」

「『テレビを制する者は世論を制する』――かの故田中角栄総理が郵政大臣時代にローカル局に免許を濫発したのも、人間の愚かさを読み切っていたからなんですね。今さらながら、大したもんですね」

「テレビの悪口で盛り上がっていますが、活字媒体だって凋落の度合いは似たり寄ったりですよ」

「マイナー企業の広告で埋め尽くされた最近の新聞の“紙面の汚さ”はちょっと酷いんじゃないかな」

「ちょっとどころじゃないですよ(笑)。以前だったら夕刊回しになっていたのに、今じゃ堂々の全面広告。それも相当のダンピング価格だからな。年寄り向きに活字を大きくしたのはいいが、ページ数はそのまま。結局、ひとつひとつのニュースが希薄化しただけ。これじゃ新聞不要、ネットニュースでじゅうぶんだもんな」

「週刊誌だって、かってのトップ屋の面影はゼロ。老人のSEX・葬儀・老人ホーム・相続・病院・ヌードグラビアetc――名誉棄損を恐れた腰引き記事ばかりで400円じゃ、私だって高く感じますよ」

「昔は電車の網棚に読み終えた新聞や雑誌がワンサカ捨てられていましたが、そんな風景は今は昔の物語です」

「G誌なんか、月に3回、旬刊になったのに未だに『週刊』と名乗っていますが(笑)、そのうちライバル誌のP誌も後を追うんだろうな」

「両誌とも発行部数は20万部前後。時代の趨勢とはいえ寂しい限りですが、また食い扶持が減っちゃうと思うと頭が痛いですよ」

「沈みゆく船の甲板員のフリーライターの皆さんは何処へ行くの?」

「流れ流れてネット村ですよ。供給過剰で稿料は激安、わびしい限りです」

「私も草木もなびくマンガ業界に転向しようかな(笑)」

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今日もまた愚痴になってしまいましたが、もうひと花。「最後の最期まで」をモットーに頑張りましょう。――残暑厳しき折、ご自愛ください。
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