第166回・記者クラブ楽屋裏座談会

第166回・記者クラブ楽屋裏座談会


A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


朝日新聞が45歳以上のデスクや地方支局長などの大量リストラを発表、退職金は6000万円」――全国紙、地方紙ともに年を追うごとに大幅な部数を減らしている新聞業界だが、ついに“天下の朝日”までがリストラ策を発表、取材どころではないテンヤワンヤの大騒ぎになっている。

もはやブロック紙と呼ぶのがふさわしいS新聞やM新聞の記者たちからは、「6000万も出るなんて!」と羨望の声が出ているが、高給で知られるY新聞やK通信の記者たちは「明日は我が身か」と気もそぞろ。

今回の報道を受けて、長年にわたって朝日新聞を購読してきた読者のひとりは、「最近は特に、木鐸としての使命を放棄、読み応えのある記事が載っていないのだから部数が減るのは当たり前。今回のリストラ策は高すぎる給料にあぐらをかいてきたトガメだが、貧すれば鈍する。紙面の劣化に拍車がかかるんじゃないかな」と語るが、こうした読者の新聞離れについて、現場の記者たちはどう答えるか。

「最近の新聞が面白くないのは認めます。役員たちは部数減をスマホやPCのせいにしていますが、要は中味です。毎日、毎日、時の政権に忖度しっ放しの記事ばっかりの新聞なんか、作り手の我々だって読みたいと思いませんよ。役員たちは読みたい新聞にする努力を怠ってきたことを反省せず、今頃になって『打倒、ネット!』などと3周遅れの御託を並べています。一度、落ちるところまで落ちて出直さなければ、このまま沈没でしょうね」――以て瞑すべしである


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「厚生労働省の発表によれば、2019年の出生者数が、1899年の統計開始以来、86万人と過去最少になったそうです」

「国土の面積と人口が国力の源泉だ。その人口が減少するのは、天下の一大事なのに多くの国民の受け止め方は他人事。日本沈没の日は、案外早いかもしれないな」

「人間も動物ですから、日本は個体を増やす国ではないということを本能的に知っているのかもしれませんね」

「失業率は下がったとはいえ、契約社員やアルバイトばかり。運よく正社員になれたとしても終身雇用は崩壊一途。自分のことで精いっぱいで、将来の人生デザインを描くなんて無理の2乗。こんな有様じゃあ結婚もできないし、子どもが少なくなるのも当然だ。――こんな日本に誰がしたといえば、やはり政治家ひとりひとりが、日本をどういう国にするのかという大局観を持たなければいけないのだが、当の政治家が、『今だけ、カネだけ、自分だけ』なんだから、日本沈没もやむをえないだろうな」

「我々が石蓋を担ぐ時には、冗談ではなく、現在と似ても似つかぬ日本になっているかもしれませんね」

「厚労省が、団塊の世代が75歳以上になり始める22年以降の医療費の増加に備えて、受診時の窓口負担を『原則1割』から『原則2割』に引き上げる意向だそうです」

「この引き上げで減らせる医療給付費は8000億円だが、もしそうなると75歳以上の老人は収入が減るのに負担だけが増加して、生活を圧迫することになるな」

「窓口負担を含めた2018年度の医療費は43兆円。そのうち16兆円が75歳以上の医療費で占められており、ひとりあたり年間で90万円だ。この16兆円のうち15%は、保険料と窓口負担で、残りの85%を公費と現役世代の保険料で賄っているんだから、1割引き上げも仕方ないといえば、仕方ないわな」

「身も蓋もない言い方ですが、政府の本音は『生産性が小さく、カネ喰い虫の年寄りは、徒に長生きせず、とっとと死んでくれ』ということでしょ」

「口ではお年寄りを大切にしようと言いながら、やってることは国家ぐるみの“老人虐待”。年金だって、100年安心とラッパを吹くが、今の40代未満の人たちはどうなることやら。さっきCさんが言ったように、お先真っ暗の状態で子どもを産めというのも矛盾した話です」

「悲観的な話ばかりです。何か前向きな話題はありませんか?」

「なし!――嘘つきばかりが大手を振って歩く日本に明るい話なんかあるはずないじゃないか!www」

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始終、鬱病になりそうな話題ばかり。これ以上、続けていると本当に鬱になりそうなので、本日はこの辺りでお開きにしたいと思います。次回は歳の終わりにふさわしい明るい話題をお願いします。


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  • 2020.02.17 Monday
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