第171回・記者クラブ楽屋裏座談会

第171回・記者クラブ楽屋裏座談会

A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


「なるべくしてなったトップは潔く身を処するが、なってはいけないのにタナボタ、あるいは何かの間違いでトップの椅子に座った人物は困ったことになかなか辞めないものだ」――かつて財界にこの人ありと謳われたD氏の言葉だが、さしずめ安倍晋三首相は後者に属する“困った宰相”であることに異論をはさむ人は少ないのではないか。

その安倍首相率いる政権が発足以来して8年目になった今月7日、同首相は自民党仕事始めの会で「桃栗3年、柿8年」を引き合いに出して「柿の収穫に入った」と意気込みを語ったが、さらに「柚子は9年で花盛り」と続けたことで、年内解散に備えて準備を始めていたセンセイ方は、異口同音に「ひょっとして、総理は来年までの総裁任期を全うするつもりではないか」とヒソヒソ話。

そこへ割って入ったのが、党内で反安倍を広言して憚らない一言居士氏。「冗談じゃない。アベノミクスを初め、一億総活躍、働き方改革、人生100年構想、人づくり革命、そして極めつけは憲法改正とキャッチコピーだけは一丁前だが、実質的な成果はゼロどころか、かえって甚大なマイナス。また政治生命を掛けるとまで言った北朝鮮拉致被害者は誰ひとり帰国しないし、北方領土は霧の彼方。誇るべきは在任日数歴代1位だけの無能政権にこれ以上居座られたら、マジで日本は沈没しかねんぞ」と言いたい放題。

とはいえ、党内の大勢は一強支配に恐れをなしてか、大樹の陰に駆け込むのに熱心な輩ばかり。加えて野党は野党で既得権を手放すまいと必死、吸収だ、いや合併だと、未だ足並み揃わぬまま「会議は踊る」状態というのだから何をか況や。嗚呼、与党もバカなら、未だにゴタゴタ続きの野党も輪をかけたバカ。こんな有様では、どう贔屓目に見ても、確かなのは「令和の時代はお先真っ暗」であるということだけであろう。


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「昨年来、マスコミ、特にテレビ業界の地盤沈下が続いていますが、ある調査によると、テレビを観なくなったのは、『(テレビを)観ていて不愉快になるから』というのが一番多かったそうです」

「随分と嫌われたものだが、分からんでもないな(苦笑)」

「本家までが理解を示してどうするんですか(笑)」

「不愉快の理由は、決まっていいところでCMになり、CM明けにまた同じ映像が繰り返される点だそうです」

「要するに視聴者をナメてるんだな。テレビ離れした視聴者がYuu Tubeに流れているのは、面白いところ、見たいものを短時間で観せてくれるからなんだが、テレビはスポンサーがどうの、こうので旧態依然としたスタイルのままなんだから当然だな」

「開き直るわけではないが、視聴者がどう思おうと、我々が窺うのはスポ―サーの顔色。CM料だ美味しい映像で視聴者を釣ってCMを見せるというのが、ビジネス・スキームだからなあ」

「タダで見せてやってるんだから文句を言うなというのは、上から目線の大道香具師の手口とそっくりですね!(笑)」

「2番目に多かったのが、『番組が全然、面白くない』ということだそうです」

「それは私も同感だな(苦笑)。我々が現場に居た頃と違って、テレビマン全体が、コンプライアンスだ、ヘチマだで、企画段階から保身に走っているから当然だ。とにかく新しい企画に挑戦しようとする気概が皆無。小役人と同じで、失敗して責任を取らされるのを嫌がって、すべてが前例踏襲か他局のパクリなんだから面白くないのは当たりマエダのクラッカー。そこそこ実績のあるタレントをキャステイングしていれば、たとえ数字が取れなくても免罪されるという計算尽くしだ。結果、企画も手詰まりになってしまうから、他局の企画や海外番組のパクリに走ることになるわけだ」

「散歩番組なんか、今では全局が手をつけてるんじゃないか」

「ドラマにしても、バラェテイにしても、何処も同じ秋の夕暮れ。同じようなタレントばかりで、言葉遣いもたどたどしいタレントが楽屋の裏話レベルのヨタ話で一丁上がり。司会者も、ビートたけし、明石家さんま、有吉弘之、内田光良、マツコ・デラックス、中居正弘が出ずっぱりで新鮮味なし。これじゃあ、視聴者が飽きるどころか、嫌いになるのは当然だわな」

「ドラマなんか、最近、やたらと再放送が多いのも、制作費の問題だけでなく、以前の作品の方が面白かったという証左でしょう」

「いずれにしても、テレビを観るとバカになる! ――Bさんの十八番ですが、バカでなく大バカになると訂正しなければいけませんね(笑)」

「それはそうと以前にも書いた通り、星の郷リゾート、那須烏山太陽光発電所(栃木県)、千本桜ゴルフリゾート(福島県)を舞台にした大型詐欺事件、脱税事件の当局の捜査が急ピッチで進んでいることをお知らせして本日はこれにて終わりたいと思います」

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別にテレビ局は親の仇ではないのですが、今回も彼らの悪口?になってしまいました。僭越ながら当座談会が彼らの「発奮剤」になることを願って已みません。

 

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  • 2020.02.17 Monday
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  • 07:00
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