第174回・記者クラブ楽屋裏座談会

第174回・記者クラブ楽屋裏座談会

A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


「利口が作ってバカが観る」と言われたのは昔の話。今は「バカが作って大バカが観る」――最近のテレビ番組のことである。例をひとつ上げよう。ワイドショーのテーマは、「若手俳優・東出昌大クンが女優の唐田えりか女史と不倫云々」――始まるや否や、居並ぶコメンテーターと称するB級のタレントや○○評論家たちが、侃々諤々、「東出はけしからん!」、「杏がかわいそうだ」とレベルの低い井戸端会議。はっきり言って、東出クンに限らず、ポッと出の“芸NO人”が不倫しようが、離婚しようが、どうでもいい話である。そんなどうでもいい話を、あたかも天下の一大事の如く伝える意義はどこにあるのか。番組の作り手は、心の中では、「バカバカしい」と思いながら仕方なく作っていると思いたいが、何日も連続で取り上げているところをみると、そうした思いもないのではないか。そもそも、その昔、河原乞食と呼ばれた芸能人も、瓦版屋をルーツとするマスコミも堅気の世界で生きられない人間の生業でないのか。ともに芸能界の泥水を啜った仲間でないのか。それなのに自分だけは別格と思っているのか、上から目線でスキャンダルを起こした仲間を訳知り顔で批判するとは、何様のつもりなのか。それも「さすが!」と万人を唸らせるような「芸」を持っているのならまだしも、どいつもこいつも、半端芸人や一把ひとからげの自称文化人ばかり。そんな彼らが適当に喋る「どうでもいい話」を公共の電波を使って延々と垂れ流して恥じないテレビは、百害あって一利なしどころか、「人心を破壊する凶器」になりつつあると思う今日この頃である。

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「連日、NHKで中継されている衆院予算委員会の安倍首相の答弁の稚拙さには、唖然、茫然、苦笑いの連続です」

「嘘つき、嘘つきの連発だなんて、ヘタなコントより面白い子どもの喧嘩レベルだな(笑)」

「個人的にはいい人だし安倍首相は好きな政治家なんですけど、原稿がないと満足な答弁が出来ないなんてガッカリ之介ですよ。中味はスカスカだけど、原稿なしで自分の言葉で喋る小泉環境大臣が立派に見えます」

『この総理の理屈が通用するのなら、日本中すべての自治体議員、国会議員が行なう後援会の親睦会などはたとえ何千人であっても、総理と同じやり方“安倍方式”で、ホテルの領収書をひとりひとりに渡してやれば収支報告書に不記載でも違法ではない、ということですね? 総理、ここで、日本中の自治体議員も国会議員もやってもOKですよと太鼓判を押してください』 ――例のニューオータニの『5000円食事問題』について辻本某女が、政治資金規正法違反ではないかと質問したところ、その答えが、ナント!『まさに領収書をお渡ししているわけでございまして、そういう意味におきましては、(自分と)同じ形式であれば問題ないということであると私は考えております』 。――語るに落ちたというか、開き直った確信犯の言い草です 」

「それと、ふたこと目には、九兵衛、九兵衛って何度も口にするのも、まるで宣伝してるみたいで見苦しいですね」

「他に『まさに』『いわば』もしょっちゅう使ってます」

『募集』『募る』が違う意味だと言い張るんだもの、 『無学者論に負けず』の典型だな」

「自分の非を衝かれたら、反省するどころか、咄嗟に相手の非をあげつらって反論するのも、幼児性丸出しです」

「このところ顔色が冴えませんが、半年後に迫ったオリンピックとコロナウイルスで目先を変えられると思っていたのに、延々と『桜を観る会問題』を責められているせいでしょうね」

「目下、連日トップ記事扱いの新型肺炎ですが、ちょっと騒ぎ過ぎ。これと官邸、マスコミ合作の桜逸らしの話題作りとさえ思えなくもありません」

「これまでも、はぐらかしと誤魔化し、嘘の上塗り、隠蔽で何度もピンチを切り抜けてきた強者だけに、時間が経てばウヤムヤに出来ると妙な自信を持っているんじゃないかな」

「窮すれば『閣議決定』という伝家の宝刀もあるし…」

「マスコミは『異例』というオブラートで包んでいましたが、検察庁法違反の疑いという声があるにもかかわらず、東京高検検事長の定年延長を強行するなんて無茶苦茶の極み。あれって形を変えた指揮権発動じゃないんですか。ホント、権力というのは自己保身のためなら何でもやっちゃうんですね」

「今や日本は法治国家でもないし、民主国家でもないということが、実証されつつあるな。いいリーダーに恵まれれば、いっそのこと独裁国家の方が国民にとっては幸せかもしれんぞ」

「検察といえば、収賄で逮捕された秋元司議員ですが、最後はカジノのチップまで含めて、わずか760万円で捜査終結になりました。田舎の県会議員ならともかく、この金額ではいくら何でも国会議員に失礼千万。 『最強の捜査機関』の看板が色褪せて見えます」

「とにかく、アベノミクスが好例だが、キャッチフレーズは恰好いいが、中味はスカタンというのが、安倍政権の特徴だ。これだけ失策が続けば、野党に政権が移ってもおかしくないのだが、その野党が輪をかけてグダグダ。結局、問題は多々あっても、自民党でいいじゃないかということになってしまう悪循環の繰り返し。巨人軍じゃないけど、残念ながら『自民党は永久に不滅』だろうな(苦笑)」

「政権を変えるのは選挙しかないのに、その国民が政治に諦めているせいでしょうが、自民党が不滅なのは、投票率が50%チョボチョボだからですよ。投票年齢を18歳に引き下げて、このザマなんですから、仮に総選挙があっても政権交代はまず無理でしょう」

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今日もまた横丁のご隠居の愚痴?になってしまいました。が、愚痴で済むならともかく、気になるのは『天変地異は治世の乱れ』――大地震が起こらなければいいのですが…。













 


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  • 2020.02.17 Monday
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