第175回・記者クラブ楽屋裏座談会

第175回・記者クラブ楽屋裏座談会

A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


「原因を究明したうえ、今後は再発防止に全力を尽くしたい」――組織で不祥事が起こった際に役員たちが口にするお定まりの謝罪の言葉である。原因を究明するのも当たり前、再発防止に全力を尽くすのも当たり前。だが、待って欲しい。その「ふたつの当たり前」の間に入るべき言葉、すなわち「管理・監督者の責任」を欠いているのは如何なものか。

以前、ある大企業の新任社長に取材をした時のことである。片通り「社長就任、おめでとうございます」、「何がめでたいものか。社長というポストは、事あるときに責任をとるためのもの。事あるときに切腹しなければならないと思いつつ座る椅子の心地悪さは格別だろうなあ(笑)」。サラリーマン最高のポストに就いて、さぞかしと思っていたところへ意外な言葉。不覚にも愛想笑いとともに「そうかも知れませんね」と返すのが精一杯。

――今もその際の取材メモを見る度に、つくづく思うのは、昨今の永田町然り、霞が関然り、丸の内然り、その他諸々然り。「管理・監督責任者」の往生際の悪さである。

耳障りは良いが、実のない言葉を羅列するだけで、ひたすら保身のために、ある者は虚言を弄し、不祥事そのものを隠蔽、ある者は配下の人間に改竄の責めを負わせることで、地位にしがみつく面々が大半である。「上を学ぶ下」――神州・日本の腐敗は今、着々と進んでいる。


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「冒頭からどうでもいい話題で恐縮ですが、東出某に続いて鈴木某女の不倫問題がマスコミ、特にテレビのワイドショーを賑わせています」

「バカが創って大バカが観るテレビの劣化は前回も触れましたが、もうどうしようもないですね。しかし、テレビ局はどこまで堕落するんでしょうかね」

「行くところまで行かないと目が覚めないのが世の常、人の常。自浄作用のカケラも持ち合わせていないテレビ局がどうなろうと知ったことではありません」

「まあまあ。不倫という下世話な話に食いつくのは数多の人間の性。その期待に応えて?視聴率を上げようと番組を創るのが彼らの“仕事”。不倫報道すべてに×印をつけるのは酷というもの。問題なのは、三文役者の不倫ばかりでなく、なぜ公金による不倫旅行を同等、いや同等以上に報道しないのか、それが問題だ」

「世が世であれば不義密通は死罪になる重罪。それこそ命懸けの所業だからこそ世間の共感を得ることができるし、芝居にもなるんだ。ところが、昨今の不倫は単なる快楽のため、もっと言えば、ケダモノごっこの類いだ。芸能人ならまだ自腹でやっているから可愛いが、高級官僚の場合は、不倫旅行に必要なアゴ、アシ、マクラ代一式の原資は税金なんだから悪質度が天と地。公僕失格だわな」

「二人の不倫旅行は報道された京都の他、続き部屋での宿泊はインドのみならず、それ以前のフィリピン、ミャンマー、中国まで。片や60代、片や50代、老いらくの恋は蜜の味。世間の目も顧みず、身を焦がしたい気持ちは分かりますが、公務に便乗した“色と欲と姑息さ”の3人連れでは、いくら弁解しようと説得力なし。これこそ報道に値するニュースなのに全然、触れないなんて…」

「それがどうした文句があるかとばかりに、コロナ肺炎に関する記者会見の場に出て来るO女史のあの強心臓ぶりは見習わなければいけませんね(笑)」

「私だったら体調不良を理由に欠席するがなあ(笑)。肚が座ったオナゴは強いもんだよ」

「ところで、目下、報道ラッシュのコロナ肺炎ですが、収束どころか、拡大の一途。混乱に拍車をかけています」

「正直、当初は強めのインフルエンザ程度と思っていたが、政府のモタモタした対応も原因のひとつだが、ここまで拡大するとはなあ!――しかし、気の毒なのは漂流船と化した『ダイヤモンド・プリンセス号』の乗客だ。懲役囚じゃあるまいし、部屋からは出れないし、船内を散歩することもままならないとあっては感染者は増える一方。クルーズ代金を返還してもらったところで、怒りは収まらないだろう」

「政府の対応はさながら小田原評定、歯がゆいほど頼りないですね。乗客の多くが年配者ですから、持病が悪化したり、ヘタをすると鬱病になるんじゃないかと心配です」

「ようやく“プリズン船”から高齢者や持病を持っている人々を解放するようですが、いくら目に見えないウィルスが相手とはいえ、政府の対応は後手後手。大変だ、大変だと大騒ぎするだけで万事におよび腰。肚を括って事に当たろうとする英傑がいないんですかね」

「こんな時にカネの話を持ち出すのは嫌らしいですが、この幽霊船は1日、どれくらいの費用が掛かるんですかね」

「3700人の食費や油代、岸壁係留費etcを考えれば、1日あたり1000万円は下らないだろう」

「ヒエ〜ッ!――クルーズ運営会社にしてみれば、とっとと下船して欲しいでしょうね」

「たかがウィルス、されどウィルスーー普段は危機管理だ、緊急事態に迅速に対処だと偉そうに言ってるくせに、イザとなったら、このザマ。政権の無能ぶりを見事に証明してしまったな(笑)」

「ウィルスを媒介したのは、コウモリだ、ネズミだ、タヌキだと諸説紛々だが、これは乱暴狼藉の限りを尽くして恥じることのない人間に対する“自然界の復讐”のような気がするなあ。人間は自然界を構成するパーツのひとつに過ぎないのに俺たちは『一強だ』とのぼせ上り、『自然に優しく』だなんて寝言をほざきながらやりたい放題なんだから自業自得。自然界を司る神様の怒りを買うのも当然だよ」

『一強』といえば、我が国のリーダーも『一強』の上に胡座をかいて横車を押しっ放し。自然の法則に順えば、そう遠くない時期に“天罰”を受けてもおかしくありませんね」

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「コロナ肺炎は自然界の裁き」という哲学的な新説がでたところで、本日はこれにてお開きにしたいと思います。ありがとうございました。

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  • 2020.04.06 Monday
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