第180回・記者クラブ楽屋裏座談会

第180回・記者クラブ楽屋裏座談会


A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB



「令和の時代になってロクなことがないなあ」――先日、ある居酒屋で偶々、隣り合わせになった老人のつぶやきである。確かに最近は夢が持てるような明るい話題を耳にしたことはついぞなし。思わず「そうですね」と相槌。「誰のせいなんだろうな。政治が悪いのか、それとも国民自体が堕落したのか」。「色々あると思いますが、やはり政治家の劣化でしょうかね」。「政治家に昔から善人はいないが、それでも今よりはピりッとしていたし、責任の取り方をわきまえていたよ。それが今じゃ、嘘と誤魔化しが当たり前のように横行、ああでもない、こうでもないと理屈をこねて責任を取らないんだからデタラメだよ」。ここまでは昔を懐かしむ昭和生まれの愚痴である。「それもこれも民主主義が崩壊しつつあることの表れだな」。「ン?」。「国政選挙でも投票率がギリギリで50%チョボチョボ、地方選挙では30%あるかないか。加えて候補者は二世、三世のボンクラばかり。マトモな政治家が育たないのも道理だろ、そう思わんか、君ィ」。酔いが回ってきたのか、少し呂律が回らなくなってきたようである。「民主主義に加えて資本主義も限界だ。新自由主義と呼ぶらしいが、今だけ、カネだけ、自分だけで、格差は広がり放し。富める者はごく一部で、それ以外は奴隷同然。中流階層がいなくなった社会は、ローマ帝国と同じ運命を辿らざるを得ないんだよ」。――いやはや、見かけによらず、なかなかの論客。その後の1時間余のご高説は、またの機会に紹介したいと思う次第です。
 
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「予定通りか、延期か、中止か。――聖火も到着したし、セレモニーだけは予定通りすすんでいますが、2020東京五輪の開催を危惧する声が日増しに強まっています」
 
「安倍首相、東京都知事、組織委員会、JOCなど五輪関係者は予定通りに開催すると必死だ。何だか中止を前提にしたアリバイ作りのパフォーマンスのような気がするがなあ」

「永田町では延期もしくは中止は既定の事実と言われており、もしそうなれば安倍首相は衆院を解散、都知事選と抱き合わせの選挙があるとの噂が頻りに飛んでるぞ」
 
「なるほど。コロナ肺炎騒動のドサクサ紛れに解散すれば、尻に火がついたままのさくら疑惑、自死した財務省職員の手記発表で再燃した森友学園疑惑、黒川検事長の定年延長問題、秋元司衆院議員のカジノ事件、河井夫妻の公選法違反事件など足許にまとわりついている諸々の懸案事項も一気に吹き飛ばすことができるし好都合ですものね」

「卓袱台返しの解散は、国民の閉塞感を吹っ飛ばす意味でも効果的だし、腰抜け野党相手なら圧勝できるだろうからなあ(笑)」
 
「東京五輪に話を戻します。中国は早々とコロナ禍がヤマを越したと豪語していますが、反対に欧米は蔓延真っ最中。世界中の国が参加してこそのオリンピックなのに、これでは延期、中止も已むをえないのではないですか」

呪われた五輪らしく、初っ端の誘致に絡む賄賂疑惑に始まり、猪瀬おろし、エンブレム盗作疑惑、新国立競技場設計をめぐるドタバタ劇、ボートカヌー会場問題、お台場水質問題、マラソン札幌移転問題、そして今度のコロナ肺炎とケチのテンコ盛りだからなあ(苦笑)。――俺は延期、中止に賭けるぞ」
 
「選手には気の毒だが、スポーツを隠れ蓑にして大儲けを企んだ強欲野郎たちに対するお天道様の怒りの鉄槌だよ(笑)」
 
「天網恢恢疎にして漏らさず――やっぱり、スーパーマリオが“厄病神”だったんですかね(笑)」
 
「もし延期、中止になったら、懸命に頑張ってきた代表に選ばれた選手たちに対してどうするんでしょうかね。たとえ延期でも1年も2年も先になると準備もあるだろうし、メダル云々どころの話じゃないですよ」

「まあ、あれこれ言ったところで、すべてはIOCからボールを投げられたWHOの判断次第だ。利権団体のWHOにすれば、是非とも開催したいだろうが、現在の欧米の感染状況を見れば、いくら何でもGO!とは言えないだろうな」
 
「それはさておき、またもや文春砲が炸裂!――森友学園事件で文書改竄に関わった財務省職員の覚悟の手記を週刊文春がスクープ。先日の籠池夫妻に対する判決で、一応は終結していた事件が再燃の気配です」

「老人相手の記事ばかりの他の週刊誌が軒並み凋落傾向の中にあって、50数万部を完売するとは、さすがですね、ご同業のBさん」
 
「お恥ずかしい限りです(´Д⊂グスン)――週刊誌はトップ屋、そのトップ屋が内容証明1本でビビって、触らぬ神に祟りなしを決め込んでいては、週刊誌の存在意義がないことは分かっているのですが…」
 
「文春の完売という快挙は、国民は森友学園事件の不可解な幕引きを忘れていないことの表れだろう。安倍首相、麻生財務相は揃って、木で鼻を括ったようなコメントを口にしているが、怨念は不滅。今後の対処法によっては、コロナ禍以上に安倍政権を直撃するかもしれんぞ」
 
「真っ先に名指しされた佐川宣寿前国税庁長官以下、6名の上司にしたら針の筵だろう。死人に口なしでおトボケを決め込まざるを得ないだろう。が、改竄の元を辿れば官邸というのは衆目の一致するところ。高級官僚にとって最大の目標は、自分自身の出世。その出世を左右する甘言を持つ官邸に目一杯の忖度をしたのだが、それが巡り巡って気の毒なことに自殺者まで出す羽目になってしまうとは、権力の非情さには慄然とさせられるな」

「偽りで成功した者は、偽りで身を滅ぼす――けだし名言ですね」
 
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「積水ハウス地面師事件」主犯格のひとり内田マイク被告に懲役12年の判決。同被告には2つの別件捜査が進んでおり、これも有罪になると+αの懲役刑。残るカミンスカス某と土井某には、どんな判決が下されるのか。――本日はこれにて終了です。



 

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  • 2020.04.06 Monday
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