第200回・記者クラブ楽屋裏座談会

第200回・記者クラブ楽屋裏座談会


A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


筆者が現役バリバリの昭和の時代、ある事件の取材を機に親しくなった警視庁元マルB担当の警部ドノの快気祝いを兼ねて暑気払い。現役時代は「4課にAあり!」と謳われた辣腕ぶりは今でも語り草になっているが、退職後は「今まで悪党を退治してきて、辞めた途端に今度は“善人面した悪党”の用心棒をするのは如何なものか」と天下りの誘いを一切断り、趣味の釣りと囲碁、書道の毎日。まさに「警察官の鑑」というべき稀有な御仁である。
 
(前回の続き)

――国家のパワーが減退したのか、スケールの大きい犯罪者がいなくなったせいか、ここ数十年は、後世に語り継がれるような大きな事件がありません。
 
「我々だって大きい事件を望んでいるわけではないが、わずかなカネ絡みのショボい事件とか、仁義にもとる極悪事件とか、いい意味で“納得できない事件”が多くなったな」

――大義名分のないカネ儲けや利権争いなど、個人の利益に目が眩んだ事件ばかりです。

「本来、アウトローというのは法律の埒外にいる者だ。そのアウトローたちが、コンプライアンス遵守などと言うんだから何をか況や。無法者が掟より法律を重視するようになれば質的に劣化、納得できる事件が消えるのは表の世界も裏の世界も同じだ」

――しかし、アウトローたちをそんな風にしてしまった原因は警察のもあるのでは?

「古巣に叛旗を翻すようで面映ゆいが(笑)、アウトローだってひとりの人間だ。彼らを暴対法など人間扱いしない法律を次々に作ってガンジガラメにしたことは間違っていると思うな」

――暴対法や対策条例は憲法違反の声すらあります。

「一方で結社の自由を根拠に暴力団の存在を認め、一方で暴力団を身動きできないようにする法律や条例で追い込むのは、個人的な見解だが、姑息すぎると思うな」

――昔は、彼らとも、それなりに“持ちつ持たれつの関係”にあったんでしょ?

「警察と暴力団のDNAの絶対値は同じようなもんだから…(笑)」

――拳銃を合法的に所持しているのが警察で、非合法に持っているのが暴力団ですものね。

「両方とも上位下達、上が白いモノでも黒といえば黒になる組織だからな(笑)」

――何だか、暴力団にも「いい暴力団」と「悪い暴力団」があるように聞こえますが…(笑)

「一把ひと絡げにして、暴力団はすべて悪の権化とする見方はどうかと思うな。だからと言って、彼らに特別な便宜を図ったり、事件に手心を加えたことはないが、人間的に見て、堅気よりずっと男らしい人物は少なからずいるのは事実だよ」

――男が男に惚れる?

「惚れるというより、妙な言い方だが、信頼、尊重だな」

――警察官の愛読書のひとつが『鬼平犯科帳』と聞いたことがありますが、長谷川平蔵みたいな生き様が理想の警察官?

「同じ逮捕するのでも、『参りました』と十分に納得させて逮捕するのと、点数稼ぎ?のために『嵌められた』と恨みを買う無理無理の逮捕では、その後の“付き合い”が大きく変わるわな」

――不適当な喩かも知れませんが、不特定多数の犯人による犯罪と違って、4課の対象は特定できる組織ですよね。

「いわば事件のお得意様なんだから、是は是、非は非で、毅然として対処すれば、堅気よりずっと潔いもんだよ」

(以下次号)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「コロナ対策にぐずぐず、モタモタしているうちに熱中症の季節になりました」

「感染者の全国的な増加で酒類を提供する飲食店の営業は午後10時まで、5人以上の会食はダメ、おまけにお盆の里帰りまでパー。政府の中途半端な対応策のせいで、我々国民は、否応なしに新しい生活様式に馴らされつつあります(笑)」

「専門家会議か、分科会か知りませんが、グダグダ言うばかりで、何がどうなっているのか、すべてが曖昧模糊。あれこれ思案するだけで私の小さい脳ミソが沸きそうです(笑)」

「世論を気にし、責任を取るという覚悟のない政治家にとって、専門家の意見は不手際を糊塗するための言い訳のための道具だ。然るべき立場にある彼らが揃いも揃って、触らぬ神に祟りなしを決め込んでいるんだから期待する方がバカ。なるようにしかならんわな」

「暑さのせいなのか、薬屋の回し者なのか、ナントカ維新の知事が、うがい薬に効果があると宣った途端に薬局でイソジンなどが品切れ。まさに踊るアホウに観るアホウ状態です」

乱心者の正体見たりFake知事!のことなんか論評の価値ナシ。軽佻浮薄の一語に尽きるな(笑)」

「先週末のNHKスペシャルを観たが、コロナと原爆の違いはあるにせよ、イザとなったら国民の命を犠牲にして、自分たちの保身やメンツのために確固たる決断を下せないという点で、安倍首相と東条英機がダブって見えたよ」

「『バカな大将 敵より怖い』という言葉は名言ですね(笑)」

「ところで、先週の『週刊現代』(8/1号)が、石川達紘弁護士にインタビュー、『暴走ひき殺し ヤメ検トップの独白』と題したシャープな記事を載せていました」

「俺も読んだが、かつての『週刊現代』らしいいい記事だ。このところ、すっかり老人専門誌になった感のある同誌だが、今後もこうした記事をどんどん載せて欲しいな」

『齢81。老醜老いさらばえて晩節を汚す』――東京地検特捜部長、名古屋高検検事長など華々しい経歴を根底から台無しにする傲岸不遜極まる言葉の連発には、口が悪いことで顰蹙を買うことが多い私も脱帽だ!(*_*)」

『俺は悪くない、悪いのはトヨタの車だ』――少なくとも人ひとりの命を奪っているというのに、徹頭徹尾、自らの“正義”を押し通すとは、元検事というプライドが言わせるのか、それとも後輩に追及される屈辱のせいなのか、人間性のカケラも感じられません」

「反省すれば罪を認めることになるから、徹底的に車のせいにせざるを得ないのだろうが、被害者を『片方、もう片方』と呼ぶなんて無礼千万。もし自分が検事の立場であれば、こんな被告人は、反省のカケラもない反社会性的性格の持ち主と決めつけたに違いないのに、逆の立場になるとシャーシャーと屁理屈を並べるんだから法匪の典型、苦笑するしかないわな(苦笑)」

「どうせ一審判決は有罪だろうから、控訴審、最高裁と裁判を長引かせるためには、徹底的に一審で無罪を主張しておかなければならないという事情もあるのだろう。つまりは判決確定までの時間稼ぎ、寿命と競争のゲームのつもりなんだろうな」

「そもそも、あの事故は、どういう関係か知りませんが、いっしょにゴルフに行く予定だったふたりの女性を迎えに行った際に起こったもの。ついつい舞い上がっていたのでは?と想像してしまいます(笑)」

「いずれにしても傘寿を過ぎて、満天下に醜態を晒しても、なお恥じないとは、狂った心臓の持ち主。まあ、それぐらい勘違いも甚だしい意識がなければ、検察という組織では出世ができないのかも知れんが、九仞の功を一気に欠いたことだけは間違いないな」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

来年の開催も絶望的だと見られているにもかかわらず、ここに来て、オリンピック関係のニュースが頻繁に流されています。なぜなのか。電通幹部氏いわく。「協賛金の集まりがすこぶる悪いので、そのための“お囃子”ですよ」。 ン? それって未公開株詐欺と同じじゃないですか。 「もともと広告代理店なんて虚業の最たるもの。その気にさせるためのラッパ吹きですよ(笑)」。――格別の暑さの毎日、くれぐれもご自愛下さい。(なお、次回はお盆休みのため休載致します)。



 

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  • 2020.09.28 Monday
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