第205回・記者クラブ楽屋裏座談会

第205回・記者クラブ楽屋裏座談会


A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


筆者が現役バリバリの昭和の時代、ある事件の取材を機に親しくなった警視庁元マルB担当の警部ドノの快気祝いを兼ねて暑気払い。現役時代は「4課にAあり!」と謳われた辣腕ぶりは今でも語り草になっているが、退職後は「今まで悪党を退治してきて、辞めた途端に今度は“善人面した悪党”の用心棒をするのは如何なものか」と天下りの誘いを一切断り、趣味の釣りと囲碁、書道の毎日。まさに「警察官の鑑」というべき稀有な御仁である。

(前回の続き)

 ――この連載もいよいよ最後となりましたので、今回は聞きにくいこと、答えづらいことをズバッとお聞きしたいと思います。

「退職したとはいえ、警察一家の一員。パワハラ、モラハラみたいな質問は止めてくれよ(笑)」

――お言葉ですが、それこそが当欄の狙いです。容赦は致しません(笑)。まず、在職中に一番、良くも悪くも心に残る上役、同僚は誰ですか。

「う〜ん。ひと癖もふた癖もある奴ばっかりだったがなあ(笑)一番はやっぱり、世間では“落としの神様”と言われたH氏だな。最初に配属されたO暑でのことだが、顔合わせ早々言われたのが、『新兵にボーナスなんてあると思うなよ』だ」

――どういう意味ですか?

「ボーナス貰ったら“上等兵殿”にしっかり貢げよということだ。俺はH氏のオンナにステレオ一式を買わされちゃったよ(笑)」

――軍隊みたいですね。

「当時はまるっきりの体育会系だったな。部下を恐喝するんだから、えげつないわな」

――それに対して不平を言ったらどうなるんですか?

「翌日から茶の淹れ方が悪いとか、茶碗が違うとか、とにかくしょうもないことにイチャモンを付けられて、毎日が苛めだよ」

――ムリ偏にゲンコツですね(笑)。

「最近は警察学校でちょっとばかり厳しく指導しようものなら、翌日、母親から苦情電話があるというんだから…(苦笑)」

――ところで、上層部からの圧力で事件が潰れるということはあるのですか?

「ないことはないな。“組織捜査”だからな(笑)」

――逆らうとどうなるのですか?

「上意下達、問答無用。――組織の正義に異を唱えると冷や飯喰いになるのは、警察に限らず何処も同じだよ(笑)」

――翌日執行するために机に入れておいた逮捕状が紛失することがあると聞いたのですが…。

「よく知ってるなあ。――それもないことはないわな(笑)」

――Aさんは、スパイ、いわゆるSはいたのですか?

「いたよ。何事も持ちつ持たれつ、貸し借りがあっての情報提供だからな。Sがいないのは、仕事が出来ないヤツだよ。但し、それにもコツがあって、厄ネタみたいな野郎をSにしたり、一線を越えてズルズルになったりすると、ミイラ取りがミイラになってドボチン。S選びは難しいんだぞ(笑)」

――証拠を捏造するなんてことはありました?

「それもないことはないわな(笑)。俺の相棒は、他の事件のガサ入れの際に、シャブのパケがあった場合に、それを1袋失敬して、本件のガサ入れの時にそれを“転用”して、とにかく逮捕に持って行ってたな」

――酷いなあ。

「小さい悪で大きい悪をパクる。相手が相手だから、これぐらいは許されるだろう(笑)」

――昔と違って、街には到る処に防犯カメラ、盗聴なんか朝飯前、顔認証装置もバッチリ。ガサ入れでパソコンとスマホを押さえれば、ほぼ一件落着なんじゃないですか?

「便利にはなったが、敵もサルもの引っ掻くもの、『ほぼ落着』は言い過ぎだ。相手も人間、やはり最後は『人間力』だと思うがなあ」

――裏の世界でも格差が拡がっていると聞きますが…?

「悲しいかな、今は仁義よりも『カネと知恵』。富む者はさらに富み、貧しい者はより貧しくの構図は、表の世界と同じだよ」

――最後に近々、ハジけそうな事件について、ヒントでもいいですから教えてください。

「色々、教えてやりたいが、最近モノ覚えが悪くて、すまんなあ(笑)」

――ケチ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「どう贔屓目に見ても『功3分に罪7分』 。安倍政権の“御庭番”として活躍した功績を評価されてキャプテンの座を射止めた菅船長が操舵する『日本丸』が船出しました。岸壁を離れたばかりですが、“祝辞”代わりに新内閣の感想をお願いします」

「留任、横すべりがほとんどの居抜き内閣に、党の役職者は昭和を彷彿とさせるタヌキ爺ばかり。――国民のために働く内閣を目指すとヤル気満々だが、新内閣は、応援派閥に配慮した“安倍政治の焼き回し”というか、華なし、国家観なしのつまらない内閣だな」

「てっきりお役御免と思っていた今井秘書官も官房参与として残るし、お側用人として権力を欲しいままにしてきた杉田官房副長官や、北村NSS局長、さらにコネクティング・ルーム不倫の和泉補佐官など“官邸官僚”が全員留任とは、もうこれだけで菅内閣の“正体”が分かるというものだ」

「およそ『総合力の持ち主』とは思えませんが、“37・5度、4日間”発言を誤解の2文字で切って捨て加藤厚労相が、ご飯論法による“はぐらかし術”の腕を買われ、横滑りで官房長官に就任。また眠たいコメントを聞かされそうです(笑)」

E「留任の麻生財務相、死刑執行専門の上川法相の再任、敵基地攻撃の願いを託した岸防衛相、スタンドプレーが過ぎる河野行政・規制改革相、ワニ動画の平井デジタル相、餞別組の平沢復興相、論外の坂本1億総活躍相、井上万博相。期待薄の一語に尽きる内閣です」

「気心知れた同期の桜組、縁故組、仲間たちばかりを掻き集めた華のない内閣ですが、最悪なのは“板橋育ちの八紘一宇女史”を厚労副大臣に就任させたことです」

「みなさん、辛口評ですが、『早く仕事をしたい』との意気込みに期待したのか、なんと内閣支持率はご祝儀含みとはいえ軒並み60%以上。果たして、PR通りの『国民全体のために働く内閣』になれるのかどうか、それとも前政権に引き続き『一部の国民だけに恩恵をもたらす歪な内閣』になるのか。その一発目の試金石になると見られているのが、ジャパンライフ詐欺事件で再燃気配の『桜を観る会疑惑』。そして政商・竹中某、地銀再編のプロモーター・北尾某、携帯電話料金値下げの三木谷某らとの密接すぎる関係です。――月に叢雲花に風、お手並みを拝見したいと思います!」

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連休中ですので、今日は予定を切り上げて、この辺で終了したいと思います。ありがとうございました。


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  • 2020.10.18 Sunday
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