第208回・記者クラブ楽屋裏座談会

第208回・記者クラブ楽屋裏座談会

A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


内閣支持率が軒並み60%以上と順調すぎる滑り出しだった菅政権が、「日本学術会議問題」でちょっとした窮地に陥っている。問題の発端は、学術会議が推薦した105名の委員のうち6名の任命を拒否したことである。

これまでは“満額回答”だったのに、なぜ今回に限って前例踏襲とならなかったのか。「政府の意に添わない学者を排除したのではないか」というのが大方の見方である。なるほど今回の6名の過去のスタンスをみれば合点もいくが、同会議は「学者の国会」といわれる権威ある組織。たとえ時の政権にとって小癪な意見があろうと、謙虚に耳を傾けるのが民主主義というものである。

それを「そこのけ、そこのけ、行政改革のお通りだい」とばかりに大上段に振りかぶるのは、余りにも尻の穴が小さいというもの。しかも、任命拒否に到った理由を問われて、云々赫々と具体的に返答して然るべきなのに驚くなかれ、総理大臣、官房長官以下、全員が「俯瞰的、総合的な観点から判断した結果」と、官房長官時代の癖が治らないのか、意味不明、曖昧模糊とした説明に終始したことで、「藪をつついて蛇を出す」ことになってしまった。

そのうえ「身分は10億円もの税金を使っている公務員なのだから、学術会議そのものを見直さなければならない」と“直参”を始め、某TV局の“ミスター・フェイク”までを動員、論点をズラした、あるいはヘイトまがいの意見の“合唱”で学術会議批判を始めるに至っては火に油、かえって話をややこしくしてしまった。

しかし、相手は理屈にかけては、政治家の足許にも及ばない「理屈の達人」ばかり。如何に「雪深い東北の町から出てきた苦労人」でも勝ち目はない。

今や永田町では、菅総理の学術会議叩きのメチャクチャぶりに、スターリンをもじった“官邸のスガーリン”とか、原稿を読む際の上目づかいの表情を揶揄した“ハマの三白眼”なるネーミングが流行。「俯瞰的」ともども年末の流行語大賞の候補になる勢いとあっては、せっかくの「異常に高い内閣支持率」が泣こうというものである。

「学術会議なんかひと捻りだ」とばかりに軽い気持ちで“的”にかけようとしたのかもしれないが、「千里の堤も蟻の一穴から」――このまま強引に横車を押し続ければ、予想外のダメージを受けることになるかもしれない。

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「前段でも触れましたが、日本学術問題で、手堅さを身上とする菅総理らしからぬ“不覚”で暗い顔がさらに暗くなっています」

「振り返れば、同じデタラメコンビでも、菅=加藤ペアより、安倍=菅ペアの方が明るさがあったというか、可愛気があるわな(笑)」

「要するに答えたくない、答えられない理由で6人の任命を拒否したものですから、俯瞰的だ、総合的だと、寝言みたいな屁理屈を並べざるを得ないのですよ。スケールは前総理のモリカケ、桜、マスク疑惑などに及びませんが、現総理の場合は、ハナから説明しようとしないし、記者会見だって“グループインタビュー”と称した出来レース会見でお茶を濁そうとするものだから、タチが悪いというか、およそ大将の器でないことが改めて証明されてしまいました」

「次に、今なおコンスタントに3桁のコロナ感染者が出ている中、Go To キャンペーンが本格的にスタートしましたが、ここにきて色々と不都合な事実が問題になっています」

「そもそも、Go To〜は、総額1兆6800億円もの税金をかけて瀕死の重傷状態の旅館やホテル、交通機関を救済するためのもの。その内容は、旅行代金(宿泊代・交通費)の35%が割引され、15%分の地域共通クーポン券が貰えるという(上限は併せて2万円)、お得感満載のキャンペーンだが、普段泊まれない高級旅館やホテルに殺到するのは当り前で、安い旅館や民宿なんかは恩恵なしというのだから不公平このうえないと思うんだが…」

「そりゃあ、加盟団体の政治献金の差でしょうね(笑)」

「このキャンペーンの事務取扱い費用は、いくらの予算でやっているのですか?」

「JTBや日本旅行などからなる『ツーリズム産業共同提案体』というのが総予算1866億円でやっているのですが、その事務局の職員の大半を仕事がなくて開店休業状態のJTBを中心とする大手旅行会社の職員というのですから驚きです」

「100万の給付金で非難を浴びた電通と同じ構図で、つまりはJTB救済策ということですね(笑)」

『浜の真砂は尽きるとも、世に中抜き盗人の種は尽きまじ』だな!」

「最後に馬毛島問題です。長い間揉めていた売買については、河野防衛相の英断で防衛省が購入する(166億円)ことで決着(但し現在までにT建設工業に支払われたのは半分だけ)、近々にも海底ボーリング調査が始まる予定なのですが、ここにきて地元の西表島市の八板俊輔市長がFCLPの移転反対を表明。“第二の普天間基地”になるのではと専らの噂です」

「しかし、来年3月の市長選挙には、八板市長の対抗馬として賛成派の福井清信・商工会長が立候補を表明。毎回、激しい選挙で有名な土地柄だけに市を二分した争いになるのは必至。注目が怠れないな」

「最後にミニネタをひとつ。――SESCと警視庁が、『燦キャピタル』に続いて『新都HD』の株価操作疑惑捜査を本格化させているようです」

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本日はこれにて終了します。大雨の中、ありがとうございました。




 


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  • 2020.10.18 Sunday
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