第26回・記者クラブ楽屋裏座談会

第26回・記者クラブ楽屋裏座談会

A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者


――参院選を霞ませるほどに、突然の小池百合子衆院議員の都知事選出馬会見が話題を集めています。機を見るに敏!さすがは政界渡り鳥らしい転身宣言です。本命と見られていた桜井俊前総務事務次官の辞退は確実な情勢だけに、対する民進党をはじめとする対抗陣営は誰を立てるのか。公示日は14日。東京の暑い夏がさらにヒートアップしそうです。――本日もよろしくお願いします。


「冒頭の話にも出たけど、小池百合子元防衛相の都知事選立候補宣言には驚きました。ウチが◎を打ったのは桜井俊前総務事務次官。小池氏は完全ノーマークだっただけに、編集部は大慌てで、アラ探し取材に走り始めました」

「石破茂地方創生相に近い政治部の新米記者が、しきりに小池出馬説を口にしていたが、大勢は桜井説で完全に出遅れ。Bさんのところ同様、おっとり刀で取材を始めたよ。ホント、暑い中、参院選で大わらわなのに、もうクタクタだよ(笑)」

「知られているように、ニュースキャスターから転身。日本新党、新進党、自由党、保守党、そして現在の自民党と5つも政党を渡り歩いてきた猛女だけに今回の電撃立候補宣言も不思議はないが、会見した石原伸晃会長をはじめ、菅原一秀、平沢勝栄、萩生田光一など自民党都連の幹部議員は、全員が『聞いてない!』と不快感丸出し。小池にしてみれば、してやったり。『我、奇襲に成功せり』といった表情だったな」

「おそらく安倍晋三首相も『あの、アマ!』と怒り狂ったんじゃないですかね(笑)」


「小池も既に63歳。安倍首相お気に入りの稲田朋美や丸川珠代など2世代違う女性議員が台頭、このまま国会議員を続けても彼らの後塵を拝するのは火を見るより明らか。ならば、ここで一発!と勝負に出たくなったのじゃないでしょうか」

「しかし、いくら度胸満点の才女といえども、独断専行が通用するほど甘くないのが政治の世界です。後ろで絵図を描いたのは誰なんでしょうか?」

「派閥の親分の石破茂地方創生担当相だろう。自民党総裁選で地方票では安倍首相を上回ったにもかかわらず、国会議員票で苦杯をなめさせられて以後、ずっと"座敷牢"に閉じ込められたままだし、ここで立たなきゃ総理、総裁の椅子に座ることは永遠に無理。地方遊説で何度もアベノミクス批判を繰り広げているし、『"明智光秀"になるなら、今でしょ!』と覚悟を決めたところで、その"先兵"として配下の"くの一"の出馬を画策したと思うんだが…」

「一部には、小泉純一郎元総理が仕掛け人だという声も上がっています」

「おやおや。反原発に燃える小泉にしてみれば、敵の敵は味方のつもりで小池のケツを押したのかもしれんが、どうかな(笑)」

「ここまで先手を打たれたら、自民党にすれば、気に入らなくても告示日が迫っていることもあって、万事が手遅れ。新たに別の候補を指名したとしても、それでは党内分裂を満天下に晒すことになりかねません。となれば、渋々でも小池を推すしかないような気がします」

「今のところは、小池の作戦勝ちですね(笑)」

「が、問題がないこともない。東京五輪の利権を冥途の土産にしたい森喜郎元首相と彼女は犬猿の仲。何が原因なのかは知らないが、とにかく不倶戴天の敵同士なんだ。小池にしてみれば、晴れて都知事になれば、積年の恨みを晴らす願ってもない機会。必ずや五輪利権に手を入れてくるのは必至。ひと悶着起こらない方が不思議だ」

「リオ五輪も資金難で青息吐息のようだし、いっそのこと東京もオリンピックなんか返上しちゃえばいいのに…(笑)」

「ところで、都知事が2代続けて金銭スキャンダルで任期を全うすることなく失脚しましたが、彼女には週刊文春に追っかけられるような(笑)スキャンダルはないのでしょうか?」

「相当前に、カイロ大学卒について学歴詐称で騒がれたことがあるが、猪瀬や舛添みたいなカネにまつわる黒い噂は聞かないな」

「カネでなければ色だ。過去に"権力と寝るオンナ"と言われたこともあるし、彼女自身、女性に好感を持たれにくいタイプだけに、この手のスキャンダルが出れば、『釈迦の説法屁ひとつ』になる畏れは多分にあるだろうが…」

「メンツを潰された自民党は、ここに来て、面当てみたいに『スカイツリーから飛び降りる覚悟』の元岩手県知事の増田寛也元総務相に立候補を打診しているようですが、もし受諾されれば党内亀裂の"映し絵選挙"になってしまいます。果たして、最終的にはどうなるのか。14日の告示日を待ちたいと思います」

「さて、一段落したところで、話は180度変わりますが、直近では北新宿のアパートの所有者になりすまして9億円で売却した通称『鯨グループ』の鯨井某ら3人が逮捕されたように地面師グループの摘発が相次いでいます」

「5月には、香川県高松北署に『銀座中央ビル乗っ取り事件』で活躍した元田某が仲間の上田某ら4人と一緒に逮捕されています」

「詐欺師を分類すると、振り込め詐欺は30代の若手が中心で、不動産詐欺は60代のベテランばかり。見事に2極化しているのが特徴だ」

「地面師事件は地味だし、面倒くさい事件ということで、当局も振り込め詐欺事件ほど力を入れないせいなのだろうが、被害者のほとんどが高齢者だ。振り込め詐欺に比べて被害金額も甚大だし、同じ詐欺でも悪質度はMAXだ」

「今、関係者の間で話題になっているのが、港区新橋4丁目の2つの物件です。丁度、マッカーサー道路から1本入った50坪ほどの土地なんですが、売買に関与したのが、三京(木更津)、平和恒産(千代田区)など知る人ぞ知る"札付き"ばかりで、しかも元々の所有者である高橋某女が、三京に所有権移転された直後から消息不明というのですから穏やかでありません」

「平和恒産の仲田某って、さっきBさんが言ってた銀座中央ビルで元田某とつるんでいた事件屋だろう」

「ここまで役者が揃うと事件絡みの可能性が濃厚だが、現在、その土地は誰の手に渡っているの?」

「NTTグループのエヌ・テイ・ティ都市開発です」

「血統企業といえども、扱うのは不動産。"ジェントルマン"では通用しない場合も多々あるだろうし…」

「想像を逞しくすればキリがないが、現在、新橋一帯は大規模再開発の真っ最中だけに何があってもおかしくない"ホット・エリア"だ。Dさんにはご苦労だが、詳しい取材をして欲しいな」


――新橋4丁目の不動産に関与したのが、三京に平和恒産と聞けば、「まともな売買」であるはずもなく、しかも所有者が行方知れずとあれば尚更のこと。事件の臭いがプンプンします。Dさん、よろしくお願いします。本日はこれにて散会です。ありがとうございました。


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  • 2020.07.11 Saturday
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