スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 2023.10.10 Tuesday
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

第69回・記者クラブ楽屋裏座談会

第69回・記者クラブ楽屋裏座談会

全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者

 

――森友学園事件がようやく沈静化したと思いきや、一難去ってまた一難。今度は安倍首相の腹心の友・加計幸太郎氏が理事長を務める加計学園農獣医学部新設疑惑がマスコミを走らせています。主役が交代したことで、この前まで連日のように野党の攻勢に晒されていた財務省に代わって、矢面に立たされたのが文科省です。森友学園事件では、前理事長などから出された多くの資料に手を焼いたことの反省なのか、文科省は大臣自らが陣頭指揮、おざなりの調査だけで逃げ切りを図ろうと試みたものの、見つからなかったはずの記録文書を手に「行政の在り方が歪められた」と反旗を翻したのが霞が関の“奇兵隊”を自認する前事務次官。まさか、まさかの前事務次官の反乱とあって、冷静沈着で鳴らす官房長官も大慌て。語るに墜ちたと言うべきか、今や“官邸広報紙”として大活躍の全国紙に、加計学園問題とは何の関係もない歌舞伎町出会い系バーへの出入りをリーク。記者会見では「教育行政のトップにあるまじき行為」と猛批判。必死の印象操作で口封じをしようとするも余程、ご立腹だったのか、「恋々」を「れんめん」と誤読して“漢字バカ大臣”に仲間入りする始末。いやはや、いくら「一強時代」とはいえ、「木の葉が沈んで石が浮く」ような不条理な政治の舞台裏を見せつけられれば、いつまでも「野党が頼りないから」などと言っていられないのではないでしょうか。――本日も全員出席です。よろしくお願いします。

 

「ホント酷いなあ。『記録文書がなければシロ』と嘯いていたところへ、その証拠が出てくれば『出所不明の怪文書』と居直る。一体、国会議員の矜持は、どこへ行っちゃったんだろうね」

 

“学園ドラマ“というのは本来、爽やかなものですが、”永田町&霞が関劇場“では腐臭漂う“利権ドラマ”。ひと昔前なら、とっくに政権崩壊のはずなのに、嘘と詭弁と隠蔽の三段重ねで、そんな気配すら感じられません」

 

「前事務次官が、出会いバーに出入りしたことをあそこまで悪し様に言うのなら、古い話とはいえ、元首相の売春防止法違反容疑での逮捕や、前復興相のパンツ泥棒についても『あるまじき行為』と非難すべきですよ」

 

「すべてがご都合主義。同じ事件でもルールが伸び縮みするんだからタマランチの末世だな」

 

「国内で官房長官や文科省が冷や汗タラタラだというのに、当の総理大臣はG7に出席とやらで夫婦揃ってイタリア旅行。『私や妻が関係していたのなら総理大臣も国会議員も辞めますよ』なんて大見得を切らなければいいのに、感情に任せて口走ってしまうから何としても逃げきろうと小細工をしなければいけなくなるんです」

 

「小心者は自分より優秀な人物を抜擢すると、いつ寝首を掻かれるか分からないから無能議員ばかりを入閣させたがる。その無能大臣も『こんな自分みたいなカスを大臣に抜擢してくれたのだから、その恩に報おう』とシャカリキになる。しかし、元来が無能だから優秀な官僚に頼りっ放しになってしまう。官僚にしても無能の方が御しやすいしから、結果として大臣は官僚の操り人形になってしまい、官僚に都合の良い行政が行われることになる。つまりは、こうした図式は、政界に限らず、民間企業でも同じだけど無能の悪循環だ」

 

「その民間企業の代表が、どこかのテレビ局ですよね()

 

「俺の方を見ながら言うなよ()

 

「まさに『日本丸、只今漂流中』ですね。しかし、Aさんの解説によれば、今回の“奇兵隊”の反乱も、角度を変えて見れば、OBの天下り問題で晒し者にされた文科省の官僚の意を“忖度”した意趣返しということになりませんか」

 

「正義の味方然とした前事務次官の会見は、確かに恰好いいが、政治家にしろ、官僚にしろ、考えているのは国民の利益でなく、自分たちの権益だけだからな。私に言わせれば、国民を観客にした“権力闘争劇”だと思うな」

 

「とすると、どこかで手打ちするのですかね?」

 

「だろうな。事務次官とはいえ、既に辞めた人間だし、家業は冷凍機最大手のM製作所だ。老後の心配もないことだし、文科省の後輩たちのために身を捨てたと考えれば英雄だし、辻褄が合うんじゃないか()

 

「なるほど、さすがはAさん。ここへ来るまで『前事務次官、頑張れ』なんて声援を送っていた自分の読みの甘さが恥ずかしいですよ()

 

「さて、Aさんのシャープな解説が一段落したところで、Dさんに皆さんお待ちかねの『JSOレポート』をお願いしたいと思います」

 

「いささかレポートが冗漫になったキライがありますので、今日は話を整理する意味で、以前に紹介したJSOグループ各社の会社謄本を参考に各社の役員や業務内容などについて解説したいと思います」

 

「定款は、想像するに不動産から老人ホーム、果ては太陽光発電など、何でも屋みたいな豪勢なラインナップだろうな」

 

「ご明察!――まずJSOから。本社は大阪市西天満。資本金は1000万円。中津史郎が代表で岡崎俊樹、高橋徳は昨年10月に辞任しています。業務内容は、.ストリッチ牧場の経営、オストリッチの革製品、化粧品、食品の製造販売。¬邵擴綿の生産および販売。宿泊施設の経営、ね料老人ホームの経営、タ雄倏標に対するコンサルタントです」

 

「ダチョウかよ()。詐欺師がやりそうな業務だなあ」

 

「次が、“悪の巣窟”であるJSOフロンティア。本社は中央区八丁堀。資本金は3000万円。代表は菅沼栄以下、役員は岡崎、中津、植田裕司。
定款は
.曠謄襪よび旅館の経営。
太陽光発電事業。
3銅錺灰鵐汽襯謄ングとなっています。

続いてJSOリゾート。本社は栃木県那須烏山市。資本金は7000万円。代表は菅沼栄。以下、岡崎、中津、丸本文紀、それに自宅を騙し取られた東郷俎乃子婆さんの孫の東郷延泰
定款は
.譽好肇薀鵝⊃堂、飲食店の経営。
▲曠謄襪覆匹侶弍帖
ゴルフ場の経営、
ぅ乾襯娉餔権の販売、
ゥ好檗璽塚冑覆糧稜筺
食品加工および販売、
Р斑椶寮源困よび加工販売、
大豆および野菜果物の生産販売、
不動産の売買、賃借、保有および管理、

遊技場施設の経営および管理、
有価証券の売買、運用、保有、
総合リース業およびそのあっせん、
芸能、イベントに関する興行、
労働者派遣業です」

 

「豆腐屋からゴルフ場、パチンコ屋、芸能プロ、人材派遣まで、マジで総合商社ですね()

 

「JSOソリューション。本社は中央区八丁堀。資本金2000万円。代表が岡崎で、役員は中津と川合宏宣。定款は
]働者派遣業、
⊃雄爐凌Χ氾性、能力開発コンサルティング、
M料職業紹介業、
ご覿箸侶彁察帳票の記帳など事務処理業の請負、
ゥ灰鵐團紂璽拭爾粒発、販売、保守、
κ流センターにおける仕分け、配送管理、要員要請、
У畤諭∈陵僂離灰鵐汽襯謄ング、倉庫事業、荷造梱包業、不動産賃貸業、光学機械の製造、通関、貿易業務、

財務、労務管理、決算申告までの経理業務、
経営コンサルティング、
農作物の生産と管理、
宛妬の売買です」

 

「笑っちゃうね。古道具屋から口入屋、倉庫屋、カメラ屋まで。何やねん、この会社は」

 

「JSOトップスの本社も八丁堀。資本金は1000万円。代表は菅沼。役員は中津、河合と池田修一。
定款は
 ̄覗に関する企画、制作、販売、
広告と販売促進に関する、
イベントと展示設計の関する企画、制作、
ぅ好織献における写真制作、
ズ郢譟作曲ならびに音楽録音物の製造販売です」

 

「いやはや、この会社はPR屋。何を考えているんでしょうね?」

 

「大豆本舗。本社は那須烏山市。資本金は900万円。代表は東郷で以下、役員は中津、菅沼、大野勝男、三橋 求、清水啓介。
定款は
/品加工および食品の販売、
飲食店の経営、
B臚Δよび野菜の生産、
ぅ曠謄襪よびゴルフ場の経営です。

そして最後がキープエンタープライズ。本社は八丁堀。代表は中津。
定款は
]働者派遣業、
⇒料職業紹介業、
ビル、マンションの管理、
ぅ▲Ε肇宗璽轡鵐阿龍般外兮、
シ弍張灰鵐汽襯謄ング、
人材育成研修・教育事業、
Х物清掃業、
┠築工事業、
不動産の売買、仲介、賃貸借業、
飲食店、レストラン、スポーツ施設の経営です」

 

「いやあ、凄まじいね」

 

「必要な免許も持ってないのに、よくもまあという感じですが、次回はJSOグループが、膨大な定款を隠れ蓑にした違法行為について述べたいと思います」

 

――長時間のレポート、ありがとうございました。本日はこれにて…。


スポンサーサイト

  • 2023.10.10 Tuesday
  • -
  • 06:53
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

コメント
コメントする








   

PR

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

  • 第12回・記者クラブ楽屋裏座談会
    Fさん

recommend

立ち上がれ日大マン―黒幕田中体制に挑戦
立ち上がれ日大マン―黒幕田中体制に挑戦 (JUGEMレビュー »)
白倉 康夫
新宿の顔役だった加納貢会長との縁で日大アメフト篠竹幹夫監督の私設秘書を務めたのち、敬天新聞社を創設した著者が、日大の闇に光を当てる。同新聞社のブログに寄せられた投稿とその返信、『敬天新聞』掲載の日大関連記事などを収録。

recommend

白倉康夫 殉心 安藤組外伝/向谷匡史【1000円以上送料無料】
白倉康夫 殉心 安藤組外伝/向谷匡史【1000円以上送料無料】 (JUGEMレビュー »)
激闘と覚悟!漢たちのドラマ!安藤昇を魅了した男
痛快無比! ノンフィクションノベル
善良な市民を食い物にする連中はワルだ。
そのワルを食い物にする人間はワルかそれとも正義の味方か

recommend

安藤昇と花形敬 安藤組外伝 [ 向谷匡史 ]
安藤昇と花形敬 安藤組外伝 [ 向谷匡史 ] (JUGEMレビュー »)
圧倒的ノンフィクションノベル 書き下ろし作品
戦後の渋谷の街を命を賭し、剛力を持って疾走した二人の男の「血を暴力」

ふたりはヤクザになろうと思って生まれてきたわけではない。
ヤクザになりたいと思ったわけでもない。
祖国のために、一命を捧げる覚悟の若者が時代に翻弄され、人生に懐疑し、変節に激しく抵抗し、気がついたらヤクザになっていた。
安藤は花形の凶暴性のなかに葛藤と純粋性を見抜き、花形は安藤に殉じることで男気を貫いた。

recommend

安藤昇 俠気と弾丸の全生涯 [ 大下英治 ]
安藤昇 俠気と弾丸の全生涯 [ 大下英治 ] (JUGEMレビュー »)
少年院、予科練、特攻隊志願、敗戦、法政大学除籍、愚連隊、安藤組社長、横井英樹銃撃、逮捕収監、安藤組解散、映画スター、ベストセラー作家!
スーツにネクタイ、革靴と拳銃で裏社会と表社会を自由に行き来し、生涯、カネと女と拳銃に不自由しなかった男気と闇のカリスマの生涯!

recommend

あるヤクザの生涯 安藤昇伝 [ 石原 慎太郎 ]
あるヤクザの生涯 安藤昇伝 [ 石原 慎太郎 ] (JUGEMレビュー »)
最大の武器は知力と色気、そして暴力!
特攻隊員、愚連隊、安藤組組長、映画俳優……昭和の一時代、修羅に生きた男の激動の生涯をモノローグで描ききる圧巻のノンフィクションノベル! 

recommend

男の品位
男の品位 (JUGEMレビュー »)
安藤 昇
 品位というテーマで書くのは、いささかの躊躇があった。わがままで、ものぐさで、好き勝手に生きてきた俺は、品位とは対極の人間だと思うからだ。
 だが品位という言葉に「男」という一文字を冠し、「男の品位」とすれば、俺にも語るべきことがあるのではないか。そう思って筆を執ったのが本書である。安藤昇

recommend

男の終い仕度 [ 安藤昇 ]
男の終い仕度 [ 安藤昇 ] (JUGEMレビュー »)
生きるもひとり 死ぬもひとり 世間体だの、健康だの、命だの、といったことにとらわれず、もっともっと生きたいように生きるべきではないか 人生は「見切り」ではないかと思うようになってきた。
振り返ってみれば、いいこともあったし、楽しいこともあった。
悲しいことも、つらいことも、理不尽なこともあった。
人生の不条理を前にして憤ることもあった。
だが、それらは渾然一体となって滔々と流れゆく大河のようなもので、一喜一憂することの愚かしさや無意味さが、少しはわかってきたように思う。安藤昇

links

profile

書いた記事数:302 最後に更新した日:2022/11/21

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM