【敬天新聞社より】
このコーナーでは、各方面で活躍されておりますジャーナリストや情報通の方々に、座談会形式で好きなように語って頂きます。
何かの理由でお蔵入りになった話などを好き勝手に語って頂き、「社会正義の実現 」に貢献できればと考えております。

【A:全国紙記者  B:週刊誌記者  C:民放TV記者  D: フリー記者】代表挨拶
―『敬天新聞』の軒下三寸借り受けまして新しいブログを開設することになりました。「夜討ち朝駆け」の毎日、ご多忙中とは存じますが、諸般の事情で書けなかった記事、既に報道された記事の裏話、あるいは陽の目を見ることなく埋もれてしまった事件など、タブーに臆することなく談論風発、大いに内幕を暴露して戴きたいと思います。
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第94回・記者クラブ楽屋裏座談会
第94回・記者クラブ楽屋裏座談会

全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 F:全国紙記者


自分に都合の悪い情報は徹底して隠蔽。そのうえで論点や争点をズラして、最後に居直る。――やること為すこと、すべてがフェイクにもかかわらず、国民生活にとって重要な物事がなし崩し的に進行する。――昨今の政・官・財、三者揃い踏みのデタラメぶりには唖然茫然。いつから日本は斯くも条理のカケラもない無惨な国家になってしまったのか。新聞を見るたびに胸糞が悪くなる今日、この頃でございます。なお、今日も欠席のEさんに代わって、全国紙政治部記者のFさんにピンチヒッターとしてお越し頂きました。どうかよろしくお願い致します。

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「早速ですが、目下、働き方改革をめぐって国会で審議中の裁量労働制について、Fさんに解説して頂こうと思います」

「先輩諸氏に囲まれてビビり気味です(笑)。どうかお手柔らかにお願いします」

「会うのは初めてだけど、優秀な記者だという評判は聞いてるよ。よろしくね。――ズバリ言って裁量労働制法案は成立するの?」

「結論から言って、まず無理だと思いますね」

「しかし、『働き方改革』は、今国会の最大のテーマだろう。それを簡単に引っ込めては、それこそ内閣の危機。悲願の憲法改正どころじゃないと思うんだけど…」

「その前に、話の腰を折るようで申し訳ないけど、裁量労働制というのは何ですか?」

「そもそも、裁量労働制というのは、長時間労働を是正するために、技量を必要とする職種に限り、残業代を支払わない代わりに、働き方を本人の裁量に任せるというものです」

「今聞いた限りでは、それはそれでいいような気がするけど、なぜ揉めているんですか?」

「政府は、裁量労働制で働けば、時間の拘束によって勤務する社員に比べ、労働時間が短いというデータ(「2013年度労働時間等総合実態調査」)を出したのですが、そのデータを精査したところ、『裁量労働制の方が労働時間が長い』ということが判明したのです」

「なるほど。改竄あるいは捏造したデータを元にして作られた法案だということで、野党は挙って、この制度は残業代を出さずに長時間働かせるための『21世紀の奴隷制度だ』と追及しているのですね」

「しかも野党が、その『根拠となったデータを出せ』と迫ったところ、加藤勝信厚労相は『データは処分した』という答弁を繰り返していたのですが、なんと厚労省の地下室に32個の段ボール箱に保管されていたことで、さらに問題が拡大しているのです」

「32箱もの資料を処分した、探したがみつからなかっただなんて、これじゃ『森友学園事件』の資料隠しと同じ。いつもなら開き直る安倍首相が早々と謝罪、再度調査すると頭を下げたのも道理だな」

「天網恢恢疎にして漏らさずとはいえ、優秀なことで知られる霞が関の官僚が、こんなドジを踏みますかね?」

「優秀だからこそ、辻褄を合わすために、法案に都合のいい資料を作るんじゃないですかね」

「本来は、政治家の役割は官僚の暴走をチェックすることなのに、これじゃ法案作成のための『政官の談合』だ。ここまで悪辣な手法がバレては、いくら肝要な国民もソッポを向くのは必至。Fさんの言う通り、さすがの安倍首相も法案を見送りにせざるを得ないだろうな」

「連立を組む公明党は、山口代表が法案成立に前向きなコメントを出していますが、それでも見送りますかね?」

「穿った見方かも知れませんが(笑)、見送りになるということを内々に知っているからこそ、敢えて前向きな姿勢をアピールしているのじゃないでしょうか」

「さすがは『現世利益の追求』を目指す学会らしい対処ですね」

「ホテルから通勤、すっかり逃亡犯になってしまった佐川宣寿国税庁長官みたいに、法案作成に当たった厚労省の審議官や局長も栄転するのかな?」

「勿論ですよ(笑)。何しろ加藤厚労大臣は安倍首相にとって別格のお友達ですからね」

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「由らしむべし 知らしむべし」――いつか来た道を再び歩むことを危惧しつつ、本日はこれにて終わりたいと思います。ありがとうございました。
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