第172回・記者クラブ楽屋裏座談会

第172回・記者クラブ楽屋裏座談会

A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


【コラム・天風録】男らしくなさい(中国新聞2019/11/10)

広島県議会の語り草に「男らしく」発言というのがある。2006年3月の予算特別委員会。その時のやりとりが議事録に見える。質問に立った1年生県議が「知事、男らしくなさいよ」と勝ち気に責め立てている

▲当時、4期目の知事は政治資金パーティーの収入を少なく申告したかどで後援会の幹部が逮捕されていた。「公判中なので…」と濁す答弁に食い下がった末の発言だった。 「私なら辞職をしています」と駄目押しまで

▲そんな武勇伝を持つ元県議、自民党の河井案里参院議員の身辺が公選法に絡む疑惑の数々できな臭い。非難の矛先がブーメランとなって返ってきたようだ。攻守所を変えた途端、雲隠れの術とはあれれ、見苦しいではありませんか

▲とはいえ党の総裁に仰ぐ安倍晋三首相にして頬かむりの術である。河井議員の夫である法相など、辞職に追い込まれた閣僚2人の任命責任は、痛感するだけらしい。責任を取るという頭が、もはやないのかもしれない

▲「男らしく」に「女らしく」。鋳型にはめ込むような、そうした押し付けは偏見や嫌がらせのもとになりかねない。ただ、「人間らしく」と諭せる人が政界にいるかどうかは別の問題である。

長い引用になったが、渦中の河井案里参院議員の卑怯未練な態度に喝を入れた地元新聞のコラムである。勘どころをピシャリと押さえた洗練された痛快な名文である。さすがは天風氏。末文で「男らしく、女らしくを偏見や嫌がらせのもとになりかねない」として「人間らしく」という言葉で締めたところは、同氏の教養の高さを物語るものであろう。物書きの末席を汚す者として、見習わなければいけないと思う次第である。

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「天風氏の洗練されたコラムの後に座談会だなんて、おこがましい限りであるが、蟹は甲羅に合わせて穴を掘る。我々は我々なりに刻苦奮励したいと思います(キリッ)」

「いつもは言いたい放題のBさんにそんなに固くなられては、やりにくいぞ。普段通りの進行でお願いしますよ(笑)」

「河井夫妻の名前が出たついでに、もうひとりの雲隠れ議員・菅原一秀前通産相もようやく顔を出しましたが、肝腎な事には触れずじまい。折を見て説明するとそそくさと体を躱したそうです」

「情けないの一語。恥も外聞もかなぐり捨てて議員の座に恋々としがみつくなんて、議員以前の問題です」

「それはともかく、3人とも体調不良を理由にした雲隠れ、ほとぼりが冷めた頃を見計らって、のこのこ出て来て言い訳を繰り返すふてぶてしい態度に怒り心頭なのは分かりますが、なぜサンドバッグ状態にされながら辞任しないのでしょうか?」

「おそらく多くの国民は議員特権を奪われたくないし、罪を認めたくないから悪あがきをしているように見えるだろうが、後先を考えなければいけないのが政治の世界だ」

「針の筵に座らされてグチグチ言われる屈辱を味わうぐらいなら、さっさと辞めればいいと思いますが…」

「仮に起訴されれば辞職は避けられないが、そうなると問題になるのが補欠選挙だ。それも野党に議席が行く可能性がある単独の補欠選挙はどうしても回避したいのが本音だ」

「案里議員の場合は、落選した岸田派の溝手顕正氏が当選するから自民党にすれば議席は減らないのでは?」

「そんな単純な話ではなく、それでは案里女史をゴリ押しした菅官房長官の責任が問われることになるし、さらに3月15日以前に辞任すると4月下旬の統一地方選と重なって、もし大敗でもすれば安倍政権そのものが崩壊だ」

「辞任はするけど、3月16日以降に延ばすということですか?」

「そうなると計算では補選は10月25日になるのだが、さすがにそこまで引き摺るのには無理がある。となると考えられるのは、都知事選とのダブルという可能性も考えられなくはないが、おそらくは東京オリンピック直後の解散という心機一転作戦が順当な線だろう」

「なるほど。辞任するのは3月16日以降という段取りがベストなんですね」

「とすると検察が起訴、不起訴の判断を出すのも3月16日以降。権力というのはあれこれ考えるものですね」

「しかしなあ、野党に政権担当能力があるのかというと、これまた疑問のテンコ盛り。いやはや、ポスト安倍の日本は一体、どうなるんだろうな」

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今日はAさんの独演会でしたが、なるほど腑に落ちる解説にスッキリさせてもらいました。

第171回・記者クラブ楽屋裏座談会

第171回・記者クラブ楽屋裏座談会

A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


「なるべくしてなったトップは潔く身を処するが、なってはいけないのにタナボタ、あるいは何かの間違いでトップの椅子に座った人物は困ったことになかなか辞めないものだ」――かつて財界にこの人ありと謳われたD氏の言葉だが、さしずめ安倍晋三首相は後者に属する“困った宰相”であることに異論をはさむ人は少ないのではないか。

その安倍首相率いる政権が発足以来して8年目になった今月7日、同首相は自民党仕事始めの会で「桃栗3年、柿8年」を引き合いに出して「柿の収穫に入った」と意気込みを語ったが、さらに「柚子は9年で花盛り」と続けたことで、年内解散に備えて準備を始めていたセンセイ方は、異口同音に「ひょっとして、総理は来年までの総裁任期を全うするつもりではないか」とヒソヒソ話。

そこへ割って入ったのが、党内で反安倍を広言して憚らない一言居士氏。「冗談じゃない。アベノミクスを初め、一億総活躍、働き方改革、人生100年構想、人づくり革命、そして極めつけは憲法改正とキャッチコピーだけは一丁前だが、実質的な成果はゼロどころか、かえって甚大なマイナス。また政治生命を掛けるとまで言った北朝鮮拉致被害者は誰ひとり帰国しないし、北方領土は霧の彼方。誇るべきは在任日数歴代1位だけの無能政権にこれ以上居座られたら、マジで日本は沈没しかねんぞ」と言いたい放題。

とはいえ、党内の大勢は一強支配に恐れをなしてか、大樹の陰に駆け込むのに熱心な輩ばかり。加えて野党は野党で既得権を手放すまいと必死、吸収だ、いや合併だと、未だ足並み揃わぬまま「会議は踊る」状態というのだから何をか況や。嗚呼、与党もバカなら、未だにゴタゴタ続きの野党も輪をかけたバカ。こんな有様では、どう贔屓目に見ても、確かなのは「令和の時代はお先真っ暗」であるということだけであろう。


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「昨年来、マスコミ、特にテレビ業界の地盤沈下が続いていますが、ある調査によると、テレビを観なくなったのは、『(テレビを)観ていて不愉快になるから』というのが一番多かったそうです」

「随分と嫌われたものだが、分からんでもないな(苦笑)」

「本家までが理解を示してどうするんですか(笑)」

「不愉快の理由は、決まっていいところでCMになり、CM明けにまた同じ映像が繰り返される点だそうです」

「要するに視聴者をナメてるんだな。テレビ離れした視聴者がYuu Tubeに流れているのは、面白いところ、見たいものを短時間で観せてくれるからなんだが、テレビはスポンサーがどうの、こうので旧態依然としたスタイルのままなんだから当然だな」

「開き直るわけではないが、視聴者がどう思おうと、我々が窺うのはスポ―サーの顔色。CM料だ美味しい映像で視聴者を釣ってCMを見せるというのが、ビジネス・スキームだからなあ」

「タダで見せてやってるんだから文句を言うなというのは、上から目線の大道香具師の手口とそっくりですね!(笑)」

「2番目に多かったのが、『番組が全然、面白くない』ということだそうです」

「それは私も同感だな(苦笑)。我々が現場に居た頃と違って、テレビマン全体が、コンプライアンスだ、ヘチマだで、企画段階から保身に走っているから当然だ。とにかく新しい企画に挑戦しようとする気概が皆無。小役人と同じで、失敗して責任を取らされるのを嫌がって、すべてが前例踏襲か他局のパクリなんだから面白くないのは当たりマエダのクラッカー。そこそこ実績のあるタレントをキャステイングしていれば、たとえ数字が取れなくても免罪されるという計算尽くしだ。結果、企画も手詰まりになってしまうから、他局の企画や海外番組のパクリに走ることになるわけだ」

「散歩番組なんか、今では全局が手をつけてるんじゃないか」

「ドラマにしても、バラェテイにしても、何処も同じ秋の夕暮れ。同じようなタレントばかりで、言葉遣いもたどたどしいタレントが楽屋の裏話レベルのヨタ話で一丁上がり。司会者も、ビートたけし、明石家さんま、有吉弘之、内田光良、マツコ・デラックス、中居正弘が出ずっぱりで新鮮味なし。これじゃあ、視聴者が飽きるどころか、嫌いになるのは当然だわな」

「ドラマなんか、最近、やたらと再放送が多いのも、制作費の問題だけでなく、以前の作品の方が面白かったという証左でしょう」

「いずれにしても、テレビを観るとバカになる! ――Bさんの十八番ですが、バカでなく大バカになると訂正しなければいけませんね(笑)」

「それはそうと以前にも書いた通り、星の郷リゾート、那須烏山太陽光発電所(栃木県)、千本桜ゴルフリゾート(福島県)を舞台にした大型詐欺事件、脱税事件の当局の捜査が急ピッチで進んでいることをお知らせして本日はこれにて終わりたいと思います」

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別にテレビ局は親の仇ではないのですが、今回も彼らの悪口?になってしまいました。僭越ながら当座談会が彼らの「発奮剤」になることを願って已みません。

 

第170回・記者クラブ楽屋裏座談会

第170回・記者クラブ楽屋裏座談会

A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


テレビを点けると、朝から晩までゴーン被告と500ドットコム、そして米国vsイラン紛争ばかり。いずれの事件も確かにセンセーショナルかつ重大な事件であり、必死になる気持ちは分かるが、悲しいかな、報道される内容は、どのチャンネルも似たり寄ったり。何故か。情報源が同じだからである。ニュースなるもの、ネタ元は同じでも、別の角度から俯瞰、深く切り込めば、ひと味違う内容になるはずなのだが、そういった工夫は皆無。唯々、みんなで渡れば怖くない式の金太郎飴スタイルである。

――在京某局のチーフプロデュ―サー・K氏いわく。「信じられないでしょうが、他局(特にNHK)と違った内容を報道すると、上からイエロー・カードどころか左遷ですよ。僕が取材現場に出ていた頃は、もっと報道機関としての矜持が残っていたのですが、今は独自取材なんか夢のまた夢。とにもかくにも権力機構の広報機関に徹するのが“出来るTVマン”なんですから。

――スクープ?そんなことをしたらカードの色が赤くなっちゃいますよ(笑)。鶏舎の中のニワトリみたいなものですよ。ゴーン事件だって、ひたすら検察当局からリークされるネタを寸分違わず報道するのが我々の仕事です。要するに頭を使わなくていいのですから、コネ入社のボンクラ坊ちゃん、お嬢ちゃんで十分。表沙汰にはなりませんが、風紀の乱れだけは外務省と互角かもしれません(笑)。

まあ良いところといえば、給料が少々高いことぐらいでしょうが、それも今のうちかもしれませんよ。だって売上の半分近くを、その昔、国から安く払い下げられた不動産の賃貸で稼いでいるんですから、いわば『放送もしている不動産屋』ですよ。転職できるのだったら、明日にもしたいですよ。なのに、こんな実態も知らずに就職希望者が殺到するんですからねえ(苦笑)」

――今や電通が「スポーツ専門興行会社」になりつつあるように、TV局が「娯楽+災害中継専門局」になる日は近い?


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「ゴーン被告が逃亡先のレバノンで記者会見を開きました。クーデターに加担した日本政府高官の名前も開陳する?と期待されていたのですが、蓋を開けてみたら、真新しい事実はほとんどなく我が国の司法制度に対する恨み節に終始。正直、がっかりしました」

「中身はBさんの言う通りだが、いい悪いは別にして、2時間半にわたって独演会が出来るファイターぶりは大したもの。日本の経営トップで、あれだけ演説できる人物はいないだろう」

「妙なところに感心するんですね(笑)」

「だって、恨み節以外に評価すべき点はないんだもの(笑)」

「会見に参加できた我が国のメディアは、朝日新聞、小学館、そして意外にもテレビ東京の3社のみでいしゃが、 “皆様のNHK”は抽選に洩れたのかしらん(笑)」

©「会見で逃亡の理由について『迫害から逃れた』と力説していたが、ゴーン被告が逃亡した際に代理人の高野隆弁護士が発した次の言葉――『残念ながら、この国では刑事被告人にとって公正な裁判など期待することはできない。裁判官は独立した司法官ではない。官僚組織の一部だ。日本のメディアは検察庁の広報機関に過ぎない。しかし、多くの日本人はそのことに気がついていない。あなたもそうだ。20年間日本の巨大企業の経営者として働いていながら、日本の司法の実態について何も知らなかったでしょ』――は、今回の事件だけでなく日本のすべての裁判に共通するものであり、傾聴に値する意見だと思うな」

「レバノンは2%の富裕層が、国の富の半分近くを保有する歪な国家です。そうした実情を理解せず、日本のメディアがヤメ検を動員。いくら『ゴーンは怪しからん』と批判したところで裁判は事実上“終了” 。慌ててゴーン夫人の逮捕状を取ったところで、引かれ者の小唄。夫婦ふたりをお尋ね者にしたというパフォーマンスにすぎないと思うのですが…」

「今回の事件は、社内で解決すべき問題に国家が介入したことで国際的な問題に発展したわけだが、司法制度云々はともかく、日産にとっては、レバノンでゲリラ的にコメントするゴーン被告は、まさに野に放ったオオカミ。本業にも悪影響を及ぼすと思うぞ」

©「話はガラリと変わって、先日、弁護士グループの新年会の席で、『サラ金やカード会社の中で、多重債務者に対する“追い込み”がシビアなのはどこか?』という話題になったのだが、どこだと思う?」

「う〜ん。どのサラ金もお行儀が良くなってるからなあ?」

©「ジャーン!――ワースト1位はM社で、2位がRカード、3位がL社だ」

「エッ、3社とも人気タレントを起用したテレビCMをバンバン流しているところじゃないですか!」

「しかも、M社とL社は銀行系ですよ」

「低金利の時代だけに、サラ金部門は高収益の源とはいえ、銀行までが悪徳マチ金になっちゃあ、この世は闇だな(嘆)」

「皆さんも借りるはイージー、回収はハードだということを覚悟して計画的に借りてくださいよ(笑)」

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令和2年は、年初から波乱続き。今後、どんな厄災が降りかかるのか。ボーッとしてたらチコちゃんに叱られる1年になりそうです。


第169回・記者クラブ楽屋裏座談会

第169回・記者クラブ楽屋裏座談会

A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB

 

あっぱれミスター・ゴーン!と言えば不謹慎か!――旧臘晦日、保釈中のカルロス・ゴーン被告が、まさかまさかの国外脱出。自由と引き換えに捨てた保釈金15億円をもったいないと思うのは下級国民だけか。「まんまと逃げられ、さあ大変!」――まさに「地獄の沙汰」ならぬ「逃亡の沙汰」もカネ次第。除夜の鐘を聞きながら年越し蕎麦をと寛いでいた司法関係者は青天の霹靂。なかでもメンツ丸潰れの検察幹部は切歯扼腕、「だから保釈に反対したのに…」と地団太踏んでも後の祭り。レバノンといえば泣く子も黙るコスモポリタン国家。極東の島国育ちとはオツムの構造は真反対。あまりの失態に「日本の司法が舐められた」と唾を飛ばしたところで、モリカケ事件を引き合いに出すまでもなく、我が国の司法はとっくの昔にグダグダ。忖度が大手を振って歩くデタラメ司法なんぞを当てにすると身の破滅と見切ったミスター・ゴーンのレバノン行きは、コスモポリタンの面目躍如。巷間、伝えられるところによると楽器ケースに身を潜めてプライベート・ジェット機で彼の国へ飛び立ったとか。さながら「スパイ大作戦」もどきの脱出には感嘆させられるが、保釈逃亡といえば思い出すのは“海峡に立つ男”。片やジェット機、片や船の違いはあれども両氏に共通するのは「潤沢な資金」もさることながら、「権力がナンボのもんじゃい」とする「反骨度胸」あっての怪挙には心中密かに拍手を送っている天邪鬼たちも少なくないのではあるまいか。
 
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「みなさん、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
 
一同 「右に倣え!」
 
「空気を読んで右に倣えと言ったものの、約800万人の団塊の世代が2025年に一斉に75歳以上の後期高齢者となり、国民の3人に1人が65歳以上の超高齢社会に突入。それに伴い認知症の人が2015年から25年までの10年間で525万人から730万人に激増――難問山積の令和の時代は、正直なところ、めでたいとは言い難いな」
 
「御意!――令和2年は、天下分け目の波乱の年だということを肝に銘じ、謙虚かつ大胆な座談会にしなければいけません。――早速ですが、『500ドットコムから国会議員5人に“賄賂”』――全国紙元旦号の一面トップ記事競争は、朝日新聞のぶっち切りでした」
 
「ほとんどの新聞が、ゴーン被告の日本脱出を報じていた中、朝日だけがクリーンヒット。何だかんだ言われても、やはり特捜事件にかけてはさすがですね」
 
「参った、参った。元旦からお年玉の替わりに大目玉だよ(苦笑)――御用紙の一角を占めているにもかかわらず、朝日の後塵を拝するとは情けないよなあ(;´д`)」
 
「いつも調査報道、調査報道と念仏のように言ってるくせに、パソコンの前でネット・サーフィンに興じていちゃあダメですよ(笑)」
 
「ウチなんか、今や娯楽番組専門局。ハナから報道機関にカウントされていないから気は楽だが(笑)、曲がりなりにもジャーナリストを標榜している以上、やはり忸怩たる思いがするなあ」
 
「ところで、500ドットコム事件はどこまで拡がるのでしょうか。入り口は外為法違反事件と地味でしたが、五月雨的なリークの終着点には、途轍もないビッグな結末が待っているような気がしてなりません」
 
「当初は秋元司ばかりに注目が集まっていたが、その後の報道で500ドットコムからカネを貰っていたのは、自民党の岩屋毅前防衛相(大分)、宮崎政久法務政務官(比例九州)、中村裕之元文部科学政務官(北海道)、船橋利実氏(比例北海道)と日本維新の会の下地幹郎元郵政民営化担当相(比例九州)の5人。まとめて立件されるかどうかは分からないが、100万円欲しさに怪しいカネに手を出すとは、脳みそのネジが緩んでいるとしか言いようがないな」
 
「もっとも岩谷前防衛相をはじめ、名前の挙がったセンセーたちは口を揃えて贈収賄疑惑を否定していますが、政治資金規正法違反はどうなんですかね」
 
「司法担当記者からキーマンは紺野昌彦と聞いていたのですが、カンナ屑みたいに口を割っちゃあダメですよね」

「逮捕リストに載っていた元政策秘書の豊島晃弘が逮捕されていませんが、司法取引でもしたのでしょうか?」

「彼が逮捕者から抜けているのは確かにおかしいわな」
 
「しかし、先ほどの6人の国会議員だけで事件は終結するんですかね?」

「すべては検察次第だが、辺野古埋め立てに使用されている岩石利権や地元の大手土建・D建設絡みのハコ物工事疑惑など沖縄には事件になるネタがゴロゴロしているからなあ。検察が、その気になれば、まだまだ拡がるかもな」

「折しも、ゴーン被告に逃げられてメンツ丸潰れの検察だけに、汚名挽回とばかりに気合を入れればの話だが…」

「現政権になってからの検察の忖度ぶりを見る限り、甘い期待は禁物のような気がしないでもありません」

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桜を観る会疑惑に続いて、年末には500ドットコム事件、そしてゴーン海外逃避事件。令和2年は賑やかな年になりそうな気配です。
――本年もよろしくお願いします。

第168回・記者クラブ楽屋裏座談会

第168回・記者クラブ楽屋裏座談会

A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


久々の眞紀子節が炸裂!――「政治は税金を使って国民のため、国家のため、世界のために死ぬ気になってやるんです。その辺のバカ息子、バカ娘がなるから、こんなことになっている」――角栄元首相の故郷・新潟県西山町で開催された生誕100周年記念式典で田中眞紀子女史が、現在の政治を痛烈に批判。さらに鉾先は安倍首相に向けられ「安倍夫妻は国民の前でうそ発見器を置いて発言をすべきです。自殺者まで出て犠牲者だらけじゃないですか。こんなことになった原因は何ですか。安倍さん夫妻でしょ。いつまでモリカケ問題をやっているんだと言いますけど、こんな人たちに政治をやらせちゃ絶対いけないんです」と舌鋒鋭く一刀両断、健在ぶりを披露。2012年の衆院選で落選以来7年。事実上政界を引退、越後交通の采配を奮う現在、折からの角栄待望論の追い風もあって、女史の再登場を期待するムキもあるが、如何せん御年75。ならばと白羽の矢を立てられそうなのが長男・雄一郎氏。これまでは政治との関わりを頑なに拒んできたが、今回の式典に参加したことで、地元有権者から「志半ばで倒れた爺さんの跡を継いでくれや」の声が澎湃として巻き起こっているとあっては、次期衆院選の立候補も無きにしも非ず。手腕は未知数でもカエルの子はカエル。永田町を大挙して闊歩するボンクラ2世、3世議員よりは遥かに上質のはず。角さん没して26年。「夢よ、再び」!――是非とも立候補を決断、腐臭紛々、澱みきった永田町に新風を吹かせて欲しいと願うのは新潟県民だけではないはずです。
 
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「今年最後の座談会です。終わりよければすべて良し。ビシッと締めてください」
 
「政・官・財、表も裏も、何だかんだと事件が多すぎて…(笑)。直近では、東京地検特捜部が、久しぶりに政界に切り込んだ秋元司衆院議員だろう」
 
「入り口は外為法違反容疑ですが、巷間言われているように、本丸は中国企業が絡んだ贈収賄ですかね」
 
「タイムリミットが不逮捕特権の切れる1月19日のせいか、捜査は急ピッチですが、中国の企業ってどこですか?」
 
500ドットコムジャパンだ。当初は大手町にあったが、捜査が始まる前に六本木に移転、その後、すぐに解散。手際のよい会社潰しは、怪しいの一語に尽きるな」
 
「元公設秘書のT某、浦添市長の後援者N某、芸能プロのS某など色々名前は挙がっているが、最大のキーマンはK某だ。目下、全マスコミが必死になって追っかけているが、天に消えたか、地に潜ったか。行方不明状態だ」

「いつもは大抵のことは気易く教えてくれる自民党関係者も、今回はなぜか電話にも出ないしお手上げ。報道されている以上に、Xデーは近いような気がします」
 
「これまでもとかくの噂があったし、けもの道を歩き馴れた秋元センセイだけに防御策は完璧のはずだが、スピーディな捜査ぶりを考えると、今度ばかりは年貢の納め時かもな?」
 
「そういえば、秋元代議士も二階派。穿ち過ぎかもしれませんが、これも二階派潰しの“謀略捜査”ですかね?」
 
「その可能性もあるが、桜疑惑から目を逸らすための陽動捜査の線も考えられるんじゃないか」
 
「いずれにしろ、永田町は自分が助かるためには仲間も売る恐ろしいムラですね。――永田町絡みといえば、もう一件。かねてより着手必至と見られていた大樹総研疑惑が急浮上中。JC証券を突破口に事件化されるのでは?と専らの噂です」
 
「今頃かよ(笑)――そういえばJC証券から5000万円を借りたモナセンセーも二階派。さっきのCさんの意見が信憑性を帯びてくるな」
 
「元TBS・山口敬之記者が準強姦の民事裁判で330万円の損害賠償を命じられました」
 
「山口氏は『私が不起訴になったのは犯罪を犯していないからだ』と即刻、控訴することを言明しましたが、逮捕・起訴を免れたのも“天の声”のお蔭?なのに大上段に振りかぶって潔白を主張するなんて、往生際の悪さばかりが目立って、なんだかなあ?と思っちゃいます」
 
「潔さのなさは矜持のなさ。――罪にも色々あるが、就活を利用して泥酔した彼女をホテルに連れ込んで強姦するなんてサイテー中のサイテー。あの反省のなさでは、恥の上塗り。控訴審で賠償額が跳ね上がるかもしれんぞ」
 
「いやいや、今や“忖度病”は裁判所にも蔓延しているから、どう転ぶか分からんからなあ。真実の究明より我が身の保身を優先する“ヒラメ養殖池”では、木の葉が沈んで石が浮くのが日常茶飯。油断は出来んぞ」
 
「桜隠しといえば、またまたクスリ絡みで芸能人が2名逮捕される?という噂が週刊誌記者の間で飛び交っています」
 
「うわ〜っ!――こうもワイドショー好みの事件が続いては、1月の通常国会で野党連合軍の桜を見る会疑惑の追及が吹っ飛んでしまいかねません」
 
「落ち着かない年末年始ですが、さて、どうなることやら。――しかし質の良し悪しはどうあれ、ケッキョクはヤッキョク。権力というのはイザとなったらオールマイティだと感心させられる年の瀬だな(笑)」
 
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これにて今年最後の座談会と致します。1年間、本当にありがとうございました。どうか良い年をお迎えください。

第167回・記者クラブ楽屋裏座談会

第167回・記者クラブ楽屋裏座談会


A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


人材派遣、警備、芸能プロ、マチ金、カジノ、風俗ーーその昔、ヤクザが生業とした口入れ屋、用心棒、興行、高利貸、売春の現在の呼び名である。呼称を変えても中身が変わるわけがなく、いずれも圧倒的に高収益の業種である。なぜ、やくざは、こうした美味しい業種を独占的に営むことができたのか。それは「暴力装置」を持っていたからである。しかし、法律によって暴力装置の存在が否定される時代になり、その後釜として台頭してきたのが、「権力機構」である。正確にいえば、権力機構の威光を後ろ盾にした関係者、すなわち、かつて権力機構で禄を食んでいたOBや時代劇に悪党として登場する「越前屋」の類いである。そこには「持ちつ持たれつの関係」が生まれるのは当たり前である。たとえば雨後の筍のように蔓延る人材派遣業の場合、当初はアルバイトの募集など臨時的な職種に限られていたが、今や政府の打ち出した「働き方改革」という耳障りの良いスローガンのもと、「人件費を削減」するために企業から正社員を駆逐するための非人情な役割を担う存在となっている。その悪辣ぶりは、かつてはピンハネという言葉の如く1割だった「紹介料」が、現在では3割、場合によっては5割近くというのだから、高橋秀樹扮する桃太郎侍が口にする「人の生き血を吸う」業種である。その代表格のP社の場合、最高幹部が政策を決定する委員会のメンバーを兼ねているのだから癒着どころか、一心同体。甘い汁を吸い過ぎて糖尿病になるのでは?と心配になってくる。また、つい昨日までは取り締まる職責にあった人物が、犯罪、特に詐欺を業とする企業に天下るケースが多いのが昨今の風潮である。いくら高給を提示されようと拒否するのが権力機構に属していた人間の「矜持」だろうが、臆面もなく天下って恥じない様は、醜悪の一語に尽きると言っても過言ではない。――斯様なモラルを失したデタラメ三昧が日常的に横行する国家の行く末は……?

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「『国会閉幕で桜は散る』と言われていたのに、隠すより顕わる、次から次に新しい“蕾”が出てきて、来年の通常国会に持ち越されてしまいました」

「特にジャパンライフ問題にスポットライトが当たったことで、さらに風圧が強くなってしまった」

「別に弁護するわけではないが、ジャパンライフと懇ろだったのは安倍首相だけでなく自民党の伝統だ。ジャパンライフの前身は、1970年代に社会問題になったジェッカーチェーンだが、当時から山口隆祥から“献金”を受けてきたのは福田赳夫中曽根康弘森喜朗安倍晋太郎石原慎太郎平沼赳夫亀井静香山口敏夫……そして現在でも加藤勝信、下村博文など政界のお歴々の他、下稲葉耕吉(元警視総監)、相川孝(元京都府警本部長)、三浦甲子二(元テレビ朝日専務)、橘優(元朝日新聞政治部記者)など官界、マスコミと多士済々。山口社長のカネ配りのきめ細やかさは“名人”と言ってもいいくらいだ」

「山口が逮捕されることもなく人生のほとんどをインチキマルチ商法1本で歩んで来れたのも、要所要所に50年近くカネをばら撒いてきた“お蔭”なんですね」

「ところで、当欄でも再三、取り上げてきた秋元司元環境副大臣の元秘書宅に東京地検特捜部が家宅捜索をかけました。てっきり保育園への補助金詐欺で逮捕された塩田大介みと思いきや、なんと容疑は外為法違反。本丸突撃にための別件なんですかね?」

「北海道でもガさ入れしたようですし、天下の特捜部が年末のクソ忙しい時に外為法違反如きで動かないでしょう。やっぱり狙いは補助金詐欺だと思いますよ」

「秋元は、このところ河井夫婦菅原一秀と×印続きの二階派だろ。官邸の“牽制球”という可能性もあるんじゃないか?」

「秋元の元親方は、積水ハウス地面師事件にも関係した小林興起元衆院議員だ。秘書時代にタイトロープを渡る親方の背中を見ながら危ないカネの見分け方を習得しているはずだから、そう易々と尻尾を出すようなドジを踏んでいるとは思えないが、上手の手から水が漏れるということもあるからなあ」

「塩田といえば、例の麻布迎賓館をめぐって“登記の魔術師”と裁判沙汰になっています」

「久しぶりですね、魔術師の名前を聞くのは」

「競売になっていた迎賓館を魔術師が妻の名で落札したにもかかわらず、不動産登録税や固定資産税を払うのが嫌で、そのままにしておいたところを塩田が第三者に転売したことで裁判になっています」

「どっちもどっち。ハブとマングースみたいなもんだ。好きにやってください(笑)」

「そういえば、ここにきて新橋白骨事件の関係者を捜査2課が事情聴取しているそうです」

「中心人物の松田某は既に死亡しているし、今頃になって大平某や仲田某に泥を吐かせようとしたところで、どいつもこいつも古狸。成果は上がるのか、疑問だな」

「どうでもいい話ですが、積水ハウス事件で逮捕された土井淑夫カミンスカス操に拘置所で面会した人物によれば、ふたりとも激ヤセで別人みたいになっているそうですよ」

「根性の座ってないアイツらのことだ、少しでも量刑が少なくなるように共犯の内田マイクに罪を被せるような証言をしているんじゃないか(笑)」

「内田マイクは海千山千のスーパー詐欺師。法廷での体躱しにかけては彼ら2人より一枚も二枚も上。公判で無罪を主張したように、易々とお裁きを受けるはずもなく、これからが白熱の💩投げ合戦だ(笑)」

「また、数多の事件屋、詐欺師など魑魅魍魎が跋扈、本紙で何度も書いた千本桜リゾートゴルフ倶楽部を国税当局が査察中とのことですが、この件についてはまたの機会に…」

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2019年も余すところ2週間となりました。終わりよければすべて良し。恙なく新年を迎えられるようご自愛ください。

第166回・記者クラブ楽屋裏座談会

第166回・記者クラブ楽屋裏座談会


A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


朝日新聞が45歳以上のデスクや地方支局長などの大量リストラを発表、退職金は6000万円」――全国紙、地方紙ともに年を追うごとに大幅な部数を減らしている新聞業界だが、ついに“天下の朝日”までがリストラ策を発表、取材どころではないテンヤワンヤの大騒ぎになっている。

もはやブロック紙と呼ぶのがふさわしいS新聞やM新聞の記者たちからは、「6000万も出るなんて!」と羨望の声が出ているが、高給で知られるY新聞やK通信の記者たちは「明日は我が身か」と気もそぞろ。

今回の報道を受けて、長年にわたって朝日新聞を購読してきた読者のひとりは、「最近は特に、木鐸としての使命を放棄、読み応えのある記事が載っていないのだから部数が減るのは当たり前。今回のリストラ策は高すぎる給料にあぐらをかいてきたトガメだが、貧すれば鈍する。紙面の劣化に拍車がかかるんじゃないかな」と語るが、こうした読者の新聞離れについて、現場の記者たちはどう答えるか。

「最近の新聞が面白くないのは認めます。役員たちは部数減をスマホやPCのせいにしていますが、要は中味です。毎日、毎日、時の政権に忖度しっ放しの記事ばっかりの新聞なんか、作り手の我々だって読みたいと思いませんよ。役員たちは読みたい新聞にする努力を怠ってきたことを反省せず、今頃になって『打倒、ネット!』などと3周遅れの御託を並べています。一度、落ちるところまで落ちて出直さなければ、このまま沈没でしょうね」――以て瞑すべしである


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「厚生労働省の発表によれば、2019年の出生者数が、1899年の統計開始以来、86万人と過去最少になったそうです」

「国土の面積と人口が国力の源泉だ。その人口が減少するのは、天下の一大事なのに多くの国民の受け止め方は他人事。日本沈没の日は、案外早いかもしれないな」

「人間も動物ですから、日本は個体を増やす国ではないということを本能的に知っているのかもしれませんね」

「失業率は下がったとはいえ、契約社員やアルバイトばかり。運よく正社員になれたとしても終身雇用は崩壊一途。自分のことで精いっぱいで、将来の人生デザインを描くなんて無理の2乗。こんな有様じゃあ結婚もできないし、子どもが少なくなるのも当然だ。――こんな日本に誰がしたといえば、やはり政治家ひとりひとりが、日本をどういう国にするのかという大局観を持たなければいけないのだが、当の政治家が、『今だけ、カネだけ、自分だけ』なんだから、日本沈没もやむをえないだろうな」

「我々が石蓋を担ぐ時には、冗談ではなく、現在と似ても似つかぬ日本になっているかもしれませんね」

「厚労省が、団塊の世代が75歳以上になり始める22年以降の医療費の増加に備えて、受診時の窓口負担を『原則1割』から『原則2割』に引き上げる意向だそうです」

「この引き上げで減らせる医療給付費は8000億円だが、もしそうなると75歳以上の老人は収入が減るのに負担だけが増加して、生活を圧迫することになるな」

「窓口負担を含めた2018年度の医療費は43兆円。そのうち16兆円が75歳以上の医療費で占められており、ひとりあたり年間で90万円だ。この16兆円のうち15%は、保険料と窓口負担で、残りの85%を公費と現役世代の保険料で賄っているんだから、1割引き上げも仕方ないといえば、仕方ないわな」

「身も蓋もない言い方ですが、政府の本音は『生産性が小さく、カネ喰い虫の年寄りは、徒に長生きせず、とっとと死んでくれ』ということでしょ」

「口ではお年寄りを大切にしようと言いながら、やってることは国家ぐるみの“老人虐待”。年金だって、100年安心とラッパを吹くが、今の40代未満の人たちはどうなることやら。さっきCさんが言ったように、お先真っ暗の状態で子どもを産めというのも矛盾した話です」

「悲観的な話ばかりです。何か前向きな話題はありませんか?」

「なし!――嘘つきばかりが大手を振って歩く日本に明るい話なんかあるはずないじゃないか!www」

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始終、鬱病になりそうな話題ばかり。これ以上、続けていると本当に鬱になりそうなので、本日はこの辺りでお開きにしたいと思います。次回は歳の終わりにふさわしい明るい話題をお願いします。


第165回・記者クラブ楽屋裏座談会

第165回・記者クラブ楽屋裏座談会


A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


「お父さんのお仕事は嘘をつくことなの?」――余計なことだが、愛すべき子どもたちから、こんな質問をされているのではないだろうか?――桜を観る会をめぐる疑惑を追及する野党議員の質問に真面目な顔で答える内閣府幹部職員のことである。嘘も100回言えば真実になるとはいえ、今回に限っては1000回言おうと、10000回言おうとますます墓穴を深くするだけなのに、必死になって言い繕う彼らの姿は、哀れというか、滑稽である。もちろん、嘘つき役人たちのほとんどは(なかには国税庁長官のように頑張れば俺も出世できるかもしれない」と期待しているムキもいるかもしれないが…)「チェッ!何でこんなつまらないことでバカ殿の尻拭きをしなければいけないのか」と舌打ちしながら嘘をつき続けているのだろうが、例えそうであったとしても、その言動は、「殿の下僕」そのもの。公務員の本分たる「公僕」から大きく外れた行為であるのは明々白々。もっと言えば、白昼堂々、国民の代表である国会議員に対し嘘を連発する「本分に悖り放しの公務員」も、法治システムに真っ向から挑戦する国賊と考えれば紛れもない反社。それも給料を保証された「恵まれた反社さま」と言ってもいいのではないか?と思う今日この頃でございます。

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「最初は些末な問題と高を括っていましたが、大マスコミが毎日のように取り上げているせいか、 『桜を観る会問題』がボヤから大火事になってしまいました」

「ここまで大きくなったのは、経済や外交問題と違い分かり易い問題だからだが、構造的には5年前の『上州ドリル事件』とソックリな図式だな」

「あの事件では国家老の爺やが姫の罪を被りましたが、今回の爺やの役回りはご贔屓のホテル。まさに♪どうすりゃいいんだ思案橋♪――いくら上得意でも、信用と格式を重んじるホテルも頭が痛いでしょうが、出された告発をいずれは受理せざるを得ない検察も顔をしかめているでしょうね(笑)」

「下手な小細工なんかせずに、肝腎の総理が堂々と出てきて、云々赫々と説明すれば済むはずなのに当の本人はすべてを他人任せで遁走。どうなっているんですかねえ(笑)」

「しかし本人が出てくれば、ますます火に油を注ぐような発言をするのが目に見えているから結局は薬局。仕方なく嘘の上塗りに励んだ結果がこのザマだ(笑)。気の毒に普段は冷静沈着な令和おじさんまでがハチャメチャ答弁を連発。挙句の果てに『反社の定義』にまで言及するに及んでは、それこそ爺やまでがご乱心の図。――万事休す。ノーサイドの笛が鳴るのも近いかもしれんぞ」

「新年号の色紙を持っただけで、次の総理候補になると気負うこと自体、おかしいと思うんですが、今回の件で完全にポストレースから脱落しましたね」

「子どものころ、『嘘つきは泥棒の始まり』と言われましたが、現在の内閣はさしずめ泥棒集団。笑い事ではなくガッカリです」

「それはそうと、桜の会事件のおかげで霞み気味ですが、広島のウグイス嬢日当事件はどうなっているんですかね」

「説明責任なんか糞食らえとばかりに、夫婦そろって沈黙の行。アナグマを決め込んで国会にも出ていないようだぞ」

メロン&香典事件の前通産相も右へ倣えでエスケープ中ですが、このまま逃げ回っていれば沙汰止みになるとマジで思っているんですかね」

「国、地方を問わず、昨今の選良たちの厚顔無恥ぶりには驚かないが、ここまで卑怯だと可愛げがないどころか、 “無責任逃亡罪”と言うべき愚行。歳費をストップさせるぐらいの措置をとるべきだと思うがなあ」

「おっと、ちょうど今、防衛省が立石建設工業(謄本上はタストンエアポート)所有の馬毛島を160億円で購入するとの一報が入りました」

「奮闘四半世紀!――今まで、まとまりそうになっては土壇場で何度もキャンセルされた“強欲の島”だから感慨深いものがあるが、一代の英雄も借金には勝てんちゅうことやな(笑)」

「25年という年季が入っているとはいえ、取得価格はわずか6億円。鹿しか棲んでいない島を190億だ、200億だと渋太く粘っていたが、ややこしい筋からの借金の果ての売却だ。近々に回ってくる手形を落とすカネもないし、2回目の不渡りを回避するためには万事休す、手放すしかなかったのだろう。しかし、防衛省の当初の予算は45億だったのに、それを100億以上も上回る金額で、しかも謄本を見ても分かるように、反社勢力の手垢がべったり付いた島をいくら米軍の要請とはいえ、購入することに問題はないのかい」

「それに種子島など近隣の島からFCLP訓練反対の声も出ているようですし、一難去って、また一難。ひと筋縄では行かないんじゃないですかね」

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今年も余すところ1ヶ月となりました。終わりよければすべて良し。何かと慌ただしい且つ腹の立つ歳の暮れ。どうか恙なくお過ごしください。

 

第164回・記者クラブ楽屋裏座談会

第164回・記者クラブ楽屋裏座談会


A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


メロンに香典、ウグイス嬢の日当に、桜祭り前夜の5000円のパーティ代。――いやはや、いやはや、昨今、永田町を賑わす「事件」のいじましさには落胆。田舎の市会議員や町会議員ならまだしも、いやしくも国会議員だろう。同じ公職選挙違反なら「さすがは国会議員!」と満天下から喝采を浴びるようなダイナミックな話題を提供してもらいたいもの。ただ、5000円問題については、メロン代・香典とウグイス日当が議員自身が出したカネであるのに対して、パーティ代の原資は公金。自分の腹を痛めることなくエエ恰好する品性を欠いた厚かましさは、金額の問題以前に、それだけでリーダー失格。ひと昔前なら即、切腹のうえお家断絶の巻なのだが、悲しいかな、今の自民党内には日本のために我こそは!という肚の座った侍はいないし、野党も野党で烏合の衆ばかり。――嗚呼、条理・倫理は今、何処?――気の葉が浮いて石が沈む真っ当な日本に戻るためには、今こそ国民ひとりひとりが斎戒沐浴、真面目に日本の行く末を考える以外に道なしでは…。

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「何とかピンチを切り抜けようと尻の青い記者を相手に異例のぶら下がり会見を連発。これで説明責任を果たしたつもりだったのでしょうが、口を開けば開くほど疑惑が次から次に噴出、せっかくの憲政史上最長内閣をドロドロにする醜態を晒しています」

「問題点は、ー分の選挙区から1000人以上の支持者を招集したことと、∩位觝廚濃抻者に5000円の負担で飲み食いさせたことの2点だが、前者は開催の趣旨から逸脱した点でアウト、後者は不足分を事務所が負担していれば公職選挙法違反だ。それも嘘に嘘を重ねた挙句の果てに明らかになったことだけに情は最悪。ボヤが大火になりそうな雰囲気だな」

「モリカケ問題で私人と閣議決定したアッキーの枠まであったことでブーメランが直撃、ますますもって私物化が明らかになってしまいました」

「古人いわく『ひとつの嘘を隠すためには10の嘘をつかなければいけない!』――台本がないとまともな答弁ができないんだから、黙っていればいいのに…」

「権腐10年ならぬ権腐2887日――すべてがその場しのぎ、口先三寸のヨタ話の果てのギブアップ?――針の筵に座るのが嫌で予算委員会を来年に延期したことで憲法審査会がストップ、国民投票法もお流れで悲願の憲法改正も絶望的。おまけに急を要する台風被害のための補正予算も先送りだ。こうなると堪え性のない首相だけに、破れかぶれで花見疑惑解散&総選挙もあるかもしれんぞ」

「今後の展開は、大マスコミの追及に期待する?として――悪辣極まる『かぼちゃの馬車事件』で破綻したスルガ銀行がシェアハウスのオーナーに対して“腐りカボチャ”と引き換えに、借金の帳消しを検討しているそうです」

「正直なところ、何を今さらという気がしないでもないが、本紙が先鞭をつけた『デート商法事件』にメスを入れておけば、こんな事件も起こらなかったのに」

「金融庁にすれば、スルガ銀行を潰すと不都合な真実が出て来るので『白紙に戻せばいいだろう』で借金棒引き作戦で幕を引きたいのかもしれませんが、そうなるとカボチャの運営会社・スマートデイズは不問ですかね?」

「そうはイカのキン○マ!――詐欺師の佐藤某とA級戦犯の岡野一族をクレマチスの丘の松の木に吊るすまでは一件落着とすべきではありません!」

「ところで、本紙で『立件近し!』と再三、取り上げてきた『JCサービス事件』ですが、未だに音無し。どうなっているんですかね」

「遅い、遅すぎる!――穿った見方かもしれないが、旧民主党議員が多数関係しているので、政局が混乱した際の“スカッドミサイル”として温存しているのではないかな

「さもなくば、JCサービスに火が付けば、maneoグループ、LCレンディングに延焼するのは必至。被疑者が多すぎて、その区分け作業に手間取っているのかも?」

秋田新太郎然り、松尾隆然り、浦郷直樹然り、福岡勇次然りその他大勢――被疑者レーダーに映っている面々がテンコ盛りなのに捜査は遅々として進まず!――どうなっているんでしょうかね?」

「奴らは職業詐欺師だ。裁判になることを前提に事件を組み立てる輩ばかりだからなあ。ついつい捜査も慎重にならざるをえないのだろうが、それにしても遅いわな」

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一気に冬になりました。インフルエンザが流行っています。特にご老体の方は(笑)予防注射を忘れないようにしてください。それでは本日はこれにて…。

 

第163回・記者クラブ楽屋裏座談会

第163回・記者クラブ楽屋裏座談会


A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


教師をはじめ、警察官、自衛隊員、消防士――公務員の「犯罪」が社会面を毎日のように賑わせている。なかでも突出しているのは教員。警察庁が作成した職業別犯罪件数ランキングによれば、トップの土建業以下、無職、飲食業、労務作業者、学生、求職者、ドライバー、管理職、遊技場店員、保安業務従事者、営業・販売職、医療・保健職、技能工、事務員、教員主婦と続くが、教員は堂々の15位(10万人当たり40人。ちなみに1位の土建業は同545人)と“健闘”している。別に公務員だから諸事万端、品行方正であるべきだと野暮なことを言うつもりはないが、不思議に思うのは、彼らに対する「懲戒処分」の甘さである。免職は稀で、ほとんどの場合、休職○ヶ月、減給○ヶ月、訓戒などで幕が引かれている。もちろん犯罪の諸事情は百人百様。画一的な判断をすべきでないが、ちょっとしたことでもすぐに馘首される民間会社に比べて雲泥の差である。給料の遅配はないし、年数を重ねれば、スピードの差はあっても確実に昇給する安定した地位を保証された「公僕」に情状を酌量する余地は小さいと思うのだが…?

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「経産相、法相の辞任に続く文科相の『身の丈発言騒動』が一段落したと思ったら、今度は総理主催の『桜を見る会』が公職選挙法違反ではないかと炎上、国会が揉めています」

「『李下に冠を正さず』――白昼堂々、公金を使ったイベントに地元の後援者を招待するなんて、憲政史上最長内閣が虚しく聞こえる意地汚なさ、セコさには今更ながらガッカリさせられますね」

「明らかに有権者に対する寄付行為は違法行為なのに、KY幹事長が、『特別問題になることなのか』と火に油を注ぐ開き直り発言。センスが悪すぎるとしか言いようがないな」

「『逆名利君』――取り巻きが、殿様の乱心を諫めるどころか、一に忖度、二にゴマすりの腰抜けばかりですからね(笑)。どうせボヤ、ああでもない、こうでもないとトボけていれば、そのうち鎮火するのでは?と思っていたところ、火の手が新宿御苑から“母屋”に延焼しそうな気配を察知したのか、突然、来年からの開催中止を宣言しました」

「おかしいと言われたから止めました!――慌てて来年の中止を決めたからとて問題が解決するわけでもないのに、これじゃあ“自白”したのと同じ。キチンと説明できないから、招待客名簿を“破棄”したと称して、三十六計逃げるに如かずを決めたのだろうが、いかにも稚拙。三つ子の魂百までを地で行く悪ガキの所業丸出しだな」

“敵前逃亡”は、早々に大学入試の民間試験の中止でベネッセ叩きの嵐が去ったことに味をしめたのかな(笑)」

「野党は、ここを先途とばかりに拳を振り上げていますが、森友学園事件、加計学園疑惑でさえ中途半端で収束したことを考えれば、今度もまた…(笑)」

「今度は首相自身の問題だから、これまでの疑惑と違って、他人に責任転嫁ができないだけにヤバイ?という声もあるが、“遁走術”にかけては歴戦の勇者だ。今回も、説得力のない言い訳をグダグダ並べて逃げ切ると思うぞ(笑)」

「悪事を働いてもお咎めなしのうえ、誰も責任を取らない、やったもん勝ちの政権の支持率が常に半数近くというんですからねえ。マスコミが下駄を履かせたテンプラ支持率なのか、それとも国民が“寄らば大樹病”に罹った脳天ファイラーなのか。『魚は頭から腐る』と言いますが、今の日本は既に尻尾まで腐りつつある魚かもしれません」

「ところで、文春砲に撃たれてアンビリバブルな迷会見の連発で世間の顰蹙を買った千葉県知事に追撃弾が炸裂。県庁内部からも辞任近しの声が出始めました」

「初当選時には、知事は2期限りで辞めると言っていたのに、意汚く3期もやるから、こんなことになっちゃうんだよ。『担ぐ神輿は軽くてバカが良い』――無能だから県庁職員にすれば御し易かった都合の良い知事だったのだろうが、あの会見で『俺は男だ』が、『俺は至らない男だ』になってしまっては万事休す。保身にかけては“免許皆伝”の県庁内の担ぎ手たちにとっては、もはや“厄ネタ知事”。見切り千両とばかりに、次の神輿探しに奔走するのは当たりマエダのクラッカーだ(笑)」

「功績は海ほたるの料金を安くしただけ。以て瞑すべし!『男、健作轟沈』――言うに事欠いて苦し紛れに吐いた私的視察のひと言とコップを持つ手の震えがすべてだな(笑)」

「よくよく考えれば、今回の健作といい、慎太郎クンといい、直樹クンといい、要一クンといい、そして百合子女史、祐治クンといい、ホント関東圏の知事の椅子にはロクな人物しか座っていませんが、投票率の低さに表れているように、結局は有権者の無関心が、出来損ないの知事を生んでいる原因ですね」

「悪政に抵抗する香港市民のエネルギーの100分の1でもあれば…」

「国政然り、地方政治然り!――民主主義は死にました!」

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「民主主義死亡論」が出たところで、本日はこれにて終わりにしたいと思います。ありがとうございました。

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