第165回・記者クラブ楽屋裏座談会

第165回・記者クラブ楽屋裏座談会


A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


「お父さんのお仕事は嘘をつくことなの?」――余計なことだが、愛すべき子どもたちから、こんな質問をされているのではないだろうか?――桜を観る会をめぐる疑惑を追及する野党議員の質問に真面目な顔で答える内閣府幹部職員のことである。嘘も100回言えば真実になるとはいえ、今回に限っては1000回言おうと、10000回言おうとますます墓穴を深くするだけなのに、必死になって言い繕う彼らの姿は、哀れというか、滑稽である。もちろん、嘘つき役人たちのほとんどは(なかには国税庁長官のように頑張れば俺も出世できるかもしれない」と期待しているムキもいるかもしれないが…)「チェッ!何でこんなつまらないことでバカ殿の尻拭きをしなければいけないのか」と舌打ちしながら嘘をつき続けているのだろうが、例えそうであったとしても、その言動は、「殿の下僕」そのもの。公務員の本分たる「公僕」から大きく外れた行為であるのは明々白々。もっと言えば、白昼堂々、国民の代表である国会議員に対し嘘を連発する「本分に悖り放しの公務員」も、法治システムに真っ向から挑戦する国賊と考えれば紛れもない反社。それも給料を保証された「恵まれた反社さま」と言ってもいいのではないか?と思う今日この頃でございます。

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「最初は些末な問題と高を括っていましたが、大マスコミが毎日のように取り上げているせいか、 『桜を観る会問題』がボヤから大火事になってしまいました」

「ここまで大きくなったのは、経済や外交問題と違い分かり易い問題だからだが、構造的には5年前の『上州ドリル事件』とソックリな図式だな」

「あの事件では国家老の爺やが姫の罪を被りましたが、今回の爺やの役回りはご贔屓のホテル。まさに♪どうすりゃいいんだ思案橋♪――いくら上得意でも、信用と格式を重んじるホテルも頭が痛いでしょうが、出された告発をいずれは受理せざるを得ない検察も顔をしかめているでしょうね(笑)」

「下手な小細工なんかせずに、肝腎の総理が堂々と出てきて、云々赫々と説明すれば済むはずなのに当の本人はすべてを他人任せで遁走。どうなっているんですかねえ(笑)」

「しかし本人が出てくれば、ますます火に油を注ぐような発言をするのが目に見えているから結局は薬局。仕方なく嘘の上塗りに励んだ結果がこのザマだ(笑)。気の毒に普段は冷静沈着な令和おじさんまでがハチャメチャ答弁を連発。挙句の果てに『反社の定義』にまで言及するに及んでは、それこそ爺やまでがご乱心の図。――万事休す。ノーサイドの笛が鳴るのも近いかもしれんぞ」

「新年号の色紙を持っただけで、次の総理候補になると気負うこと自体、おかしいと思うんですが、今回の件で完全にポストレースから脱落しましたね」

「子どものころ、『嘘つきは泥棒の始まり』と言われましたが、現在の内閣はさしずめ泥棒集団。笑い事ではなくガッカリです」

「それはそうと、桜の会事件のおかげで霞み気味ですが、広島のウグイス嬢日当事件はどうなっているんですかね」

「説明責任なんか糞食らえとばかりに、夫婦そろって沈黙の行。アナグマを決め込んで国会にも出ていないようだぞ」

メロン&香典事件の前通産相も右へ倣えでエスケープ中ですが、このまま逃げ回っていれば沙汰止みになるとマジで思っているんですかね」

「国、地方を問わず、昨今の選良たちの厚顔無恥ぶりには驚かないが、ここまで卑怯だと可愛げがないどころか、 “無責任逃亡罪”と言うべき愚行。歳費をストップさせるぐらいの措置をとるべきだと思うがなあ」

「おっと、ちょうど今、防衛省が立石建設工業(謄本上はタストンエアポート)所有の馬毛島を160億円で購入するとの一報が入りました」

「奮闘四半世紀!――今まで、まとまりそうになっては土壇場で何度もキャンセルされた“強欲の島”だから感慨深いものがあるが、一代の英雄も借金には勝てんちゅうことやな(笑)」

「25年という年季が入っているとはいえ、取得価格はわずか6億円。鹿しか棲んでいない島を190億だ、200億だと渋太く粘っていたが、ややこしい筋からの借金の果ての売却だ。近々に回ってくる手形を落とすカネもないし、2回目の不渡りを回避するためには万事休す、手放すしかなかったのだろう。しかし、防衛省の当初の予算は45億だったのに、それを100億以上も上回る金額で、しかも謄本を見ても分かるように、反社勢力の手垢がべったり付いた島をいくら米軍の要請とはいえ、購入することに問題はないのかい」

「それに種子島など近隣の島からFCLP訓練反対の声も出ているようですし、一難去って、また一難。ひと筋縄では行かないんじゃないですかね」

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今年も余すところ1ヶ月となりました。終わりよければすべて良し。何かと慌ただしい且つ腹の立つ歳の暮れ。どうか恙なくお過ごしください。

 

第164回・記者クラブ楽屋裏座談会

第164回・記者クラブ楽屋裏座談会


A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


メロンに香典、ウグイス嬢の日当に、桜祭り前夜の5000円のパーティ代。――いやはや、いやはや、昨今、永田町を賑わす「事件」のいじましさには落胆。田舎の市会議員や町会議員ならまだしも、いやしくも国会議員だろう。同じ公職選挙違反なら「さすがは国会議員!」と満天下から喝采を浴びるようなダイナミックな話題を提供してもらいたいもの。ただ、5000円問題については、メロン代・香典とウグイス日当が議員自身が出したカネであるのに対して、パーティ代の原資は公金。自分の腹を痛めることなくエエ恰好する品性を欠いた厚かましさは、金額の問題以前に、それだけでリーダー失格。ひと昔前なら即、切腹のうえお家断絶の巻なのだが、悲しいかな、今の自民党内には日本のために我こそは!という肚の座った侍はいないし、野党も野党で烏合の衆ばかり。――嗚呼、条理・倫理は今、何処?――気の葉が浮いて石が沈む真っ当な日本に戻るためには、今こそ国民ひとりひとりが斎戒沐浴、真面目に日本の行く末を考える以外に道なしでは…。

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「何とかピンチを切り抜けようと尻の青い記者を相手に異例のぶら下がり会見を連発。これで説明責任を果たしたつもりだったのでしょうが、口を開けば開くほど疑惑が次から次に噴出、せっかくの憲政史上最長内閣をドロドロにする醜態を晒しています」

「問題点は、ー分の選挙区から1000人以上の支持者を招集したことと、∩位觝廚濃抻者に5000円の負担で飲み食いさせたことの2点だが、前者は開催の趣旨から逸脱した点でアウト、後者は不足分を事務所が負担していれば公職選挙法違反だ。それも嘘に嘘を重ねた挙句の果てに明らかになったことだけに情は最悪。ボヤが大火になりそうな雰囲気だな」

「モリカケ問題で私人と閣議決定したアッキーの枠まであったことでブーメランが直撃、ますますもって私物化が明らかになってしまいました」

「古人いわく『ひとつの嘘を隠すためには10の嘘をつかなければいけない!』――台本がないとまともな答弁ができないんだから、黙っていればいいのに…」

「権腐10年ならぬ権腐2887日――すべてがその場しのぎ、口先三寸のヨタ話の果てのギブアップ?――針の筵に座るのが嫌で予算委員会を来年に延期したことで憲法審査会がストップ、国民投票法もお流れで悲願の憲法改正も絶望的。おまけに急を要する台風被害のための補正予算も先送りだ。こうなると堪え性のない首相だけに、破れかぶれで花見疑惑解散&総選挙もあるかもしれんぞ」

「今後の展開は、大マスコミの追及に期待する?として――悪辣極まる『かぼちゃの馬車事件』で破綻したスルガ銀行がシェアハウスのオーナーに対して“腐りカボチャ”と引き換えに、借金の帳消しを検討しているそうです」

「正直なところ、何を今さらという気がしないでもないが、本紙が先鞭をつけた『デート商法事件』にメスを入れておけば、こんな事件も起こらなかったのに、」

「金融庁にすれば、スルガ銀行を潰すと不都合な真実が出て来るので『白紙に戻せばいいだろう』で借金棒引き作戦で幕を引きたいのかもしれませんが、そうなるとカボチャの運営会社・スマートデイズは不問ですかね?」

「そうはイカのキン○マ!――詐欺師の佐藤某とA級戦犯の岡野一族をクレマチスの丘の松の木に吊るすまでは一件落着とすべきではありません!」

「ところで、本紙で『立件近し!』と再三、取り上げてきた『JCサービス事件』ですが、未だに音無し。どうなっているんですかね」

「遅い、遅すぎる!――穿った見方かもしれないが、旧民主党議員が多数関係しているので、政局が混乱した際の“スカッドミサイル”として温存しているのではないかな

「さもなくば、JCサービスに火が付けば、maneoグループ、LCレンディングに延焼するのは必至。被疑者が多すぎて、その区分け作業に手間取っているのかも?」

秋田新太郎然り、松尾隆然り、浦郷直樹然り、福岡勇次然り、寺口士文然り、その他大勢――被疑者レーダーに映っている面々がテンコ盛りなのに捜査は遅々として進まず!――どうなっているんでしょうかね?」

「奴らは職業詐欺師だ。裁判になることを前提に事件を組み立てる輩ばかりだからなあ。ついつい捜査も慎重にならざるをえないのだろうが、それにしても遅いわな」

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一気に冬になりました。インフルエンザが流行っています。特にご老体の方は(笑)予防注射を忘れないようにしてください。それでは本日はこれにて…。

 

第163回・記者クラブ楽屋裏座談会

第163回・記者クラブ楽屋裏座談会


A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


教師をはじめ、警察官、自衛隊員、消防士――公務員の「犯罪」が社会面を毎日のように賑わせている。なかでも突出しているのは教員。警察庁が作成した職業別犯罪件数ランキングによれば、トップの土建業以下、無職、飲食業、労務作業者、学生、求職者、ドライバー、管理職、遊技場店員、保安業務従事者、営業・販売職、医療・保健職、技能工、事務員、教員主婦と続くが、教員は堂々の15位(10万人当たり40人。ちなみに1位の土建業は同545人)と“健闘”している。別に公務員だから諸事万端、品行方正であるべきだと野暮なことを言うつもりはないが、不思議に思うのは、彼らに対する「懲戒処分」の甘さである。免職は稀で、ほとんどの場合、休職○ヶ月、減給○ヶ月、訓戒などで幕が引かれている。もちろん犯罪の諸事情は百人百様。画一的な判断をすべきでないが、ちょっとしたことでもすぐに馘首される民間会社に比べて雲泥の差である。給料の遅配はないし、年数を重ねれば、スピードの差はあっても確実に昇給する安定した地位を保証された「公僕」に情状を酌量する余地は小さいと思うのだが…?

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「経産相、法相の辞任に続く文科相の『身の丈発言騒動』が一段落したと思ったら、今度は総理主催の『桜を見る会』が公職選挙法違反ではないかと炎上、国会が揉めています」

「『李下に冠を正さず』――白昼堂々、公金を使ったイベントに地元の後援者を招待するなんて、憲政史上最長内閣が虚しく聞こえる意地汚なさ、セコさには今更ながらガッカリさせられますね」

「明らかに有権者に対する寄付行為は違法行為なのに、KY幹事長が、『特別問題になることなのか』と火に油を注ぐ開き直り発言。センスが悪すぎるとしか言いようがないな」

「『逆名利君』――取り巻きが、殿様の乱心を諫めるどころか、一に忖度、二にゴマすりの腰抜けばかりですからね(笑)。どうせボヤ、ああでもない、こうでもないとトボけていれば、そのうち鎮火するのでは?と思っていたところ、火の手が新宿御苑から“母屋”に延焼しそうな気配を察知したのか、突然、来年からの開催中止を宣言しました」

「おかしいと言われたから止めました!――慌てて来年の中止を決めたからとて問題が解決するわけでもないのに、これじゃあ“自白”したのと同じ。キチンと説明できないから、招待客名簿を“破棄”したと称して、三十六計逃げるに如かずを決めたのだろうが、いかにも稚拙。三つ子の魂百までを地で行く悪ガキの所業丸出しだな」

“敵前逃亡”は、早々に大学入試の民間試験の中止でベネッセ叩きの嵐が去ったことに味をしめたのかな(笑)」

「野党は、ここを先途とばかりに拳を振り上げていますが、森友学園事件、加計学園疑惑でさえ中途半端で収束したことを考えれば、今度もまた…(笑)」

「今度は首相自身の問題だから、これまでの疑惑と違って、他人に責任転嫁ができないだけにヤバイ?という声もあるが、“遁走術”にかけては歴戦の勇者だ。今回も、説得力のない言い訳をグダグダ並べて逃げ切ると思うぞ(笑)」

「悪事を働いてもお咎めなしのうえ、誰も責任を取らない、やったもん勝ちの政権の支持率が常に半数近くというんですからねえ。マスコミが下駄を履かせたテンプラ支持率なのか、それとも国民が“寄らば大樹病”に罹った脳天ファイラーなのか。『魚は頭から腐る』と言いますが、今の日本は既に尻尾まで腐りつつある魚かもしれません」

「ところで、文春砲に撃たれてアンビリバブルな迷会見の連発で世間の顰蹙を買った千葉県知事に追撃弾が炸裂。県庁内部からも辞任近しの声が出始めました」

「初当選時には、知事は2期限りで辞めると言っていたのに、意汚く3期もやるから、こんなことになっちゃうんだよ。『担ぐ神輿は軽くてバカが良い』――無能だから県庁職員にすれば御し易かった都合の良い知事だったのだろうが、あの会見で『俺は男だ』が、『俺は至らない男だ』になってしまっては万事休す。保身にかけては“免許皆伝”の県庁内の担ぎ手たちにとっては、もはや“厄ネタ知事”。見切り千両とばかりに、次の神輿探しに奔走するのは当たりマエダのクラッカーだ(笑)」

「功績は海ほたるの料金を安くしただけ。以て瞑すべし!『男、健作轟沈』――言うに事欠いて苦し紛れに吐いた私的視察のひと言とコップを持つ手の震えがすべてだな(笑)」

「よくよく考えれば、今回の健作といい、慎太郎クンといい、直樹クンといい、要一クンといい、そして百合子女史、祐治クンといい、ホント関東圏の知事の椅子にはロクな人物しか座っていませんが、投票率の低さに表れているように、結局は有権者の無関心が、出来損ないの知事を生んでいる原因ですね」

「悪政に抵抗する香港市民のエネルギーの100分の1でもあれば…」

「国政然り、地方政治然り!――民主主義は死にました!」

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「民主主義死亡論」が出たところで、本日はこれにて終わりにしたいと思います。ありがとうございました。

第162回・記者クラブ楽屋裏座談会

 第162回・記者クラブ楽屋裏座談会


A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


 


悪い冗談!

  夫唱婦随で公選法違反、しかも夫は法の番人たる法務大臣。「まさにダークナイト ジョーカー的な存在」――森友学園事件の籠池泰典被告の指摘はドンピシャ、正鵠を射たものである。疑惑の主役たる法相は、説明責任を放棄したまま、「今回の一件は私も妻も全くあずかり知らない」と健忘症丸出しの台詞を吐いて早々に遁走したが、違法な日当を食ったウグイスは13羽と悪質度はA級。法相辞任だけで済む問題ではないのは明々白々。同様の事件の過去の判例に從えば、夫婦揃って失職、連座制の適用で二人とも公民権の停止になるべき事件なのだが、今や忖度病で重症の検察、裁判所だけに、先に辞任した前経産相のメロン&香典事件共々、果たして腰を上げるのか。――今や「石が浮かんで木の葉が沈む人治時代」だけに逃げ切り、お咎めなしの可能性も…?

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「組閣当初“危ない大臣”として噂になっていたのは『3T』でしたが、見事に外れ。菅原一秀経産相に続いて、河井克行法相までが辞任。2度あることは3度ある、次は誰でしょうか」

「“親分”以下、全員が大なり小なりスネに傷を持つお歴々ばかりだから、全員が候補者だろう(笑)」

「昔は『末は博士か大臣か』といわれたものだが、今はどっちも尊敬どころか軽蔑の対象なんですから変な時代になったものです」

「変な時代といえば、神戸市の小学校教師による苛め事件は別格中の別格ですね」

「何しろ条例まで変えさせたのだから教員史上に残る苛めですね」

「折も折、体調不良を理由に雲隠れしている加害教師の1人が給与の差し止めを不服として処分の取り消しを求めて市の人事委員会に審査請求していることが分かりました」

「かつては『悪い奴ほどよく眠る』だったが、今は『厚かましい奴ほど得をする』だな(笑)」

「教師に限らず、人間は心の底に『邪』を持っているものだが、今回の事件は、世が世であれば市中引き回しの刑に匹敵するおぞましさ、残酷さ、レベルの低さ、どれをとって鬼畜の所業。 それを給与を打ち切られたことで異議ありとは世も末だな」

「少し前まで教職は、『聖職』と呼ばれていたのに…」

「今の時代、世の中に『聖職』なんて呼ばれる職業はあるんですかね」

「う〜ん。坊主然り、牧師然り、裁判官然り、検事然り、弁護士然り、どいつもこいつも身分に胡坐をかいて、カネと出世と保身に汲々としている半端野郎ばかり。残念だが、俺の知る限りでは皆無だな!(苦笑)」

「人心の荒廃は国家の荒廃なり!――やはり人間は地獄の底に叩き落されなければ目が覚めない厄介な生き物だな」

「地獄とは?」

「話は飛躍するが、戦争か、大恐慌だな。俺は後者と思っているが…」

「確かに現在の不透明すぎる世界情勢を考えれば、ガラガラポンにするためには、どちらかですね」

「地位のある人間が自滅するのがカネとオンナなら、国家が崩壊するのは恐慌と戦争。――どんなに科学が進歩しても、人間は進歩のない生き物だということだな」

「ところで、前々から問題視されていましたが、先般の台風時の森田健作千葉県知事の怪しい行動について、週刊文春が県内の別荘で一服していたのでは?と報じています」

「他の週刊誌が老人問題専門誌になってしまった現在、週刊誌らしい週刊誌は文春だけになってしまいました」

「幾つになっても『俺は男だ』でメシを食ってきた強運は評価するにしても、何で彼が3期も知事の座に座っているのか分からんなあ(笑)」

「そういえば、Aさんは以前、森田知事の衆院議員時代のある疑惑について取材していましたが…」

「かれこれ20年になるかなあ。今なら大騒ぎになる疑惑だが、古い“事件”だしなあ。もう1期なんて言えば話は別だが、もう封印だな」

「エ〜ッ!Aさんらしくもないなあ」

「そんな古い事件より、特捜部が東レ事件、WINカンパニー事件で名前の出ているA代議士にロックオンしたと専らの噂だぞ」

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S、Kの次の候補はA?――果たして?――今日はこのあたりで終わりにしたいと思います。

第161回・記者クラブ楽屋裏座談会

第161回・記者クラブ楽屋裏座談会


A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


TBS然り、日テレ然り、フジ然り。不覚にも、どのテレビ局も放送事業以外の収入が半分近くを占めていることを初めて知ったが、これではTV放送は片手間で本業は不動産屋。――そりゃ、そうでしょう。高い制作費をかけて番組を作っても、視聴率が右肩下がりの現在、スポンサー集めに四苦八苦。それに比べて「大家さん」は鼻くそをほじっていても毎月決まった家賃が入るとあらば、元来がお上払い下げの土地に本社を構え“空気”を売っていた横着者揃いの業界だけに、ソレッ!とばかりに不動産屋化に血道を上げるのは無理からぬこと。なるほど、これじゃテレビ番組が日毎につまらなくなるのも道理と納得。安物のタレントに散歩をさせて、食いもの屋を徘徊させ、バス旅行をさせ、タイアップ見え見えの温泉巡りをさせて一丁上がり。一方、本分ともいうべきニュース番組のラインアップを見ても、順番こそ違え、全局中身は全くのコピペ。一局ぐらいは違った切り口、掘り下げた内容があるべきなのに1局観ればお腹一杯。――やんぬるかな、テレビは死んだ!

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二階幹事長に続き、萩生田文科相河野防衛相と立て続けに舌禍事件が起きています」

「バカとしか言いようがないが、頭のネジがユルユルとしか思えない失態だな(苦笑)」

「その点、最近の安倍総理は珍しくソツのない答弁をしていますね」

「原稿を棒読みしているから失言のしようがないんだよ(笑)」

「経産相、法相と立て続けに大臣が辞任に追い込まれてことについて問われて、 『任命責任は私にある』と答えていますが、その後のアクションはなし。言葉遊びをしている感じですね」

「言葉だけでシレっとしているのは、更迭することで責任をとったと思っているんだろうなあ、きっと(笑)」

「ところで、7月の参議院選挙のあと初めての国政選挙となった参院埼玉選挙区の補欠選挙上田清司氏・前埼玉県知事が106万5390票106万5390票を獲得、立花孝志・NHKから国民を守る党(16万8289票)を破って当選しました」

「上田氏の当選はハナから予想されていたにせよ、問題なのはわずか20・18%という投票率だ」

「20%というと5人に1人の投票じゃ、完全に名ばかり民主主義。投票率が50%を越えない選挙は無効にして、次の選挙まで議員不在にしてもいいんじゃないか(笑)」

「20%ということは、埼玉県の有権者数613万人の80%が『参院議員は要らない』との意思表示をしているわけですから一見、極論に聞こえますが、それも一案のような気がします」

「民主主義の形骸化は、別に埼玉県だけの問題ではなく、余ほど注目される選挙でなければ全国的な現象です」

「しかし、こうした低投票率の選挙が続けば、行きつく先は独裁になるのでは…?」

「もう民主主義は限界線を越えているんだから、独裁上等じゃないか!」

「異議なし!――『民』が『主』だと言ったところで、大局的な見方ができるクレバーな『民』なんかほとんどいないのですから、結局は無関心か利己主義のどちらか。それなら有能な独裁者が先頭に立って判断する方が合理的だと思いますよ」

「さすがは、M証券で『伝説の買い方』として鳴らしたEさんだけに、実にアグレッシブ、効率重視のご意見ですな(笑)」

「う〜ん。言われてみれば、烏合の衆がピーチク、パーチク騒ぐより、優秀な独裁者が指揮を執る方が、ずっと国民の利益になりますよね」

「しかし、独裁的なリーダーがお利口さんならいいけど、そうじゃなかったらヒトラーや東条英機みたいな怪物を産んでしまうことの反省から民主主義になったのだが、人間は喉元過ぎれば熱さを忘れる動物だから、独裁と民主主義の間を往ったり来たりすることになるんだな」

「『科学は進歩しても、人間は進歩しない』――よくよく考えれば、人間こそが地球上で最悪、最凶の生き物と言うべきだな(笑)」

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「御し難しは人間なり」――まぎれもなく人間は地球から見れば、ガン細胞のような存在ということを認識したところで、本日はこれにて終了したいと思います。ありがとうございました。






 

第160回・記者クラブ楽屋裏座談会

第160回・記者クラブ楽屋裏座談会
 

A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


「適切に〜」、「丁寧に〜」、「粛々と〜」、「寄り添って〜」――昨今、よく耳にする言葉である。「巧言令色鮮仁」――耳障りはいいが、要するに「何もしない」ということを上品に?表現する言葉である。本音はヤル気はないのだから、いっそのことハナから「やる気はありません」と言えばいいのに、何とかその場を取り繕おうとするからイヤらしい。一体、この言葉の震源地はどこか。永田町である。都合の悪いことが起こり、言葉に窮した場合、総理大臣以下、何人の大臣、国会議員たちが、この空疎な言葉を使ってきたことか。嘘も百回いえば真実になると言われるが、昨今の風潮は、こうした言葉も「説明責任」を果たしたことにされている。――人が変われば時代が変わる。――令和の日本は沈没中。人品骨柄すべてが卑しい厚かましい選良たちが涼しい顔で闊歩する何ともおぞましい時代である。

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「相次ぐ台風に大雨。今年は秋を満喫する間もなく、一気に冬になりそうです」

「これから寒くなるというのに、被災者には気の毒だが、お上のすることは、すべてが後手後手。『50年に1度、100年に1度』と責任転嫁とも思える言葉だけでシャンシャン。――天変地異は治世の乱れ、そのままだな」

「そうそう、先ほど、週刊文春の報道でここ数日、矢面に立たされていた菅原一秀経産相が辞任しました」

「外面はいいが内面は最悪。秘書に刺されたわけだが、以前から地元では“富士山代議士”と呼ばれていたからなあ。自業自得だよ」

「見た目は爽やかなナイスミドルなのに、これまでも女性問題などとかくの噂が取りざたされていましたが、大臣になった途端に噴出。播かぬ種は生えぬ。――就任1ヶ月余にして辞任とは、一寸先は闇ですね」

「それはそうと、神戸の小学校における教員による集団いじめ事件ですが、社会の崩壊もここに極まれり!というべき悪質さには唖然とさせられます」

「彼らの行状を列記すれば、暴行罪、傷害罪、器物損壊罪、威力業務妨害罪、名誉棄損罪、侮辱罪。いずれ刑事事件になるのは必至ですが、それ以前に教育委員会のモタモタした対応こそ問題だと思います」

「近時、児童相談所と並んで役に立たないのが教育委員会だ。如何にしたら自分たちに管理責任が及ばないか!――何かあると、彼らが真っ先に考えるのが自己保身策なんだから…(嘆)」

「ひょっとして、今回の事件は、『イジメというのは、こうやってするんだよ』というお手本を児童たちに見せたかったのかもしれんぞ(笑)」

「それにしても休職中の彼らを有給休暇扱いにして、給料が支払われているのですから何をか況や。ふざけた話ですよね」

「さすがの日教組も今度ばかりは、彼らを守ることはできないだろうが、とにかく出来損ないの先生に対する処分の甘さは伝統的。わいせつ罪をはじめ、(児童への)体罰、買春、盗撮、飲酒運転、そして(児童の)父兄との不倫など、よほど悪質でない限り、数ヶ月の休職扱いで復職というのが大半。運転免許並みの甘さが、不祥事が後を絶たない原因だろう」

 E 「Aさんが指摘した不倫ですが、男性教師と児童の母親というケースはものすごく多いですよ。私の知る小学校の教師は、『PTAの母親は入れ食い。全員とやった』と自慢タラタラの性豪がいましたが、教育現場の実態は、乱れに乱れています」

「我が子の成績表に手心を加えてもらおうと願う母親と体育大あたりを卒業したてのピチピチの教師との不倫。いやはや、安物のアダルトビデオの台本ですね(笑)」

「よく教職はブラック的な激務だといわれますが、こんな教師たちを見ていると、実は相当に暇なんだなと思わざるをえません」

「社会経験もないのに、医師、弁護士、教師など免許を取得した途端に『センセイ』と呼ばれる面々には、未熟な勘違い野郎が多いのは昔からだが、今後は終身免許ではなく、緊張感を持たせる意味で、5年とか、10年毎に適性検査をすべきじゃないかな」

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Cさんの画期的な提案が出たところで、本日はこの辺でお開きにしたいと思います。ありがとうございました。

 

第159回・記者クラブ楽屋裏座談会

第159回・記者クラブ楽屋裏座談会
 

A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


千曲川・多摩川・久慈川・阿武隈川・阿賀野川が決壊!――いつから日本はこんなに脆弱になったのか。相手が自然とはいえ、すべてが天災なのか。特に多摩川の場合は人災の要素もあるのではないか。「天災は忘れた頃にやってくる」、「備えあれば憂いなし」―― 先人の言葉を改めて思い出させてくれた台風19号だが、折も折、どこかの党の重鎮の口から出たのが「(被害は)まずまずに収まった」。後日、渋々ながら謝罪?したものの、あまりにも軽率、あまりにも非情な言葉である。齢80。人の世の酸いも甘いも嚙み分けたはずの人物がこのザマでは、今後は「国民に寄り添う」などという、金輪際、お為ごかしの念仏は唱えないで欲しいもの。そればかりか、その念仏の最中に、政府が台風襲来のドサクサ紛れにこっそり決めたことは、あろうことか国家公務員の給与増額と社会保障1300億円の圧縮。一体、政治は誰のためにあるのか。こんな治世の行先は、「強いものはより強く、弱いものはさらに弱くなる」のが歴史の教訓。――令和の日本が目指しているのは国民を「奴隷」と、「奴隷使いの奴隷」、「上級市民」に分類する「21世紀の“ローマ帝国”」であろう。
 
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「またまたご禁制のやらせが発覚!――今度はテレビ朝日の報道番組『スーパーJチャンネル』です。さあ、Cさんの出番ですよ」
 
「開始早々、嫌味だなあ。ウチだって脛傷持ち。テレビ朝日さんのことをとやかく言える資格はなし。願わくばパス!(笑)」
 
「いずこも同じ秋の夕暮れだな。NHKの『クローズアップ現代』、日テレの『NEWS EVERY』、『世界の果てまでイッテQ』、TBSの『消えた天災』、『クレイジー ジャーニー』と立て続け。こんなことばっかりしているとマジにスポーツ専門チャンネルになってしまうぞ(笑)」
 
「落ち目の新聞にそこまで言われるなんて…トホホ」
 
「しかし、こう立て続けに起こるのは、業界そのものに問題があるんじゃないですか?」
 
「自分たちはふんぞり返って、肝腎の番組作りは経費削減で下請けに丸投げだもの。当たり前だよ」
 
「某テレビ局の下請けに勤めている友人の話によれば、『やらせや仕込みは日常茶飯事。バレるのは、よっぽど運が悪いか、チンコロされた場合』と言ってました」
 
「見掛けは恰好いいけど、何しろ下請け会社は3Kの典型。本社のボンクラプロデューサーやディレクターに顎で使われて待遇は劣悪。そりゃあ、やらせもしたくなりますよ」
 
「下請けに無茶苦茶な番組作りを強いたうえ、何か問題が起こると下請けのせいにして、『お前らが悪い。わしゃ知らん』では、まともな番組ができるはずがないじゃないか。ねえ、Cさん」
 
「認めたくはないけど、その通りだ。最近、どの曲も台風中継に熱心だが、あれはカネがかからないからだ。バラェテイにしても新人発掘の名のもとに、安物のタレントばかり。酷い場合は出場者全員がシロウト。これじゃ、テレビが、発表モノを羅列しただけの新聞の後を追うのも時間の問題だろうな」
 
「ニュースなんてネットで十分だし、企画番組はやらせが横行。最近の若者がテレビを観ないのも、テレビだからこそ出来るという番組がないからです」
 
「貧すれば鈍する――今後は努力しなくても、そこそこの視聴率が取れるスポーツ番組に血道を上げるんだろうな。『報道機関としてのテレビ局は死んだ』と言っても過言ではないな」
 
「費用を切り詰め、コンプライアンスを遵守しつつ、数字が取れる番組を制作すべし。――冗談も休み休みに言わなくちゃ、下請けがいなくなっちゃいますよ(笑)」
 
「俺が言うのも変だが、正直なところ、上は忖度、下は遊び人みたいな社員ばかりだもの、一番早く沈むんじゃないかな(笑)」
 
「ご愁傷さまです。チ〜ン」
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
お鈴がなったところで今日はこの辺りで終わりにしたいと思います。急に寒くなりました。風邪をひかないようご留意ください。

 

第158回・記者クラブ楽屋裏座談会

第158回・記者クラブ楽屋裏座談会
 

A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


 おそらく問題発覚時に作成した台本通りであろうが、関西電力の八木会長と岩根社長が辞任を表明、同時に第三者調査委員会の設置を発表した。その委員会を仕切るのは但木敬一・元検事総長である。
 これまでも不祥事が勃発した場合、数多くの第三者委員会が設置されてきたが、大抵の場合、「第三者」とは名ばかり、事件を矮小化するための調査に終始。結果は気の抜けたコーラのようなコメントでお茶を濁してきたが、今回はどうか。
 「何と言っても元検事総長だから、下手な調査はしないだろう」と思いたい。が、「元検事総長を据えたのは中途半端な結論に異議を挟ませない重石みたいなもので、先に社内調査委員会が出した『悪いのは役員でなく関電の体質』という霞がかかった結論を踏襲するのが関の山だろう」(全国紙記者)との声が圧倒的。しかも委員会の調査結果が発表されるのは国会が終了した後というのだから、永田町に飛び火させたくない魂胆がミヱミエ、ハナから出し遅れの証文狙いなのである。
 しかし、よくよく考えれば「第三者委員会」というのも奇妙な代物である。大袈裟に大枚を叩いて、会社に関係のない第三者に調査してもらわなければ、自分たちがしでかしたことの真相が分からないのか。監査役や錚々たる経歴の社外取締役がいるというのに一体、彼らは何をしていたのか。単なるお飾りだったなら昼行灯以下の給料泥棒である。挙句の果てにセレモニーのように第三者委員会を設置、仰々しい肩書のメンツを集めるとは、まさしく屋上屋を重ねる愚行。世間では功成り名を遂げたと称賛されているお歴々の「企業人としての矜持の無さ」が分かろうというものである。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「関西電力の役員らが多額の金品を受け取っていた問題を受け、大手電力会社9社が、おっとり刀で、同様の事例がなかったか社内調査を行った結果、不適切な事例はなかったと発表しました」

「滑稽千万!(笑)」

「どの電力会社にも、関電の森山的人物がいるというのは業界の常識なのに、よくもまあシャーシャーと…(笑)」

「過去には九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)絡みで問題になったK町長、東京電力福島第1原発(双葉町)のT町長が一部マスコミで話題になりましたが、構図は今回の関電と同じです」

「だいぶ前ですが、取材したことのある中部電力の浜岡原発でも色々とありました」

「水力発電だと、ダムができるのは山奥ですから、こんな問題は起こらないのに…。いっそのこと原点回帰で、すべての原発を水力にすればいいんじゃないですか」

「ところがドッコイ、ダムはダムでまた別の問題があるんだよ」

「水力発電所にも?…キツネやサルは小判を持ってこないでしょうから(笑)、どこから小判が降ってくるんですか」

「美味しい思いをするのは、ゼネコンの他、セメント、鉄筋などの資材業者に反社勢力、そして彼らの上前をはねるのが電力会社と政治家だ」

「反社勢力というと?」

「彼らは人夫集めの他、ダムは、工事開始から完成まで何年もかかるから、その間、山奥に工事関係者のために映画のセットのような“町”を作るんだ」

「なるほど!」

「食いもの屋はもちろん、居酒屋、スナック、カラオケ屋、博打場、果ては売春宿まで、ありとあらゆる施設があるんだから壮観だぞ。」

「反社勢力が、期間限定の町の差配役を務めるというわけですね」

「山奥は一種の治外法権だから、滅多なことではパトカーも来ないしもうやりたい放題。自動販売機だけでも億を超える売り上げがあるんだから、そりゃあ美味しいシノギだぞ」

「水であろうと、原子力であろうと、発電所というのは、ダーティ・マニーが循環しなければ出来ないんですね」

「それもこれも、元凶は電気料金が『総括原価方式』で決められているからなんだけどね」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日はAさんに珍しいお話を聞かせていただき見聞が広がりました。それでは本日はこれにて散会いたします。


第157回・記者クラブ楽屋裏座談会

第157回・記者クラブ楽屋裏座談会
 

A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


略して「渡鬼」、「渡る世間は鬼ばかり」は1990年以来、20年以上にわたって人気を博したTVドラマだが、これを昨今の風潮に当てはめれば「渡る世間は嘘つきばかり」となるのではないか。とにかく「そこのけそこのけ大ウソ様のお通りだい」とばかりに、上から下まで、表から裏までウソと名の付く横車を押す輩だらけ。たとえば政治家。ひと昔前ならちょっとした「ひと言」でも自発的に職を辞したものだが、それが今では「ウソも100回言えば〜」式で、大半が判で押したように「強弁・詭弁・開き直り」の三段重ねで逃げ切り。まさしく「カエルの面にナントカ」。本来なら、こうした不条理を糺すのが大新聞の使命のはずなのだが、実態は沈黙どころか太鼓持ち。「長いものには巻かれる」のも恙なく浮世を渡る知恵だが、「社会の木鐸」までが権力に「御意!」を連発してしまっては、存在価値はゼロ。発行部数が年々、減少するのも当然のことだが、にもかかわらず「原点回帰」どころか、今やホテルやテナントビル経営など「新聞も売っている不動産屋」に衣替えというのだから、万事休す。「真実と 人に寄り添う 記事がある」、「新聞で 見分けるフェイク 知るファクト」――乱れに乱れた今こそ、新聞習慣の標語に恥じない紙面作りに奮励努力すべきと(微かな期待を込めて)願う次第だが…。

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「ついこの間までワイドショーの1番人気だった吉本興業問題も、韓国法相疑惑も今では完全に過去の話。代わって『関西電力・3億2000万円賄賂祭り』が大賑わいです」

「『関電 けしからん!』の大合唱だが、要は『贈側のM氏』と『収側の関電』双方持ちつ持たれつのチンチンレース。そのレースで肝腎のM氏が不在なんだもの、死人に口なし。大山鳴動して鼠一匹で終わると思うよ」

「随分と後ろ向きですが、さては営業部からの天の声?」

「下衆の勘繰りは止めて欲しいな(笑)――いくらM氏が特別な力を背景にしていたとはいえ、関電はじめカネを貰った連中は道義的にはアウトでも、法律的にはセーフだろうな」

「とすれば永田町にも届かないんでしょうね(笑)」

「のみならず霞が関然り、福井県庁然り、福井県警然り。噂はあれども、相手が黄泉の国へ往ってしまっては尻尾を掴むのは不可能!――当然のことだ!」

「それにしても不思議なのは、職務としては当然なのですが、果敢にアンタッチャブル的存在のY開発への突撃指令を出した金沢国税局長“英断”です」

「せっかくの金星なのに、当の局長は、なぜか税務調査開始直後に辞職を申し出て、昨年3月にあわただしく退職。いくら定年が迫っていたとはいえ、面妖すぎる退職だったが、当時は佐川国税庁長官が森友問題で集中砲火を浴びていた頃。そんな時に永田町に火の粉が降りかかりかねない脱税を掘り起こしたことで、本庁の逆鱗に触れたんじゃないか?と言われているが、さもありなんだ」

「なるほど!現政権の体質を考えれば腑に落ちる解説です」

「ということは、騒ぐだけ騒いで、関電経営陣が辞職してチョンということになりそうですね」

「『桃太郎侍』では悪党はバッタバッタと斬られるんだが、Bさんの言う通りになると思うよ(笑)」

「せっかく菓子折りの底に小判という、いかにもという小道具も出てきたのに残念だなあ」

「Mさんが渡し上手だったのか、関電役員が貰い下手だったのか――面白い事件だっただけに、トコトン真相を追及して欲しかったけど、現実世界はドラマみたいに勧善懲悪じゃないんですね」

「今は関電だけが炎上していますが、この種の事件は関電だけじゃないでしょう」

「経産省の意向を受けて、関電以外の電力9社は手回しよく調査、早々に潔癖宣言を出したが、大なり小なり、ややこしい事件があるのは常識。特にC電力、Q電力あたりには無いほうが不自然だろう」

「それはそうと、国会で開かれたヒアリング会での日本郵政の鈴木康雄副社長の『NHKは、まるで暴力団と一緒』発言に批判の声が集まっています」

「日本郵政社内でも『いつまで“総務奉行”のつもりなんだろう』っていう話が出たそうだが、振り込め詐欺同様の手法で10万人以上の高齢者を騙したくせに居丈高に居直るなんて勘違いというより、役人の末路の哀れさを感じずにはいられないな」

「取材相手に暴力団呼ばわりされるのも、不偏不党・公正中立・みなさまのNHKを叫んでいるくせに実態は羊頭狗肉。安倍政権の広報機関に成り果ててしまったことでナメられているんじゃないですか」

「ええ恰好しないで、いっそのことHとKを入れ替えて『NKH』(日本官邸放送局)とすれば、とやかく言われないのにね(笑)」

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Bさんの嫌味なオチが決まったところで、本日はこれにて終わりにしたいと思います。不順な天候で夏風邪が流行っています。ご自愛ください。

第156回・記者クラブ楽屋裏座談会

第156回・記者クラブ楽屋裏座談会
 

A:全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者 W:証券会社OB


 現金に小判にコインーーまるで大岡越前守か、水戸黄門(笑)――歴代の関西電力会長ら幹部20人に元高浜町助役から3・2億円!――福島原発事故以来、「悪役」を一手に引き受けてきた東京電力に替って西日本の雄・関西電力が登場、社会紙面で“脚光”を浴びている。報道によれば、カネの流れは、地元の原発関連工事業者の吉田開発→故森山栄治元高浜町助役→関電幹部。普通に考えれば、関電から発注される原発工事の見返りとして業者から徴収した“袖の下”を地元の実力者である元助役が“配達”したというシンプルな構図である。
 森山氏は「町長の懐刀として原発反対派を説得した、関電にとっては大恩人で以来、長年にわたって発注される原発工事の差配役として活躍してきた」(全国紙記者)御仁。関電からの工事額は2011年からの累計で5200億円以上と膨大で、なるほど差配のし甲斐がある金額である。
 それにしても情けないのは、いかに“特別な力”を持っているとはいえ、慣習的に黒いカネを受け取った歴代の関電幹部たちである。記者会見で岩根茂樹社長は「一時的に預かっていただけ」、「儀礼の範囲内以外は返却した」、「発注のプロセスや金額は適正で便宜供与は断じてなかった」、「既に所得税の修正申告は済ませた」と、苦しい弁解を連発したが、誰が見ても「死人に口なし」を前提にした戯言。
 こんな卑怯未練な人物が、関電のみならず電力会社の元締めである電気事業連合会の会長というのだから世は世紀末である。…嗚呼!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「話題は被りますが、関電疑惑には開いた口が塞がりません。上納金の原資は総括原価方式で積算された電気料金。その上前をピンハネするなんて絶対に許せません(激怒)」

「まったくです。山根社長の会見を見ていると、経営努力不要の独占企業たる電力会社のトップなんてエテ公で十分と実感しましたよ(笑)」

「怒り心頭のBさんの気持ちは分かりますが、特捜部は事件にするのでしょうかね?」

「う〜ん、どうかな? 立件するとすれば収賄罪か特別背任なんだろうが、肝腎の森山氏は既に石の下。腹は立つけど、難しいだろうな」

「ましてや発覚のきっかけになったのは検察の兄弟分の大阪国税局の税務調査だし、わざわざ修正申告を済ませたとコメントしていた山根社長は続投宣言。精々が電事連会長職の返上で幕引きだろう」

「日頃は、ナントカのひとつ覚えみたいに、やれコンプライアンスだ、それガバナンスだなんて言ってるくせに…(怒)」

「笑っちゃうのは関電のCMソングですよ。――♪手をつなごう 一緒に笑おう 友達になろう♪――関電・差配役・工事業者と“原発砦の3悪人”の歌ですよ(笑)」

「いずれは政治家や役人にも火の粉が波及、3悪人じゃなくて5悪人になるんじゃないですかね(笑)」

「笑っちゃうといえば、『(関電の)八木さんも山根さんもお友だちだから、うっかり悪口も言えない』と関電疑惑について聞かれた中西宏明・経団連会長のコメントだ。本来、友情を大切にするのはいいことだが、経団連の会長たる要職にある人物が口にするようでは……」

「中西会長は、日米貿易協定についても『バランスの取れた合意』と絶賛したり、消費税増税についても『よく分からん』とすべてがトンチンカン。齢72にしてちょっとアルツ気味じゃないのか」

「経団連は安倍政権のヨイショ団体ですから仕方ありませんが、いくらボケてても、『友達だから〜』はナシですよね」

「ところで、関電事件で埋もれてしまいましたが、先週の『しんぶん赤旗』が、保育助成金詐欺事件について、川崎大資被告(WINカンパニー代表」と秋元司・内閣府副大臣“癒着”ぶりを一面で取り上げていました」

「秋元代議士は、今年5月の国会答弁で『川崎被告とは5〜6年会っていない』と答弁していたが…」

「同紙には、2017年6月のパーティで撮った写真が掲載されていましたから(秋元氏の)5月の答弁は明らかに虚偽。怪しい関係でなけれ、こんな答弁をする必要もないと思いますが…」

「とにかく川崎(塩田)は“場面使い、名前使いの稀代の達人”だからなあ。カネに節度のない秋元代議士をあたかも“絶対の配下”のように仮装するのは朝飯前だろう」

「いくら脇が甘いと言っても、当時の秋元代議士は、企業主導保育型保育所を所管する『子ども・子育て支援担当』のトップなのですから、その威光は絶大。しかもまだ審査中なのに、川崎被告は『助成金が出ることが決定した』と吹聴していたそうですから“普通”の関係じゃないですよ」

「しかし、『備えあれば憂いなし』。キチンと政治資金報告書に記載しているように“受け身”にかけては天下一品の秋元センセイだからな(笑)。簡単にはボロを出さないと思うよ」

「やれやれ。どんな事件も、すべてが疑惑止まりでウヤムヤ。ホントに令和の日本は、政・官・財・報、あらゆる面で最悪、最凶の時代になりそうですね」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「木の葉が沈んで石が浮く」――不条理が大手を振って歩く時代です。本日も人間の進歩の無さを嘆きつつ、これにて終わりたいと思います

 

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