【敬天新聞社より】
このコーナーでは、各方面で活躍されておりますジャーナリストや情報通の方々に、座談会形式で好きなように語って頂きます。
何かの理由でお蔵入りになった話などを好き勝手に語って頂き、「社会正義の実現 」に貢献できればと考えております。

【A:全国紙記者  B:週刊誌記者  C:民放TV記者  D: フリー記者】代表挨拶
―『敬天新聞』の軒下三寸借り受けまして新しいブログを開設することになりました。「夜討ち朝駆け」の毎日、ご多忙中とは存じますが、諸般の事情で書けなかった記事、既に報道された記事の裏話、あるいは陽の目を見ることなく埋もれてしまった事件など、タブーに臆することなく談論風発、大いに内幕を暴露して戴きたいと思います。
第55回・記者クラブ楽屋裏座談会

第55回・記者クラブ楽屋裏座談会

全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者
E:風俗誌記者


――有言実行といえば聞こえはいいのですが、"傍若無人大統領"の相変わらずの指先コメントが連日、世界を騒がせています。そういう情勢の中、我らが安倍首相は、さながら"下駄の雪"と揶揄されるほどに何でもイエッサー。今週末には訪米、トランプ大統領とゴルフに興じるとか。それはそれで意義のあることなのでしょうが、国内に目を転じれば、たとえば衆院予算委員会の共謀罪に関する質疑ひとつとってもシッチャカメッチャカ。悪徳奉行丸出しのご面相の法務大臣が答弁に窮した挙句、質問回避を懇願する文書を配布するなど、幼稚園児でも嗤ってしまう醜態の連続です。本来なら、こうした政府のデタラメさ加減を徹底的に追及しなければならない大メディアは、悲しいかな、見事に自己規制のオンパレード。「治にあって報道の自由を声高に叫び、乱にあっては沈黙を守る」――さながら戦前回帰の様相を呈しつつあります。我が国の報道の自由度は、2010年には11位だったのが、昨年は72位に急降下。おそらく今年は3桁になるのでは?と指摘するムキも少なくありません。こんな体たらくで、北朝鮮がどうの、中国がこうの、と批判する資格はないと思いますが、如何でしょうか。なお、Dさんは未だインフルエンザが快癒せずということで本日も欠席ですが、よろしくお願いします。


「恐るべし百合子旋風!――注目の千代田区長選は、気持ちが良いほどの大差で現職の石川雅巳候補が勝利しました」

「選挙前から石川氏の当選は確実視されていたが、まさにぶっちぎり。与謝野 信候補の3.4倍もの票を集めて当選するとは…」

「与謝野晶子の孫、与謝野馨の甥という"ブランド"も小池知事の勢いの前では形無し。泡沫扱いの五十嵐立青候補と変わらない得票では、可哀そうに赤っ恥を掻くために立候補したようなものだな」

「与謝野氏は必死の形相で『代理戦争ではない』と訴えていましたが、小池都知事は、あっさりと『これは代理戦争です』と宣戦布告。マスコミの扱い方を知り尽くした手法はさすがでした」

「『満つれば欠ける』のが世の習いとはいえ、あれだけ"都議会のガン"扱いされては、ハナから勝ち目ナシ。ドンの引退は確実ですね」

「引退だけで済めばいいが、"百合子砲"の追撃は、これで撃ち方止めとはならないだろうな」

「どういう意味ですか?」

「都庁関係者によれば、『豊洲への移転はほぼなくなった。既に水面下で大手物流会社と売却交渉を始めている』とのこと。仮に成約すれば、相当な売却損が出るのは確実なだけに、その批判を豊洲市場建設に関係した歴代知事や都議会議員のせいにするためには、ここで手を緩めることはしないだろう」

「ところで、第三の男として突然、名乗りをあげた五十嵐朝青候補ですが、勝ち目もないのに立候補した目的は何だったのでしょうか?」

「昨年、つくば市長選で実弟の立青氏が当選したことで、後に続けとばかりに奮起したのでしょうか?」

「まさか。次を狙った"顔見せ出馬"だろう。その弟にしても、市長選の前に自身が代表を務める障害者施設の補助金をめぐって『詐欺だ、ヘチマだ』と騒がれたが、五十嵐家は政治家を"家業"とするつもりかもな」

「『しがらみがない』といえば聞こえは良いが、政治の役目は、理想を語ることではなく、諸々の利害を調整することだ。それなのに人情の機微が分からない素人が、就活のつもりでイージーに立候補する風潮が政治の劣化に拍車をかけているんじゃないかな」

「以前、政治塾を主宰している人物に取材したことがあるのですが、『県議なり、市議なりに当選した後で、ウチに学びに来る生徒が多い』と笑っていましたよ」

「その塾では、どんなことを教えるのですか」

「県政、市政に必要な知識を学びに来るのならまだしも、『イランはどこですか、国連とは何ですか』など小学生並みの講義でも、頭を抱える塾生が多いと呆れていましたね」

「ところで、5選を果たした石川雅巳区長だが、小池都知事の応援のお陰でクリーンなイメージに包まれているが、元は都庁官僚。かつてはドンの盟友として石原氏の腹心・浜渦武生元副知事の追い落としに加担した策士だ。その後、ドンとも利権のもつれで袂を別ったことで、今回は小池都知事が担ぐ神輿に乗ったが、お世辞にも『都民ファースト』の具現者とは言えないな」

「75歳の古狸でも"百合子マジック"にかかれば、たちまちにして"都民の味方"なんだから、ホント、バカバカしい限りだが、これが政治の実態だよ」

「『政治家を見たら嘘つき』と思えですね」

「『嘘つきは泥棒の始まり』ですよ」

「とすると、三段論法で『政治家を見たら泥棒と思え』となりますが…」

「それも税金泥棒だな(笑)」

――今夜は格別の寒さです。くれぐれも風邪を引かないように気をつけてください。ご苦労様でした。

| 記者クラブ楽屋裏座談会 | 08:45 | comments(0) | -
第54回・記者クラブ楽屋裏座談会

第54回・記者クラブ楽屋裏座談会

全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者 E:風俗誌記者

――「アメリカ第一主義」を掲げて言いたい放題、連日のように米国・トランプ大統領の期待を裏切らない暴れん坊ぶりが報道されています。まるで、これまでの常識を根底から覆す横車を押すかのような"つぶやき"が、世界中にさらなる混迷をもたらすのは必至の情勢です。もちろん我が国に対しても無理難題をふっかけて来るのは明らかで、「株が騰がった、騰がった」と調子に乗っていると、足許をすくわれかねないことを肝に銘じておくべきでしょう。前置きはこれぐらいにして、本日もよろしくお願いします。なお、今日のメイン・プログラムは、昨年末から延び延びになっている『千本桜リゾート』についてのレポートの予定でしたが、先程、Dさんからインフルエンザでダウンとの連絡がありました。恐縮ですが、別の話題に差し替えて頂きたくお願いします。

「夜な夜な、ふらついている俺ががピンピンしているのに、健康自慢のDさんが真っ先に罹るとは、バカは風邪をひかないというのは、やっぱり本当だな(笑)」

「もしそうなら、私が一番最初に罹らなきゃいけないはずなんですが…(笑)」

「冗談にしろ、そこまで言い切れるなんて、Bさんもどこかの国の総理大臣みたいだな(笑)」

「そのどこかの国の総理大臣については、トランプ大統領関連のニュースに押されてほとんど取り上げられませんが、大手メディアによる世論調査で軒並み60%以上の支持率とか?一体、どんな調査をすれば、あんな数字が出てくるのか、不思議でなりません」

「私なんか、今まで、ただの一度も調査を受けたことがありませんよ」

「余計なことを言ったばかりに、俺にお鉢が回って来てしまったな(笑)――詳しいことは分からないが、我が社の場合、原則電話でいくつかの質問をして意見を聞くことにしているみたいだよ」

「我が社と仰いますが、どうせ関連会社か、下請け会社に丸投げしてるんじゃないんですか?」

「よく知ってるじゃない(笑)。今日のEさんは、俺に恨みがあるような嫌な目つきだな(笑)」

「別にそんなつもりは毛頭ありませんよ(笑)。しかし、携帯電話が氾濫している今の時代、固定電話も少なくなってるし、ましてや日中、家庭にいるのは老人ばかりでしょう」

「言われてみれば、そうだよな」

「他人事みたいに言っちゃって…(笑)。それならそれで、調査した相手の年齢分布もキチンと言わなきゃおかしいですよ」

「Dさんが欠席したおかげで集中攻撃だな(笑)。ごもっともです」

「そもそも、世論調査って、何人ぐらいに電話を架けるのですか?」

「600人に当たれば、一応の傾向が出るといわれているから、中には答えてくれない人もいるだろうから、電話を架けるのは2000人ぐらいじゃないかな」

「要するに、世論調査の数字というのは『昼間在宅している600人の老人の意見』というわけですね」

「老人なんて質問の仕方で簡単に誘導できるし、せっかく電話を架けて来たんだからって迎合的な答えを出しそうだし…。それを、まるで年齢を問わず、『支持率は○○%です』なんて発表するのは、嘘ではないにしろ、実態を表しているとは思えません」

「一言もありませんな(笑)。俺が社長なら即刻、そんな世論調査を即刻、中止するのだが、『寄らば大樹の陰』を社是とする今の上層部に、そんな英断は望むべくもないな(笑)」

「世論調査のデタラメさはともかく…」

「Aさんのところだってウチと同じ手法で調査してるくせに、俺がBさんやEさんに苛められている時は沈黙の行なのに、今になってシタリ顔でしゃしゃり出てくるなんて狡いよなあ(笑)」

「いやいや、そんなつもりは(笑)。――真面目な話、そのどこかの国の総理大臣だけど、振り返ってみると、これまでの在任期間中、華々しいスロ−ガンの割には、アベノミクス然り、TPP法案然り、マイナス金利然り、伊勢志摩サミット然り、プーチン会談然り、拉致問題然り、その他諸々。成果らしい成果は何も残してないよな」

「そうですよね。やったことといえば、戦争法、年金カット法、それで現在は共謀罪。それなのに支持率60%超は、やっぱり変ですよね」

「今さらながらの話ですが、トランプ大統領が離脱を表明したTPP法案をどうして強行採決までして通したんですか?」

「アベノミクスの成長戦略の柱だと言い切ったことと、側近の甘利明担当相の収賄疑惑をウヤムヤにするための強行採決だろう。また、カジノ法案にシャカリキになったのも、TPPに代わる成長戦略の腹積もりだし。とにかく失敗しているのに、それを認めないし、すかさず次々と耳障りのいいアドバルーンを上げるのだから、国民は幻惑されてしまうんだろうな」

「鳴り物入りのプーチン会談も中身なし、衆参同時選挙のために世界経済危機を煽った伊勢志摩サミットも不発、拉致問題なんて完全に埋没。手形は全部不渡りだ」

「そんな状況で『一億総活躍時代』、『待機児童ゼロ』を口走って涼しい顔。掴みどころがないだけに厄介です」

「ある意味、トランプ大統領の暴言連発の恩恵を一番こうむっているのは、どこかの総理大臣かもしれませんね」

「その総理大臣が次に突進しようとしているのが、憲法改正だ。その障害になると思われた天皇陛下の生前退位問題は、ちゃっかりと有識者会議に任せて、責任を回避。どんな結論が出ようと、我関せずを決め込むつもりだろうが、実に老獪な作戦としか言いようがないな」

「国内外の諸問題を見渡せば『時代が段々悪くなる』ことは既定のコースだ。今こそ、我々マスコミがフンドシを締め直さなきゃとは思うけど…」

「銭湯の暖簾?――期待しないで検討を祈っています(笑)」

――来週はDさんも復帰すると思いますが、皆さんもインフルエンザにはくれぐれも気をつけて下さい。それでは、今日はこの辺で…。







 

| 記者クラブ楽屋裏座談会 | 09:15 | comments(0) | -
第53回・記者クラブ楽屋裏座談会

第53回・記者クラブ楽屋裏座談会

全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者 E:風俗誌記者

――先週20日、「アメリカ ファースト」を掲げるドナルド・トランプ氏が第45代米大統領の座につきました。それにしても就任式当日に1000人を越える反対デモ行進とは、さすがはアメリカ!(笑)。三本の矢、TPP、北方領土など度重なる失政にもNO!と言うことなく唯々諾々と「お上」の言うことに従うどこかの国とは大違い。その健全さには、かえってすがすがしさを感じます。
前口上はこれぐらいにして、本日もよろしくお願いします。


「本論の『千本桜リゾート疑惑』に入る前に、前回同様、まずは長老のAさんに一席お願いしたいのですが…」

「おいおい、年齢もそう違わないのに長老扱いはないだろう(笑)」

「腰抜けばかりの全国紙記者の中にあってAさんは例外中の例外。重要無形文化財なみの地獄耳は、我々にとっては尊敬できる先輩ですよ」

「おだてても、そうそうビッグなネタはないよ」

「Aさんの名は『書かない大物記者』として業界でも有名ですもの」

「それは買いかぶりだよ。『書かない』のではなく『書けない』のだよ。昔みたいに裏付けさえしっかり取れば自由に書けた時代と違って、今では絶対の自信作でも名誉棄損訴訟に腰が引けて"原稿チェック委員会"がノーと言えばノーなんだから、結果的に当局が発表した事件以外は書けないというのが実情だ」

「どうも最近の新聞に情熱が感じられないと思っていましたが、そういうことですか。ジャーナリスト失格ですね」

「ハハハ。社会の木鐸どころか、今じゃ"当局の回覧板"だよ(苦笑)。記者なんて他人のアラを探してナンボのヤクザな商売なのに、それをジャーナリストなんて気取るから、どうでもいい記事ばっかりになるんだよ」

「新聞なんて少し前までは、インテリが作ってヤクザが売ると言われてたし、オマケに押し紙で販売店いじめ。斜陽になったのも当然だな」

「テレビ業界はどうなんですか?」

「偉そうなことを言ったけど、我々の業界も新聞と同じだ。お笑い番組やワイドショー、最近はニュース番組にまで安物の芸人を並べるなんて狂気の沙汰。その合い間に流すのが番宣、再放送、タイアップ。これで面白いはずがないじゃないか!」

「テレビを報道機関なんて見ちゃいけないんですね」

「もちろんだ(笑)。それでも新聞より有利なのは、新聞はお金をださなきゃいけないのに、テレビはスイッチさえ入れれば映るんだから、内容はともかく、時計代わりについつい観てしまうからなあ」

「新聞がなくなることはないけど上がり目はなし。時計代わりのテレビは不動産屋か、興行会社になるのが関の山。週刊誌も芸能人のスキャンダルと老人のセックスばかりでジリ貧。もはや我が国では硬派のジャーナリズムは絶滅危惧種の仲間入りしたと言っていいかもよ(笑)」

「さてさて、このままでは業界の愚痴を飛ばしだけで時間がなくなってしまいます
Dさんのレポートの前に、目の覚めるようなネタはありませんか?」

「昨年から東京地検特捜部が、未だ容疑名も明らかにせず捜査を進めている『豊田建設事件』だけど、顧問のS氏が死亡したことで腰砕けになったと思いきや、その後もK組やM創研、N環境など気仙沼のがれき処理に関わった業者の事情聴取を続けている。となればターゲットはスーパーゼネコンのT建設以外にないと思うのだが、Aさんはどう見ているの?」

「T建設のD副社長に照準を当てているのは事実だが、特捜部は関西ヤメ検の大物・O弁護士とD弁護士の『T町がれき不法投棄揉み消し事件』にも触手を動かしているようだぞ」

「このところピュアコーポレーションの仲田友良の顔色が冴えないようですけど、何かあったのですか?」

「噂ですけど、『GS福島事件』や『銀座九龍事件』で世話になった広域暴力団の借金を踏み倒した件で追い込まれているようです」

「仲田は、例の『新橋4丁目事件』でも重要参考人扱いだし、近々にも逮捕されるのでは?と指摘する関係者もいるし…」

「『渋谷・松濤地面師事件』も事件化するのではと言われています」

「あのう、私のレポートは来週回しでいいですから、このまま話を続けましょうよ」

「OK!」

「証券取引等監視委員会(SESC)がどうしても事件にしたいと粘っていた『東芝事件』ですが、東電同様、特捜部はボツにしたみたいですよ」

「マジかよ!あれが事件でなければ何が事件なんだよ」

「日本は法治国家でなくて、犯罪放置国家なんだから…(笑)」

「『甘利事件』然り、『ドリル事件』然り。政治家や大企業の事件をスルーして恥じない特捜部なんて無用の長物以外の何物でもありません」

「SESCといえば、大掛かりなガサ入れをした『Mグループ事件』は、その後まったく音沙汰ありませんけど…」

「大山鳴動ネズミゼロ匹じゃあ、シャレにもなんないよ」

「さすがにMグループはやるだろう。大体、あの種の事件は解明に6ヶ月ぐらいかかるからな」

「それはそうと、さっきの『豊田建設事件』の火付け役となった松山のH女史もMグループとは一時、盟友関係にありましたけど、今は犬猿の仲になったとか?」

「カネが命の婆さんだからな。カネになると思えば誰とでも組むし、儲からないと思えば、あっさりと縁切り。究極のサゲマンだよ」

「本人はアゲマンのつもりらしいけどな(笑)」

「今は亡き大村某と長年、コンビを組んでいた女流事件屋だもん。並みの男じゃ、歯が立たないよ」

「最近また、一度は縁を切った篠原某とくっついているらしいけど、歳を食ったオンナというのは厄介だな」

「ガンになったのも積年の悪行の報いですね」

――Dさんには申し訳ありませんでしたが、盛り沢山の話題で大変面白い座談会でした。来週はDさんのワンマンショーをお約束して本日はこれにて終了したいと思います。



 

| 記者クラブ楽屋裏座談会 | 09:19 | comments(0) | -
第52回・記者クラブ楽屋裏座談会

第52回・記者クラブ楽屋裏座談会

全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者 E:風俗誌記者

――この冬、一番の寒さの本日、わざわざ足をお運びいただきありがとうございます。正月気分も明けぬまま、1月もはや中旬。大きな事件はありませんでしたが、こんな時こそ要注意、嵐の前の静けさかもしれません。さて、いよいよ今月20日にはトランプ大統領が誕生します。選挙前から「アメリカファースト」を掲げ、「指先ひとつ」で世界中を翻弄してきたトランプ氏の思考パターンは常に二者択一。敵か、味方かを峻別、たとえば記者会見の際も自分に都合の悪い記事を書くメデイアの質問には答えないという態度は、ホンネなのか、それとも耳目を集めるためのお騒がせパフォーマンスなのか、あるいは世間の反応を探る三味線なのか。もし相次ぐ傍若無人な言動がホンネだとすれば、一抹の不安を覚えずにはいられません。文明は進歩しても、人間の脳は、太古の時代からほとんど変わらぬままです。過去の歴史によれば、他人の批判に謙虚に耳を傾けず、天上天下唯我独尊。権力を欲しいままにした独裁者が行き着く先は「戦争」です。果たして、トランプ大統領は「戦争請負人」の使命を帯びて登場してきたのか。
「アメリカが風邪を引くと、日本が肺炎になる」という構造は今も不変です。良くも悪くも2017年は混乱必至でしょう。"暴れん坊大統領"の一挙手一投足には寸分も目が離せません。――冗漫な話で前置きが長くなりました。それではよろしくお願いします。


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「今日は、昨年末から持ち越しの『千本桜リゾート疑惑』をメインテーマに、その他諸々の話題という、いつものパターンで進めたいと思います」

「じゃあ、メイン・レポーターのDさんの前に前座として、その他諸々の話題の先陣を切って、今や『大門のA級仕事師』として知られる今井 洋の近況から…」

「今井が、また何かやったのですか?」

「またどころか、今井にとって事件は日常茶飯事。本人も、トラブル案件をいくつ抱えているか、分かっていないんじゃないかな?(笑)」

「息をするように嘘をつく今井に、最近"大門の古キツネ"という仇名がついたそうですよ」

「本物のキツネでも、今井ほど嘘はつかないだろう(笑)」

「関係者によれば、G商事(江戸川区)からつまんだ4000万円の返済をめぐってトラブルになっているのだが、借用証書の名義人が、例によって側近の板垣政則という図式でG商事も攻めあぐねているらしいんだ」

「カネそのものは今井の手に渡っているのに、証文では板垣が債務者。確か、銀座中央ビルでも同じような形で東京ソックスから2000万円ほど引っ張っていましたが、なぜ板垣は、唯々諾々と、こんなバカなことをするんですかね」

「今井とはお神酒徳利。切っても切れない腐れ縁でつながっているからなのだろうが、キツネ野郎は、盾代わりに板垣を置くことで自分自身が直接、詐欺の加害者になるのを防いでいるんだろう」

「それなりのリスクを負うからには、板垣は今井から分け前をせしめているんだろうが、海千山千が跋扈する世界で、こんな小手先の技でシノいで来たんだから、か弱そうな顔をしているが、板垣も結構、したたかな人間なんじゃないか」

「最近は、分け前をめぐって袂を別ったという噂もあるが、カネだけでつながっている2人だけに、いつヨリを戻すか分からないけどな」

「しかし、G商事も錚々たる人物が役員に名を連ねているのに、どうして4000万円も貸したのでしょうかね」

「よほど妙味のあるプロジェクトをぶらさげられたんだろうが、相手は今井=板垣コンビなんだから脇が甘すぎるわな。しかし、ヘタに追い込むと、今井は待ってましたとばかりに110番するからな。狡いというか、古キツネの仇名は誰が付けたか知らないが、ピッタリだよ(笑)」

「今井=板垣コンビの"余罪"については、近いうちにまた取り上げるとして、本題の『千本桜リゾート事件』に移ろうと思いますD。さん、よろしく…」

"大門組"は今井=板垣の2人だったが、千本桜リゾートは、岡崎俊城=中津史郎=菅沼栄の3人組だ。3人寄れば文殊の知恵というが、この3人組の足跡は、それこそ真っ黒クロスケ。100人に聞けば100人が、『こんな輩が、ノウノウと娑婆の空気を吸っていること自体、不思議だ』と首をひねるが、一体、どうなってるんだろうな」

「昨年末は、東北大震災でゴルフ場が事実上、クローズを余儀なくされたことで、5億円の貸付債権を持つオリックスの提案で、ホテルを高齢者向けサービス事業に利用することで合意。オリックスからの借入金を圧縮する方便として、売却したというテンプラ契約書を作成、マーサキャピタルの名義をJSOフロンティアに変更したところまでお話しました」

「要するに、実質的な所有者はマーサだが、オリックスからの借入金を圧縮するために登記簿上はJSOに移ったという形にしたわけだ」

「実際にカネが動かないデタラメな所有権移転でもオリックスは納得したのかね?」

「オリックスですからね(笑)。そのあたりは阿吽の呼吸でしょ」

「それで5億円が幾らに圧縮されたのですか?」

「マーサの所有者の福田一によれば『1億程度に減額してもらえないかと交渉したところ、結局1億4000万円で話がついた』そうですが、オリックスから年利14%という付帯条件がついたことで交渉は決裂、圧縮は不首尾に終わりました。ところが、それを前提に作成された(マーサとJSOの)売買契約書はそのまま。名義だけがJSOに移ってしまったのです」

「つまり、圧縮のために必要な"仮初の小道具"が真正なものとして、所有権者がJSOになってしまったわけですね」

「圧縮が不発に終わったのだから、普通なら名義を移転する必要はなかったのに易々とJSOに変更するなんて、福田は異議を唱えなかったのかね?」

「福田はお坊ちゃん育ちで、人の好いところがあるから、そこにつけ込まれたのでしょうが、それも岡崎の華麗なる経歴に目が眩んでしまったのでしょう」

「そりゃあ、そうですよね。学習院卒、父親は元衆院議員、倒産したとはいえ、日本航空元常務という肩書は、金看板ですからね。その元常務が白昼堂々、詐欺師の片棒担ぎをするとは、福田でなくても引っかかるかもしれませんね」

「過去の華々しい経歴を吹聴、ややこしい会社の役員や用心棒になって糊口をしのぐ"平手造酒"みたいな『元大物』が多いが、岡崎もその口だな」

「さっきのG商事にも、古巣の銀行の古傷を暴露してベストセラー作家になったKが副会長職でいましたよ」

「その後のゴタゴタは、テンプラ売買契約書によって所有権を獲得したJSOが、自己の金策用担保としてあちこちに振り撒いたことで生じたわけですが、そりゃあもう、デタラメ一杯、詐欺満載。いちいち述べれば胸糞が悪くなりますが、次回から詐欺師トリオ・岡崎=中津=菅沼の所業をひとつひとつ解説したいと思っています」

――Dさんのレポートも佳境に入ってきました。次回を楽しみにしています。次週の座談会の後でささやかな新年会を予定しています。本日はこれにて…。

 

| 記者クラブ楽屋裏座談会 | 07:26 | comments(0) | -
第51回・記者クラブ楽屋裏座談会

51回・記者クラブ楽屋裏座談会

全国紙記者 B:週刊誌記者 C:民放TV記者 D:フリー記者 E:風俗誌記者

――新年明けましておめでとうございます。新年会殺到でご多忙の折、わざわざ足をお運び戴きありがとうございます。
さて、今年の干支は「丁酉」(ひのと とり)。「丁」は「新旧勢力の衝突」を、「酉」は「甕」(かめ)の中の麹が発酵しつつあることを表しています。
つまり「丁酉の年」は、「何事もスムーズに進まないことで、地球規模で自分さえよければ良いという風潮が蔓延し、道徳や倫理を無視した利己的な行為が横行する不安定な年になりやすい」とされています。
こうした予兆は既に昨年から表れていましたが、今年は米国、ロシア、中国などの傍若無人な行動が本格化しそうな気配です。
もちろん、日本もその渦に巻き込まれるのは必至。これまでの常識では測れない事件が頻発する可能性が濃厚です。
果たして、この2017年はどんな年になるのでしょうか?Aさん以下、皆さんに簡単に抱負をお伺いしたいと思います。


「大きな事件、事故もない穏やかな正月だったが、こんな年は政・官・財、足並み揃えて大荒れになるものだ。『他人の不幸は蜜の味』――あまり平穏だと"ヤクザ稼業"の我々はメシの食い上げだ。今年は忙しくなるぞ」

「年末に2人目の子どもが生まれたし、このまま静かな年になればいいのにと期待しているのですが、Aさんの予想は当たるだけに嫌だなあ(笑)。」

「敏腕記者が何を甘いことを言ってるのですか(笑)。Aさん同様、私の経験からも滑り出しが良い年に限って大きな事件が起こるものです。お誂え向きに干支も波乱を暗示しているようですし、気合いを入れて頑張りたいと思っています」

「内外の波乱要因なんかないかのように、トランプ効果に浮かれて日経平均株価は20000円間近。世の中全体が浮かれている雰囲気だが、その株価にしても日銀の買いによる、いわば官製のインチキ相場だけに化けの皮が剥がれるのも時間の問題だ。前半はそこそこでも、後半はドスンと来るんじゃないかな」

「『事件は時代を映す鑑』――表の世界も裏の世界も、今までの常識が通用しないデタラメすぎる事件が多発しそうな年は大歓迎。特ダネをガッチリ掴んで風俗記者を卒業したいと思っています」

「冗談言っちゃあダメだよ(笑)。『世の中は 駕籠に乗る人 担ぐ人 そのまた草鞋を作る人』――余人をもって代えがたい"風俗誌のエース"が、そんなことを言ってはイカンよ。私で良ければ、いつでも替わってあげるよ(笑)」

「ウチの外信部のデスクが、この前の飲み会で『今年は戦争が起きそうだ』と張り切っていたが、どうなんだろう」

「Cさんところの外信部は失礼ですが、もっぱら物見遊山気取りの木偶の坊ばかりという評判です(笑)。小競り合いはあっても戦争までは行かないんじゃないですかね」

「木偶の坊云々は否定しないが、米・中・露の昨年からの動きは、中東か、朝鮮半島で衝突があってもおかしくないキナ臭さだぞ」

「地球は狭くなったし、どこで戦争が起こっても、日本だって安閑としていられません。『いつか来た道』――弱肉強食の次に待っているのは恐慌。戦争だけはご免です」

――昨年末以来、積み残しの「千本桜リゾート事件」は次回にDさんに解説して戴くことにして、分野は問いません。各人が注目している事件を教えて下さい。

「色々あるが、政治だな。アベノミクスもデフレ克服も失敗。統計数字をいじくってごまかしているが、賃金・年金は減るのに税金は増えるばかり。弱肉強食の政策ばかりなのに、なぜか支持率は60%という奇妙な政権がいつまでももつはずがない。加えて強行採決までしたTPPもトランプの当選でパーだし、日米安保の要諦を為す普天間基地問題もグダグダ。懸案の北方領土返還、拉致問題はまったく進展なし。修復されたはずの韓国との関係も元の木阿弥。内外にこれだけの悪材料が揃えば、さすがに我慢強い国民も堪忍袋の緒が切れてもおかしくないだろう。鬱積した不満の捌け口として衆議院を解散しなくては収まらないのではないか」

――解散には大義が必要だと言われますが…。

「大義なんか憲法改正でもハチの頭でも構わない。敢えて名付ければ『ガス抜き解散』。化けの皮が全部剥がれる前にどこかでガス抜きのための解散を考えていると思うな」

「私も政治だが、7月に選挙を控えた都議会だ。評価は相半ばする小池都知事だが、パフォーマンスと横文字並べに卓越した彼女の乾坤一擲の勝負が吉と出るか、凶と出るか。『眩しさの背後には漆黒の闇がある』――東京が変われば地方が変わるだけに、単なる野次馬根性ではなく、日本全体の今後を占うためにも腰を入れて取材したいと考えている」

「高尚なテーマはAさん、Cさんにお任せするとして、私は自殺者が3人も出ている『大成建設=陰山組=未来総研=豊田建設』をめぐる疑惑について、N代議士、S代議士、Y元代議士、D副社長、M元県議など震災復興工事のドサクサに紛れて甘い汁を吸った頭の"黒いネズミ"の悪行を中心に取材したいと思っています」

「今年のテーマは、昨年に引き続き『事件屋・詐欺師・地面師撲滅』です。乞、ご期待です」

「恥ずかしながら今年は、縄張りの(笑)『夜の世界の破廉恥紳士たち』(仮題)と、いささか場違いですが『小説・富士薬品』を出版するべく目下、集めた資料と取材メモを整理しています」

――すごいですね。出版社はどこなの?

「『夜の〜』は内容が内容だけに未定ですが、『富士薬品』の方は当欄でお世話になっている敬天新聞社さんからと考えています」

――楽しみにしています。Eさんの作家デビューという香ばしい抱負が出たところで本日はこれにて終わりたいと思います。来週からはいつものスタイルでよろしくお願いします。

 

| 記者クラブ楽屋裏座談会 | 09:00 | comments(0) | -